2026年向け時期別学習の課題
2026年05月10日
この「横断学習」が上手くできるかどうかで、本試験の択一式の時間配分が楽になり、そのため、得点アップにつながります。
5月後半に必要な「横断学習」の意味合いをお伝えします。
※ここでは、佐藤塾のインプット講義のカリキュラムを例にお伝えしています。佐藤塾のインプット講義は、労基6コマ、安衛2コマ、労一4コマ、労災5コマ、雇用5コマ、徴収3コマ、健保6コマ、社一4コマ、国年6コマ、厚年6コマですが、たとえば、「労基①」とは、労基の1コマ目を指します。
インプットとアウトプットの意味合いですが、タンスにたとえると次のようなります。
インプットとは、できるだけ「多く」のものをタンスの引き出しに「整理して」しまうことを指します。
一方、アウトプットは、しまわれているものを、できるだけ「早く」、「正確に」探し出すことを意味します。
しかし、インプットに要してきた時期の中には、やる気になれなかった時があったり、仕事が忙しくて、とりあえず、しまうものだけはしまったが、整理できていないという引き出しが多いのが実情ではないでしょうか。
したがって、労基①の引き出しを開けて整理して、次に労基②へ・・・・などと全部の引き出しを整理したいところですが、それをする時間的余裕がありません。
そんな時に、横断整理が役に立ちます。
小さめのタンスでいいので、タンスをもう1つ、用意します。
そして、労基⑥、安衛②、労一①~④、労災⑤、雇用②、徴収③、健保⑥、社一①~④、国年⑥、厚年⑥(一般常識以外の科目の番号は、各科目の講義の最後の回の講義を指しています。一般常識は各法令を掲載していますので、全部の番号となります。)の引き出しを一斉に開いて、たとえば、「不服申し立て」や、「罰則」、「時効」、「書類の保存」などを項目ごとに、小さなタンスの引き出しに移し替える作業をします。
(これらの項目は、テキストの後ろの方に載っているものです。)
たとえば「不服申し立て」だとしたら、今までは労基から厚年までの全部の引き出しを開かないといけなかったわけですが、今後は、新しいタンスの「不服申し立て」という引き出しひとつを開けば、全科目の内容を見つけることができることになります。
こうすることによって、本来のタンスの引き出しの中身の量を減らすことができます。
減らすことによって、本来のタンスの引き出しにしまわれているものの数量が減りますので、探しやすくなるというメリットが生じます。
この作業が完成すると、開ける引き出しの数は多くなりますが、その分、しまっているものを取り出しやすくなり、すなわち、択一式の問題に対し、正確に早く引き出すことが可能となるわけです。
この引き出しの移し替えのサポートをするのが、横断学習になります。
ただ、自分自身で横断学習をしていこうとすると結構な労力がかかります。
なので、資格の学校が行っている横断講座を利用するのが効率的です。
そして通常の横断対策講座の場合、インプット講義だけという場合が多いと思われますが、佐藤塾の横断対策講座では、最後の4コマ目に「横断答練」を実施し、「解説講義」が行われます。
この横断答練を行うことによって、いったん別のタンスにしまったものを取り出す訓練ができます。
早く正確に取り出せればよい訳ですが、そうでない場合には、再度、整理を試みます。
再度、整理をするポイントは、解説講義でご案内・ご指摘することになります。
正答率も当ブログでお伝えしますので、問題の難易度に応じて対策を講じることも可能です。
講義終了後は、横断テキストを読み込み、的確な復習を行ってください。
そうすることで、各法令のテキストの後ろの方に記載されているものや、最初の方にくるもの、いわば細かい内容の整理が行き届きます。
(社保科目であれば、テキストの中央にくるのが給付ですから、給付以外の細かい箇所の整理ができます。)
このように、横断学習を確実にこなすことで、択一式の得点アップの足掛かりを築くことができるようになるわけです。
普段、何気なく横断対策講座を受講している方は、横断対策講座で取り上げる項目に関しては、「別のタンスの引き出しに移し替える」ことをしているという意識を持って臨んでください。
その方が、項目ごとにアンテナが立つかの如く、本試験の時に威力を発揮することでしょう。
このように、5月後半は各科目ごとのインプットの整理を、横断学習を踏まえていかに効率的に習得することができるかが重要なポイントになります。
2026年05月01日
せっかくのまとまった休みで、これ以降、6月には祝日はありませんから、何をしようか、迷っている人が多いと思われます。
現時点の状態としては、インプット学習がちょうど終了(間近)で、直近には社会保険科目を重点に学習してきていると思います。
したがって、労働科目はかなり前に学習して以来、何もしていないという人も多いと思われます。
まずは、久しぶりに学習することになる労働科目から学習していきましょう。
どの科目からでもいいといえばいいのですが、やはり主要科目といえる労基、労災、雇用が先だと思われます。
学習する上で、順番は重要です。
「片っ端からみていく」のではなく、「骨格」を確認し、その上で部分的なことを加えていくという形を取りたいところです。
たとえば、雇用保険法では、「骨格」といえる箇所は、「基本手当」になります。
なので、基本手当の箇所をざっとでもいいので、テキストや過去問に目を通して、記憶をよみがえらせましょう。
その後に「基本手当以外の給付」がきて、最後に「それ以外」となります。
たとえば、労働基準法では、「骨格」といえる箇所は「労働時間、休憩・休日」になります。
その後に「労働契約」や「賃金」、「総則」、「就業規則」、「年次有給休暇」がきて、最後に「それ以外」となります。
ゴールデンウィークとはいっても、たいていの人は5連休だと思われますから、あっという間に過ぎてしまいます。
(人によっては、4月29日辺りから長く取れる人もいるとは思いますが・・・)
5連休の組み立てとしては、労基、労災、雇用が各1日、安衛、徴収で1日、労一と予備時間で1日程度になると思いますので、それぞれ1日ないしは半日しかありません。
まずはざっとでいいので、思い出す程度で良しとしましょう。
また、休日の時間管理も重要です。
1日自分の自由な学習時間があると思うと、ついゆっくりしてしまい、気が付いたら「8時間学習しようと思っていたのに、2時間しかできなかった」ということにもなりまねません。
丸1日時間が使えたとしても、計画段階では、「2時間-2時間-1時間半」の5時間半程度の時間しか取れないと考え、気分が乗ってきたのであれば延長も可という計画の立て方をお薦めします。
そして、取り掛かりの時間を早くすることです。
とにかく、朝、学習を開始すること・・・これにつきます。
軌道に乗れば、かなりはかどることになります。
頑張っていきましょう。
2026年04月24日
インプットが終了し、直前期に入る段階での課題は、次の3点です。
① 積み残し科目をやりきる
② 苦手科目の克服
③ 横断整理で効率学習
まず、①の「積み残し科目をやりきる」ですが、インプットの学習でまだ手を付けていない科目があったり、中途半端に終わってしまっている科目があれば、まずはやりきってしまいましょう。
とりあえず、全科目のインプット学習を終えることが肝心です。
そして、2点目に苦手科目の克服です。
苦手科目は人それぞれですが、択一式の得点状況が思わしくない方の半数は「年金」だと思われます。
苦手なことは自分自身でよくわかっているので、「よーし、徹底的にやるぞ!」と、意気込んで計画を立てますが、多くの方がその半分もできずに終わってしまいます。
苦手ということは、よくわからない箇所が多く、それだけにやる気も起きなくて、途中で投げ出してしまいたくなるからです。
苦手科目の学習には鉄則があります。
苦手な科目の復習は、頭からやらない
食事を例にたとえると、「おいしいもの」「栄養価の高いもの」から食べるようにします。
・おいしいもの=とりあえず、投げ出さずできそうな箇所
・栄養価の高いもの=試験に出題されやすい重要箇所
となります。
たとえば、年金を例にとると、年金の核となる「年金給付」を押さえてしまいましょう。
次の図の黄色で塗られた部分です。
全部をやろうとせずに、まずは黄色で塗られた部分だけやります。
やる順番としては、「国年の年金給付」を終えてから「厚年の年金給付」の学習を行うのではなく、
①「老齢基礎」→「老齢厚生」
②「障害基礎」→「障害厚生」
③「遺族基礎」→「遺族厚生」
④「1号独自給付」
国年と厚年の重なる部分をくくってしまうように復習をしてください。
計算式でいうと、
・A×B+A×C=A(B+C)
のようなものです。
・老齢基礎+老齢厚生=老齢(基礎+厚生)
として、老齢というくくりで国年・厚年を学習していってください。
この黄色の部分で着色された「年金給付」をやり終えると、力が付きますし、自信にもなって、その次の部分も比較的ラクにやれるようになります。
(嫌々ながらではなく。)
そして、第2弾が「被保険者」「保険料」「届出」です。
勢いよくやりきってしまいましょう。
これも国年・厚年を横断的にやるべきです。
ここまでやりきると、残りはあと少しです。
仮にこれ以上やりきれなくて、ここでとん挫してしまっても、「おいしいところ」と「栄養価の高いところ」は終了していますので、本試験でもなんとかなります。
そして、各科目の横断事項を押さえてしまうことです。
特に、テキストの後ろの方にある「時効」「書類の保存」「不服申立て」「国庫負担・国庫補助」「延滞金」「給付制限」等や、テキストの前の方にある「目的条文」「強制・任意適用事業」「保険関係の成立・消滅」等は、1科目ごとよりまとめて押さえてしまった方が効率的で、短時間で多くの成果を見込めます。
(ご自分でまとめていくよりも、資格学校の横断講座(佐藤塾の場合は「横断対策講座」)を利用した方が早いし効率的です。)
参考にしてみてください。
2026年04月10日
異動で新しい部署に配置転換したり、場合によっては転居をした人もいることでしょう。
また、自分自身に異動はなくても、新しい組織に、新たなメンバーが加わり、仕事を教えたりする立場になる人も少なからずいると思います。
打合せも多く、歓迎会があったりと、何かと慌ただしい毎日が続くのが4月です。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、お子様の入学など、今までとは違った新しいスケジュールの日々を送っている人もいらっしゃることでしょう。
このように、4月は他の月に比べ新しい仕事や生活を迎えることの多い月です。
なので、今までは調子よくできていたのに、この時期に学習が滞ってしまうということも割と多く聞かれます。
新しい生活習慣に慣れるまでは致し方ないとは思いますが、学習は少しでもいいので続けていきましょう。
この期間、学習する一切の扉を閉ざしてしまうと、せっかく今まで学習してきた努力が無になってしまいかねません。
再び、学習に専念しようと思った時には、今度はエンジンがなかなかかからないという状況に陥りがちです。
そうなると、焦りが出てきます。
新しい生活に慣れることと共に、学習の遅れが生じないように、4月は最低限の学習時間を確保しリズムを崩さないようにしていくことを心がけましょう。
2026年03月23日
社労士試験に合格する絶対条件と言っていいほどのものが、年金でどれだけの得点を稼ぐことができるかになります。
そのため、この時期はどれだけ年金の学習に時間をそそぐことができたかが学習のバロメーターとなります。
とはいっても、ひたすら学習に時間をかければいいというわけではなく、いかにうまくまとめ上げるかが肝心です。
そこで、学習の中心ともいえる「年金給付」のまとめ方をここではご案内します。
年金給付は、大きく分けると「老齢」「障害」「遺族」と分かれ、通常は〇〇年金という名称でそれぞれの給付が行われます。
(老齢基礎年金、障害厚生年金、付加年金、寡婦年金、加給年金額、振替加算、等)
それぞれについて、「支給要件」「支給額」「支給期間」がありますから、それぞれの年金給付ごとにまとめてみてください。
〇〇年金は、「どういうときに・どのくらい・いつからいつまで出る」かを押さえてしまうのです。

①どういう要件が整ったらもらえるかがまずきますが、上の図のように、②支給額が縦軸、③支給期間が横軸のようになり、四角形の面積がもらえる総支給額となるわけです。
これは、年金相談で聞かれる順番と同じす。
相談者は、まず「私は年金をもらえるのでしょうか?」という質問が最初にくる質問となります。
今までの保険料の支払い履歴などを調べて回答します。
そして、もらえるとなると、「いくらもらえますか?」と聞かれますので、額の計算を行い、偶数月に2か月分ずつもらえることをお伝えします。
最後に「いつから(いつまで)もらえるのですか?」という質問を受けることになります。
(その後は、手続きの仕方に進みます。)
この3つを各年金の種類ごとにまとめていけばいいのですが、できれば対となる年金を隣において、比較できるようにして、次の表のようにまとめてみてはいかがでしょうか。

上の表は「支給要件」「支給額」「支給期間」の3つに分けたもので、下の表は支給期間を更にはじめと終わりに分けたものになりますが、どちらでも構いません。
手書きでもワードやエクセルで打ち込んで作成してもいいです。
表を作成する際には、自分が年金相談をする立場になったつもりで相手に説明するようなイメージで取り組むといいでしょう。
更に応用バージョンとして、「〇〇年金を繰り上げた(繰り下げた)場合にはどうなる?」、「2つの給付の支給要件がどちらも満たされたらどうなる?」「障害の程度が増減したらどうなる?」などと、重なったり、条件が変わった場合にどうなるかに進むことになりますが、その場合にも、基礎が固まっていれば混乱せずに学習していけます。
そして、この応用バージョンの部分が特に択一式試験で問われます。
ここができる人とできない人の分かれる問題となるのです。
ぜひ、試してみてください。
