2025 各種ご案内

2024年12月20日

現在、女性特別割引(2%オフ)、50歳以上応援割引(2%オフ)、現金割引(2%オフ)の適用があります(すべて重複可)が、12月末までとなります。

女性特別割引(2%オフ)、50歳以上応援割引(2%オフ)は、すべての講座に適用されますので、フルパック☆プラスやフルパックのようなパックはもちろんのこと、直前期に実施する「白書・統計数値解きまくり」や「横断対策講座」等の単体講座にも適用されます。
現金割引(2%オフ)については、フルパック☆プラス又はフルパックのみの適用になります。

講座受講をお決めの方は、12月中に手続きを行ってください。

お問い合わせや手続き等は早めに行ってください。


年末年始の辰已本校の休業日程:2024/12/28(土) ~ 2025/1/5(日)
となっていますが、1月5日(日)の東京本校での講義「徴収①②」は、通常通りの時間割で実施します。

辰已本校の窓口は閉まってしまいますので、お問い合わせ・お手続き等につきましては、早めに対応してください。

よろしくお願いします。




2024年10月02日

みなさん、こんにちは。
佐藤としみです。

本日、令和6年度社労士試験の合格発表がありました。
見事、合格された方、本当におめでとうございます。


合格ライン等を記載しておきます。

<選択式合格ライン>
・総得点25点以上、各科目3点以上
・ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は2点以上

<択一式合格ライン>
・総得点44点以上、各科目4点以上

<合格率>
・6.9%

<合格者数>
・2,974人


選択式は、労一が2点救済されました。
択一式の合格ライン「総得点44点」は昨年より1点下がりました。

合格率は6.9%となり、昨年(6.4%)よりも0.5%ほど増えました。

合格率は上がったとはいえ、合格率6.9%は約14人に1人しか合格できない試験であり、学習をしっかり積み重ねた方のみ合格できる厳しい試験といえます。



合格ラインなどについては、ガイダンス「2024年度本試験 合否を分けた10問」(「2024年度本試験合否を分けた問題はこれだ!」の合否を分けた問題が10問でしたのでタイトルを変更)で触れたいと思います。



合格されたみなさん、本当におめでとうございます。
LIVE講義やガイダンスの際に、ご報告に来てくださいね。
これを機に、今後一層のご活躍を祈念いたします。


来年の社労士試験を目指す方は、今回の合格発表を踏まえて、気持ちを引き締めて学習に励んでくださいね。
心より、応援しています。


[参考までに]
・10月6日(日)社労士講座(東京本校)LIVE講義の無料体験実施のお知らせはこちら
・Web無料体験はこちら


2024年09月27日

過去の社労士試験を顧みると、社労士試験に合格するためには、白書・統計数値の問題を避けて通る訳にはいきません。

白書・統計数値の問題は択一式・選択式のどちらにも出題される可能性が高く、例年、一定数の出題頻度があることや、合否に直接、影響を与える問題となることも多いことからも、重要度が増してきています。
これは、単に手続きができる社労士ではなく、広い視野で厚生労働行政に関心を持って業務にまい進できる社労士を求めているからだと思われます。

白書・統計数値については、本試験の直前期に一気に学習をする方が多いと思いますが、やることが多い時期に苦手な統計数値を押さえること(時間と労力)に抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうはいっても、日ごろから厚生労働行政を確認していくことも難しく、また、新聞やテレビ等で報道されるニュースを目にしても、大事なこと(試験に出題される内容)かどうかもわからず、聞き流してしまう・・・そんなところでしょう。

また、過去問題集を使って押さえていこう(問題を解いて覚える)と思っても、掲載されているのは出題当時の内容ですから、今年に当てはまっているかどうかの判断がつきません。
下手に今年とは違う数値を覚えるのはよくないと思えば、むしろ過去問題集の統計数値の部分はやらない方がよいのではないかと考えるのが普通です。

そこで日ごろから接していくことで苦手意識をなくし、一気に覚えなければならないリスクを軽減するために、ランチタイム・スタディで白書・統計数値を取り上げることにしました。
今年は例年よりも早く、10月1日からスタートします。
その分、労働経済白書、厚生労働白書も加えていきます。

手順としては①押さえるべきポイントを項目ごとに掲載していきます。
その後に、②過去問(焼き直し)、③練習問題を掲載していきます。

ただ、開始序盤は、まだ最新の統計数値が公表されていないものも多いので、系統だった順番では掲載できません。

過去問で取り上げている白書・統計数値の各問題については、適宜、問題の調整を行い、出題当時の問題文を今でも使えるものはそのまま取り上げ、数字等の内容を変更すべきところは変更し、できるだけ5択で出題していきます。

なお、ランチタイム・スタディは、職場のお昼休みを使って無理なく気軽に学習できるよう、毎週月~金の11時半にアップする予定です。
(土曜日・日曜日・祝日がお休みです。)
ただし、過去問を焼き直すのに(調べるのに)かなり時間を要する場合があり、アップの時間が遅くなってしまったり、お休みすることも十分、考えられますのでご了承ください。

まずは、始めてみてください。
それでは、10月1日からスタートしますので、お楽しみに!



2024年09月22日

令和6年版厚生労働白書が、9月2日から販売されています。

タイトルは、「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」です。

なお、今回、ご案内しているのは、「購入して読み込まなくてはならない」という意味ではありません。
もちろん、興味のある方は購入して読んでも構いませんが、主要な部分は、白書・統計数値対策講座で取り上げますので、社労士試験の学習のために購入する必要はありません。
また、インターネットからダウンロードもできますので、PDFの画面上で読むことも可能ですし、必要な箇所だけ印字することも可能です。


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こういう時でないと、第1部の「はじめに」には目を通さないと思いますので、掲載しておきます。


「あなたは、健康ですか?」
そう問われたら、皆さんはまず何を思い返すだろうか。大きな怪我や病気はしていないし、学校や職場にも毎日通えている、ご飯も残さず食べられるし、最近は朝夕の散歩も欠かさない…。たしかに、どれも健康に関わる大切な要素である。

1948年に発効した世界保健機関(WHO)憲章には、次のような記載がある。
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”

日本WHO協会の訳をお借りすると、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」だといえる。

我が国では、国民の心身の健康増進に関する取組みが早くから進められてきた。近年では、2000(平成12)年度から始まった「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」が挙げられる。健康寿命の延伸や生活の質の向上などを目指して進められてきたこの運動は、現在、2013(平成25)年度からの10年間取り組んだ健康日本21(第二次)の最終評価や社会の変化を踏まえ、2024(令和6)年度から始まる健康日本21(第三次)として、誰一人取り残さない健康づくりと、より実効性をもった取組みの推進を通じた総合的な健康増進に向かって、新たなスタートを切ったところである。

健康日本21(第三次)の方向性は、下図に示されるとおりであり、国民一人ひとりの健康への取組みの基盤として、社会とのつながりやこころの健康の維持・向上などの社会環境の質の向上が必要とされている。このことは、こころの健康は、人間の健康を支える土台であるとともに、社会とのつながりにも深く関係していることを示唆しているともいえよう。

しかしながら、こころの健康をめぐる現状には課題も多い。近年、精神疾患の外来患者数は増加傾向にあり、自殺者数も年間2万人を上回り続けている。私たちの社会では、若者、働き盛り、お年寄りなど、ライフステージ(年齢に伴い変化する生活段階)を問わず、こころの健康を損ない、本来得られるはずの質の高い生活を失っている人が数多く存在しているのが実情である。

また、こころの健康と社会とのつながりには、相互性がある。たとえば、コミュニティからの孤立はこころの健康に影響を及ぼしうるし、こころの健康を損ねている人は周囲との関わりを避けがちになる。このことから、私たち一人ひとりは同じ社会に暮らす隣人のこころの健康に対して、決して無関係ではないともいえよう。

とりわけ、デジタル化、パンデミックによる環境変化、これらに伴う孤独・孤立の深刻化などを経験する現代社会では、相手が顔見知りであろうと、見ず知らずの他人であろうと、私たちの無関心や偏見がその人のこころを傷つけうる。反対に、私たちの気づきや寛容さがその人のこころを、ときに命をも、守るかもしれない。

このように、こころの健康は、すべての人に関係があり、私たちの社会においても大切なテーマである一方、身近な課題であるが故に、まっすぐに向き合うことが難しいテーマであったのかもしれない。
そこで、今回の厚生労働白書第1部では、「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」と題し、厚生労働白書としては初めて、こころの健康について論じることにした。どのライフステージにいる読者にも読みやすいように、身近なライフイベントや日常生活のなかで経験しうる出来事などを具体的に取り上げながら、こころの健康に与える影響や、精神疾患の実態、こころの健康と向き合う社会や地域の取組みなどを説明している。

第1章「こころの健康を取り巻く環境とその現状」では、こころの不調の要因となるストレスについて論じ、ライフイベントに関連する出来事や、デジタル化、これらに伴う孤独・孤立の深刻化など現代社会の特徴的な事象を取り上げる。また、精神疾患の実態や社会への影響についても説明する。

第2章「こころの健康に関する取組みの現状」では、地域や学校、職場などにおける、こころの不調を予防する取組みなどについて紹介する。

第3章「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」では、あらゆる人が自らの心身の状態と上手に付き合いながら、こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会づくりに必要な取組みについて考える。こころの不調を抱える人に関する取組みにおける当事者の意思の尊重と参加の重要性について考察し、地域や職場におけるこころの健康づくり、こころの不調について語り合える環境づくり、そしてこころの健康確保に向けた一人ひとりを支える取組みなどについて、今後の取組みの方向性を展望する。

また、本文の内容に関連させながら、企業などの具体的な取組み事例やキーワード解説、最新の研究に関する取組みの紹介など、様々なトピックをコラム形式で掲載している。理解を深めていただくための参考としていただきたい。

令和6年版厚生労働白書が、自らの、そして同じ社会に暮らす隣人のこころの健康と向き合うための一助となれば幸いである。