統計11 令和7年労働力調査

2026年04月01日

昨日の3月31日に労働力調査が出ましたので、「ランチタイム・スタディ2026統計数値」の第108回は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の調査記載内容です。
ここはお待ちかねの箇所ではないでしょうか。



労働力人口の動向

【労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要】


(1)労働力人口 ―― 労働力人口は47万人の増加

労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)は、2025年平均で7,004万人と、前年に比べ47万人の増加(3年連続の増加)となった。

男女別にみると、男性3,805万人と5万人の増加女性3,200万人と43万人の増加となった。

また、15~64歳(生産年齢人口に当たる年齢)の労働力人口は、2025年平均で6,044万人と、前年に比べ33万人の増加となった。


労働力人口 男女計


労働力人口 男女別



<コメント>

・労働力人口の定義は、「15歳以上」人口で「完全失業者」が含まれる点に注意が必要です。(「18歳以上」や「20歳以上」ではありません。)

・労働力人口は約7,000万人(男:約3,800万人、女:約3,200万人)と、覚えやすい数字です。できれば、生産年齢人口に当たる年齢の労働力人口の約6,050万人まで覚えておきたいところです。(ここは、たとえば、労働力人口の場合、5,000万人台や8,000万人台の数字で出題された場合に誤っていることがわかればいいです。)

・労働力人口は男女とも増加していますが、特に女性の伸びが大きいです。

<覚えておきたい他の用語>
・「生産年齢人口」・・・ 年齢別人口のうち、生産活動の中核をなす年齢の人口層を指し、日本では15歳以上65歳未満の人口が該当する。
・「年少人口」・・・15歳未満の人口
・「老年人口」・・・65歳以上の人口
・「被扶養人口」・・・「年少人口」と「老年人口」をあわせた人口


<労働力調査について>
・本来、労働力人口などの調査は、全体の根幹にかかわるものですので、できれば最初のうちに学習しておきたい項目です。今までのランチタイム・スタディでは、早めの時期(2月頃)に掲載していましたが、一昨年から労働直調査の結果の概要の公表が3月末になりました。(e-statは1月末から2月半ばに公表していますが、その「結果の概要」の文章の公表が昨年から遅くなっています。)このため、4月1日からの掲載としました。


次回もがんばりましょう。



2026年04月02日

「ランチタイム・スタディ2026統計数値」の第109回は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の調査記載内容です。


労働力人口の動向

【労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要】


(2)労働力率(労働力人口比率)――労働力人口比率は0.5ポイントの上昇

労働力人口比率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)は、2025年平均で63.8%と、前年に比べ0.5ポイントの上昇(5年連続の上昇)となった。

男女別にみると、男性71.7%と0.2ポイントの上昇女性56.4%と0.8ポイントの上昇となった。

また、15~64歳の労働力人口比率は、2025年平均で82.2%と、前年に比べ0.7ポイントの上昇となった。


<コメント>
・労働力率は6割を超えていますが、15~64歳の労働力人口比率は8割を超えています。

・男性の労働力率は、7割超え、女性の労働力率は約5.5割ととらえてください。ここでは、女性の労働力率は5割超え、労働力率は6割超え、男性の労働力率は7割超え、生産年齢人口の労働力率は8割超えと押さえておきましょう。

・労働力人口比率は、労働力率ともいいます。どちらの用語であっても同じ意味です。



次回もがんばりましょう。



2026年04月03日

「ランチタイム・スタディ2026統計数値」の第110回は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の調査記載内容です。


労働力人口の動向

【労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要】


(3)非労働力人口――非労働力人口は69万人の減少

非労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者以外の人口)は、2025年平均で3,962万人と、前年に比べ69万人の減少(5年連続の減少)となった。

男女別にみると、男性1,496万人と14万人の減少女性2,466万人と55万人の減少となった。

また、65歳以上2,659万人と、前年に比べ18万人の減少となった。

<コメント>

・非労働力人口は約4,000万人で、減少しています。

・非労働力人口の中で、男性は約1,500万人、女性は約2,500万人、65歳以上は約2,500万人で、いずれも減少しています。



次回もがんばりましょう。



2026年04月04日

「ランチタイム・スタディ 2026統計数値」の111日目は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の過去問焼き直し問題です。


<問題(労働力人口の動向)>

〔問〕 労働力人口の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は、「労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。(今回は3択です。)

A  政府は、雇用失業の現状を把握する重要な調査として、総務省統計局において、標本調査により、全国の世帯とその構成員を対象に、毎月、労働力調査を実施している。

B 労働力調査では、労働力人口比率、完全失業者数、完全失業率などが発表されているが、労働力人口比率は、20歳以上の人口に占める労働力人口の割合と定義され、百分比で表示されている。

C 2025年の労働力人口総数に占める女性の割合は5割を上回っている。


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step1 正解は・・・

A

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step2 解説

A 〇 (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要)本肢のとおりである。(H16選改)

B × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要) 労働力人口比率は、「15歳」以上の人口に占める労働力人口の割合と定義され、百分比で表示されている。(H16選改)

C × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要)労働力人口総数に占める女性の割合は高まってきているものの、男性の割合の方が多いため、「5割を上回っていない」。なお、ここでは、「労働力人口比率を男女別にみると、男性は71.7%、女性は56.4%である。」と、取り違えないようにしてください。この問題は、これとのひっかけだと思われます。(H21-4A改)



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step3 コメント

・労働力人口の動向からの出題です。A及びBは、選択式での出題を択一式に焼き直しています。Cが誤りだということはわかると思います。以前はこの分野はよく出題されていたのですが、古い問題は焼き直しができないため、3択としています。また、以前出題されている問題の中には、結果の概要の文面ではわからない細かい点が問われることもありましたが、おおまかな内容を理解しておき、推察できるようにしておき、肢の正誤を絞って正解にたどり着く確率を高めていけるようにしていきたいものです。


次回もがんばりましょう。




2026年04月06日

「ランチタイム・スタディ 2026統計数値」の112日目は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の推定予想問題です。

<推定予想問題(労働力人口の動向)>

〔問〕 労働力人口の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 労働力人口は、2025年平均で6,044万人と、前年に比べ増加となった。

B 2025年平均の労働力人口を男女別にみると、男性は3,805万人と5万人の減少、女性は2,800万人と43万人の増加となった。

C 労働力人口比率は、2025年平均で73.8%と、前年に比べ0.5ポイントの上昇(5年連続の上昇)となった。

D 2025年平均の労働力人口比率を男女別にみると、男性は7割を超えており、女性は6割を超えている。

E 非労働力人口は、2025年平均で3,962万人(前年に比べ減少)となった。これを男女別にみると、男性は1,496万人(前年に比べ減少)、女性は2,466万人(前年に比べ減少)、65歳以上は2,659万人(前年に比べ減少)となった。


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step1 正解は・・・


E


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step2 解説

A × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要) 労働力人口は、2025年平均で「7,004万人」と、前年に比べ47万人の増加(3年連続の増加)となった。なお、本肢は、15~64歳(生産年齢人口に当たる年齢)の労働力人口の記述である。

B × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要2025年平均の労働力人口を男女別にみると、男性は3,805万人と5万人の「増加」、女性は「3,200万人」と43万人の増加となった。なお、昨年の統計では、男性は減少していたが、今年は増加している。

C × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要) 労働力人口比率は、2025年平均で「63.8%」と、前年に比べ0.5ポイントの上昇(5年連続の上昇)となった。

D × (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要) 2024年平均の労働力人口比率を男女別にみると、男性は7割を超えており、女性は「5割」を超えている。

E 〇 (労働力調査(基本集計)令和7年平均(速報)結果の概要) 本肢のとおりである。


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step3 コメント

・ここは割と難しいと思われます。ただし、数字自体を丸暗記する必要はありません。誤りである場合、明らかな間違い(数字、増減)としている場合が多いため、それに気が付けば正解にたどりつくことができます。

<ポイント>
・労働力人口(約7,000万人)で増加していて、男性(約3,800万人)、女性(約3,200万人)ともに増加しています。
・非労働力人口(約4,000万人)は減少しています。男性(約1,500万人)、女性(2,500万人)で、いずれも減少しています。
・非労働力人口のうち、65歳以上は約2,700万人で、65歳以上人口は約3,600万人ですから、65歳以上人口の中で約900万人は労働力人口となっています。

・「労働力人口(約7千万人)+非労働力人口(約4千万人)=約1億1千万人」であり、全人口数にはならないのは、「15歳以上人口」の中で振り分けられているからです。
・労働力人口比率は6割を超え、15~64歳の労働力人口比率は8割を超えています。
・労働力人口比率を男女別にみると、男性は7割を超え、女性は5割を超えています。



次回もがんばりましょう。