2025年向け 時期別学習の課題
2025年03月17日
いよいよインプット講義も最後の年金科目へ突入します。
社労士試験に合格する絶対条件と言っていいほどのものが、年金でどれだけの得点を稼ぐことができるかになります。
そのため、この時期はどれだけ年金の学習に時間をそそぐことができたかが学習のバロメーターとなります。
とはいっても、ひたすら学習に時間をかければいいというわけではなく、いかにうまくまとめ上げるかが肝心です。
そこで、学習の中心ともいえる「年金給付」のまとめ方をここではご案内します。
年金給付は、大きく分けると「老齢」「障害」「遺族」と分かれ、通常は〇〇年金という名称でそれぞれの給付が行われます。
(老齢基礎年金、障害厚生年金、付加年金、寡婦年金、加給年金額、振替加算、等)
それぞれについて、「支給要件」「支給額」「支給期間」がありますから、それぞれの年金給付ごとにまとめてみてください。
〇〇年金は、「どういうときに・どのくらい・いつからいつまで出る」かを押さえてしまうのです。

①どういう要件が整ったらもらえるかがまずきますが、上の図のように、②支給額が縦軸、③支給期間が横軸のようになり、四角形の面積がもらえる総支給額となるわけです。
これは、年金相談で聞かれる順番と同じす。
相談者は、まず「私は年金をもらえるのでしょうか?」という質問が最初にくる質問となります。
今までの保険料の支払い履歴などを調べて回答します。
そして、もらえるとなると、「いくらもらえますか?」と聞かれますので、額の計算を行い、偶数月に2か月分ずつもらえることをお伝えします。
最後に「いつから(いつまで)もらえるのですか?」という質問を受けることになります。
(その後は、手続きの仕方に進みます。)
この3つを各年金の種類ごとにまとめていけばいいのですが、できれば対となる年金を隣において、比較できるようにして、次の表のようにまとめてみてはいかがでしょうか。

上の表は「支給要件」「支給額」「支給期間」の3つに分けたもので、下の表は支給期間を更にはじめと終わりに分けたものになりますが、どちらでも構いません。
手書きでもワードやエクセルで打ち込んで作成してもいいです。
表を作成する際には、自分が年金相談をする立場になったつもりで相手に説明するようなイメージで取り組むといいでしょう。
更に応用バージョンとして、「〇〇年金を繰り上げた(繰り下げた)場合にはどうなる?」、「2つの給付の支給要件がどちらも満たされたらどうなる?」「障害の程度が増減したらどうなる?」などと、重なったり、条件が変わった場合にどうなるかに進むことになりますが、その場合にも、基礎が固まっていれば混乱せずに学習していけます。
そして、この応用バージョンの部分が特に択一式試験で問われます。
ここができる人とできない人の分かれる問題となるのです。
ぜひ、試してみてください。
社労士試験に合格する絶対条件と言っていいほどのものが、年金でどれだけの得点を稼ぐことができるかになります。
そのため、この時期はどれだけ年金の学習に時間をそそぐことができたかが学習のバロメーターとなります。
とはいっても、ひたすら学習に時間をかければいいというわけではなく、いかにうまくまとめ上げるかが肝心です。
そこで、学習の中心ともいえる「年金給付」のまとめ方をここではご案内します。
年金給付は、大きく分けると「老齢」「障害」「遺族」と分かれ、通常は〇〇年金という名称でそれぞれの給付が行われます。
(老齢基礎年金、障害厚生年金、付加年金、寡婦年金、加給年金額、振替加算、等)
それぞれについて、「支給要件」「支給額」「支給期間」がありますから、それぞれの年金給付ごとにまとめてみてください。
〇〇年金は、「どういうときに・どのくらい・いつからいつまで出る」かを押さえてしまうのです。

①どういう要件が整ったらもらえるかがまずきますが、上の図のように、②支給額が縦軸、③支給期間が横軸のようになり、四角形の面積がもらえる総支給額となるわけです。
これは、年金相談で聞かれる順番と同じす。
相談者は、まず「私は年金をもらえるのでしょうか?」という質問が最初にくる質問となります。
今までの保険料の支払い履歴などを調べて回答します。
そして、もらえるとなると、「いくらもらえますか?」と聞かれますので、額の計算を行い、偶数月に2か月分ずつもらえることをお伝えします。
最後に「いつから(いつまで)もらえるのですか?」という質問を受けることになります。
(その後は、手続きの仕方に進みます。)
この3つを各年金の種類ごとにまとめていけばいいのですが、できれば対となる年金を隣において、比較できるようにして、次の表のようにまとめてみてはいかがでしょうか。

上の表は「支給要件」「支給額」「支給期間」の3つに分けたもので、下の表は支給期間を更にはじめと終わりに分けたものになりますが、どちらでも構いません。
手書きでもワードやエクセルで打ち込んで作成してもいいです。
表を作成する際には、自分が年金相談をする立場になったつもりで相手に説明するようなイメージで取り組むといいでしょう。
更に応用バージョンとして、「〇〇年金を繰り上げた(繰り下げた)場合にはどうなる?」、「2つの給付の支給要件がどちらも満たされたらどうなる?」「障害の程度が増減したらどうなる?」などと、重なったり、条件が変わった場合にどうなるかに進むことになりますが、その場合にも、基礎が固まっていれば混乱せずに学習していけます。
そして、この応用バージョンの部分が特に択一式試験で問われます。
ここができる人とできない人の分かれる問題となるのです。
ぜひ、試してみてください。

2025年03月07日
このところ、週15時間の学習時間が確保できないという人が割といます。
今の時期に週15時間の学習時間程度が確保できないのであれば、合格はかなり難しくなります。
合格できない人の大半は、ゴールデンウィーク前までの期間で上手く学習がコントロールできていません。
そうはいっても、誰もがそれなりに学習はしています。
ただ、学習時間が短かったり、集中して学習できていないなど、今、やれていないツケが直前期に回ってしまいます。
そうなると、気づいたときには手遅れになってしまいます。
今回は、他の資格試験の受験生と比較してお伝えします。
辰巳法律研究所東京本校の講師控室で、司法書士の松本先生が電話で個別相談をしていました。
その中で、次のような会話がありました。
(受講生の方の発言は予測です。)
松本先生「今の状況では、ちょっと厳しいですね。1日の学習時間はどの位ですか?」
受講生「それは、仕事がある日の勉強時間のことでしょうか?」
松本先生「そうです。」
受講生「仕事が忙しいので時間があまり取れないのですが、1日あたりだいたい2時間半位はやっています。」
松本先生「うーん、それでは足りませんね。あと1時間ほど上乗せしてください。受かりたいのであれば、1日3時間半の学習時間は絶対必要です。」
(・・・以下途中略・・・)
松本先生「それでは、4時半起きでお願いします。」
どうやら、その受験生は、5時か5時半に起きて学習していたようですが、平日の学習時間が不足していたため、明日からは4時半に起きて学習することになったようです。
受講相談が終わり、電話を切った後、松本先生に、「仕事のある平日に3時間半の学習が必要と仰っていましたが、土日祝日のような休みの日は何時間の学習が必要ですか?」とお聞きしたところ、「10時間です。」と、あっさり言われました。
「えっ、10時間ですか?」と返すと、「私は休みの日は16時間、やってましたけどね。」とのことです。
松本先生曰く「本当は休みの日は13時間やってほしいんですが、まあ、生活もありますからね。」
1年で休みの日が仮に120日あるとして、残りの365日ー120日=245日が仕事のある日だとした場合、年間の学習時間は、10時間×120日+3.5時間×245日=2,057.5時間≒2,000時間となります。
司法書士の場合、1年で受かろうとするのであれば、2,000時間は最低でも必要とのことで、この時間が確保できないと合格はまず無理だと明確に仰っていました。
「社労士の受験生の場合、週15時間は割らないように伝えているのですが、それでもなかなかできなかったりするんですよねぇ。」と言うと、松本先生が「なぜですかね?受かりたいと思う気持ちが薄いんですかねぇ。受かりたいならその程度の時間であればやれるはずでしょう。」と仰っていました。
司法書士合格者の中には、1歳の子供がいる女性が、働きながら、子供を保育所に預けながら、司法書士の勉強をして1年で合格した人もいるとのことです。
例年、願書を出した後の時期は、誰もが必死になり始めます。
ただ、今の時期は、それほどでもなく、普通に学習している人が多いのも事実です。
例年、合格している人は、他の人よりも早く、ギアを入れ替えることができています。
週15時間の学習時間を確保している人でも、この時期に少し時間を増やすようにしてみてください。
この時期、どれだけやれるかにかかっています。
仕事や体調など、いろいろ大変なこととは思いますが、受かりたいと本気で思うならひたすらやることです。
今の時期にきつい思いをしている人ほど、直前期には自分を見失うことなく学習に専念することができます。
司法書士受験生にも、他の社労士受験生にも負けてはなりません。
この時期を乗り越えて、新たな領域に踏み込めた喜びをかみしめられる自分になりましょう。
今の時期に週15時間の学習時間程度が確保できないのであれば、合格はかなり難しくなります。
合格できない人の大半は、ゴールデンウィーク前までの期間で上手く学習がコントロールできていません。
そうはいっても、誰もがそれなりに学習はしています。
ただ、学習時間が短かったり、集中して学習できていないなど、今、やれていないツケが直前期に回ってしまいます。
そうなると、気づいたときには手遅れになってしまいます。
今回は、他の資格試験の受験生と比較してお伝えします。
辰巳法律研究所東京本校の講師控室で、司法書士の松本先生が電話で個別相談をしていました。
その中で、次のような会話がありました。
(受講生の方の発言は予測です。)
松本先生「今の状況では、ちょっと厳しいですね。1日の学習時間はどの位ですか?」
受講生「それは、仕事がある日の勉強時間のことでしょうか?」
松本先生「そうです。」
受講生「仕事が忙しいので時間があまり取れないのですが、1日あたりだいたい2時間半位はやっています。」
松本先生「うーん、それでは足りませんね。あと1時間ほど上乗せしてください。受かりたいのであれば、1日3時間半の学習時間は絶対必要です。」
(・・・以下途中略・・・)
松本先生「それでは、4時半起きでお願いします。」
どうやら、その受験生は、5時か5時半に起きて学習していたようですが、平日の学習時間が不足していたため、明日からは4時半に起きて学習することになったようです。
受講相談が終わり、電話を切った後、松本先生に、「仕事のある平日に3時間半の学習が必要と仰っていましたが、土日祝日のような休みの日は何時間の学習が必要ですか?」とお聞きしたところ、「10時間です。」と、あっさり言われました。
「えっ、10時間ですか?」と返すと、「私は休みの日は16時間、やってましたけどね。」とのことです。
松本先生曰く「本当は休みの日は13時間やってほしいんですが、まあ、生活もありますからね。」
1年で休みの日が仮に120日あるとして、残りの365日ー120日=245日が仕事のある日だとした場合、年間の学習時間は、10時間×120日+3.5時間×245日=2,057.5時間≒2,000時間となります。
司法書士の場合、1年で受かろうとするのであれば、2,000時間は最低でも必要とのことで、この時間が確保できないと合格はまず無理だと明確に仰っていました。
「社労士の受験生の場合、週15時間は割らないように伝えているのですが、それでもなかなかできなかったりするんですよねぇ。」と言うと、松本先生が「なぜですかね?受かりたいと思う気持ちが薄いんですかねぇ。受かりたいならその程度の時間であればやれるはずでしょう。」と仰っていました。
司法書士合格者の中には、1歳の子供がいる女性が、働きながら、子供を保育所に預けながら、司法書士の勉強をして1年で合格した人もいるとのことです。
例年、願書を出した後の時期は、誰もが必死になり始めます。
ただ、今の時期は、それほどでもなく、普通に学習している人が多いのも事実です。
例年、合格している人は、他の人よりも早く、ギアを入れ替えることができています。
週15時間の学習時間を確保している人でも、この時期に少し時間を増やすようにしてみてください。
この時期、どれだけやれるかにかかっています。
仕事や体調など、いろいろ大変なこととは思いますが、受かりたいと本気で思うならひたすらやることです。
今の時期にきつい思いをしている人ほど、直前期には自分を見失うことなく学習に専念することができます。
司法書士受験生にも、他の社労士受験生にも負けてはなりません。
この時期を乗り越えて、新たな領域に踏み込めた喜びをかみしめられる自分になりましょう。

2025年02月16日
社会保険科目が合否を分けます。
逆にいうと、「社会保険科目ができない」、「社会保険科目の学習が疎かであった」という場合に、まず合格することはありません。
したがって、社会保険科目のインプットの学習をする際の注意事項としては、労働科目の学習は一旦置いておいて社会保険科目だけに専念することです。
学習が手薄な労働科目があったとしても、この時期は社会保険科目だけに傾斜して学習をしていくべきです。
というのも、健保・社一(の医療保険絡みの法令)・国年・厚年には、学習していく上での連動性があるからです。
たとえば、国年の老齢基礎年金を学習したら、その知識は厚年の老齢厚生年金にも波及します。
健保を学習したら、社一の医療保険絡みの法令(国保・高齢者医療・介護・船員)にも波及します。
波及するとは、A法の学習をしていなくても、B法のある箇所を学習すれば、それだけでA法のその箇所の理解も一定程度、進むことを意味します。
ところが、労働科目はそうはいきません。
労働基準法を丹念に学習したら、労災保険法の得点が連動して上がるということはほとんどありません。
すなわち、労働科目は単独であり細切れであり、社会保険科目は共通性があり連動する箇所が多いということになります。
ということは、できれば短期間に集中して、社会保険科目の全体を俯瞰して学習を進めてしまい、理解したての直後に次の項目に入ってしまった方が得策です。
そうすることで、短期間に知識の整理=得点の大幅アップが見込めます。
ところが、途中で労働科目を挟むと、せっかくの連動性が損なわれてしまい、再度、準備運動的な時間が必要になり、時間のロスとなります。
たとえば、学生時代に1日6時限の授業が組まれていたとして、通常、月曜日は、1時限目「国語」、2時限目「数学」、3時限目「理科」、4時限目「社会」、5時限目「英語」、6時限目「音楽」などと組まれているのが普通です。
もし、毎日がこの時間割だとして、1時限目の「国語」は、1週間の授業が月~金の5日間だとした場合、週5回授業を受けることになり、6週間経過すれば30回の授業を受けることになります。
もし、月曜日から金曜日までの各6時限が全部「国語」の授業であれば、1週間で30回の授業をこなすことができます。
「国語」が苦手な生徒の場合には、一気にやるのは苦痛かもしれませんが、細切れにやるよりも、「昨日の授業では、ここまでをやりましたよね。」という確認に要する時間がいらず、授業の時間の間隔が短い方がはかどることになります。
同じように、漫画にたとえると、たとえば「少年ジャンプ」のような漫画の雑誌は、10位の別々の漫画が少しずつ掲載されていて、続きは「また来週」となりますが、10の漫画を並行的に読むのではなく、1つの漫画を一気に10話、読む方が満足感が高くなると思います。
「少しずつ読む位なら、ためておいて一気に読んでしまいたい。」という気持ちが生じることがあるはずです。
これと同じで、社会保険科目の学習は途中に別の科目で中断せずに、一気に全体を把握して、横断的に短期間で押さえてしまう方が理解が進みます。
要は、密着して徹底的に学習してしまった方が効率がいいのです。
ところが、学習が捗っていないという受験生ほど、ある科目を学習していたら違う科目が気になってしまい、落ち着いて学習できず、あっちやりこっちやりという状況になりがちです。
よく、労働科目のインプット学習の際には、「年金をやっておかないと忘れてしまう。」と言って年金も同時にやり、社会保険科目のインプット学習の際には、「労働科目の復習もしておかないと。」と言って、どっちつかずの中途半端な学習に終始してしまうケースがあります。
他の人よりも倍の時間の学習時間があるというのであればまだしも、仮に倍の時間の学習時間が取れるのであっても、連動する科目を選んで横断的に学習をしていく方が効率的です。
ぜひ、この期間は、社会保険科目だけの学習に終始して、脇目も降らず社会保険科目の学習に没頭してください。
科目の連動性があるだけに、できるだけ短期間に多くを詰め込んでしまう方が、隅々まで理解できることになりますし、しっかりと確実に覚えることができますから、覚えたことの記憶も長続きすることになります。
第一、学習の配点やインプット講義のコマ数から鑑みると、労働科目と社会保険科目はおおよそ1対1であり、50%・50%となりますが、学習のウェートや重要度からすると、約3分の2を社会保険科目が占めるといってもいいくらいです。

こう考えると、もはや3分の1のウェートの労働科目にかかわっている時間は無く、社会保険科目の方に徹底的に切り込んでいかないと、時間切れになってしまいます。
逆にいうと、「社会保険科目ができない」、「社会保険科目の学習が疎かであった」という場合に、まず合格することはありません。
したがって、社会保険科目のインプットの学習をする際の注意事項としては、労働科目の学習は一旦置いておいて社会保険科目だけに専念することです。
学習が手薄な労働科目があったとしても、この時期は社会保険科目だけに傾斜して学習をしていくべきです。
というのも、健保・社一(の医療保険絡みの法令)・国年・厚年には、学習していく上での連動性があるからです。
たとえば、国年の老齢基礎年金を学習したら、その知識は厚年の老齢厚生年金にも波及します。
健保を学習したら、社一の医療保険絡みの法令(国保・高齢者医療・介護・船員)にも波及します。
波及するとは、A法の学習をしていなくても、B法のある箇所を学習すれば、それだけでA法のその箇所の理解も一定程度、進むことを意味します。
ところが、労働科目はそうはいきません。
労働基準法を丹念に学習したら、労災保険法の得点が連動して上がるということはほとんどありません。
すなわち、労働科目は単独であり細切れであり、社会保険科目は共通性があり連動する箇所が多いということになります。
ということは、できれば短期間に集中して、社会保険科目の全体を俯瞰して学習を進めてしまい、理解したての直後に次の項目に入ってしまった方が得策です。
そうすることで、短期間に知識の整理=得点の大幅アップが見込めます。
ところが、途中で労働科目を挟むと、せっかくの連動性が損なわれてしまい、再度、準備運動的な時間が必要になり、時間のロスとなります。
たとえば、学生時代に1日6時限の授業が組まれていたとして、通常、月曜日は、1時限目「国語」、2時限目「数学」、3時限目「理科」、4時限目「社会」、5時限目「英語」、6時限目「音楽」などと組まれているのが普通です。
もし、毎日がこの時間割だとして、1時限目の「国語」は、1週間の授業が月~金の5日間だとした場合、週5回授業を受けることになり、6週間経過すれば30回の授業を受けることになります。
もし、月曜日から金曜日までの各6時限が全部「国語」の授業であれば、1週間で30回の授業をこなすことができます。
「国語」が苦手な生徒の場合には、一気にやるのは苦痛かもしれませんが、細切れにやるよりも、「昨日の授業では、ここまでをやりましたよね。」という確認に要する時間がいらず、授業の時間の間隔が短い方がはかどることになります。
同じように、漫画にたとえると、たとえば「少年ジャンプ」のような漫画の雑誌は、10位の別々の漫画が少しずつ掲載されていて、続きは「また来週」となりますが、10の漫画を並行的に読むのではなく、1つの漫画を一気に10話、読む方が満足感が高くなると思います。
「少しずつ読む位なら、ためておいて一気に読んでしまいたい。」という気持ちが生じることがあるはずです。
これと同じで、社会保険科目の学習は途中に別の科目で中断せずに、一気に全体を把握して、横断的に短期間で押さえてしまう方が理解が進みます。
要は、密着して徹底的に学習してしまった方が効率がいいのです。
ところが、学習が捗っていないという受験生ほど、ある科目を学習していたら違う科目が気になってしまい、落ち着いて学習できず、あっちやりこっちやりという状況になりがちです。
よく、労働科目のインプット学習の際には、「年金をやっておかないと忘れてしまう。」と言って年金も同時にやり、社会保険科目のインプット学習の際には、「労働科目の復習もしておかないと。」と言って、どっちつかずの中途半端な学習に終始してしまうケースがあります。
他の人よりも倍の時間の学習時間があるというのであればまだしも、仮に倍の時間の学習時間が取れるのであっても、連動する科目を選んで横断的に学習をしていく方が効率的です。
ぜひ、この期間は、社会保険科目だけの学習に終始して、脇目も降らず社会保険科目の学習に没頭してください。
科目の連動性があるだけに、できるだけ短期間に多くを詰め込んでしまう方が、隅々まで理解できることになりますし、しっかりと確実に覚えることができますから、覚えたことの記憶も長続きすることになります。
第一、学習の配点やインプット講義のコマ数から鑑みると、労働科目と社会保険科目はおおよそ1対1であり、50%・50%となりますが、学習のウェートや重要度からすると、約3分の2を社会保険科目が占めるといってもいいくらいです。

こう考えると、もはや3分の1のウェートの労働科目にかかわっている時間は無く、社会保険科目の方に徹底的に切り込んでいかないと、時間切れになってしまいます。

2025年02月01日
1月が終わり、今日から2月です。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という格言があるように、1~3月はあっという間に過ぎてしまいます。
特に中間に位置する2月は、埋没してしまいやすい月ですから、うかうかしているとすぐに3月が来てしまいます。
みなさんの学習の進捗はいかがですか。
例年、2月~4月の時期は、社労士試験の学習をしている人にとって、「差が付く」時期になります。
というのは、次のことが考えられるからです。
① ゴールデン・ウィークを過ぎた辺りから、目の色を変えて学習し始める人が多い。
(ゴールデン・ウィーク中に願書を書いて、ゴールデン・ウィーク後に出す人が多く、さすがに願書を出した以上、真剣にやらないといけないと思う人が多いからです。)
② 2月は寒い日が多く、学習に身が入らないという人も多い。
(寒いのが苦手という方は特に。)
(冷え性の人は、特に足が冷えてしまって、学習場所の選定に苦労するという人もいます。)
③ 3月・4月は、年度末及び年度始で仕事が忙しく、まとまった学習時間の確保が難しい。
(転勤や異動も多く、これらに該当した場合はなおさら忙しくなります。)
(自分自身が転勤・異動した場合は当然、仕事で忙しくなりますが、そうではなくても、異動してきた人がいたり、新入社員が配属になったりした際には、仕事を教えなければならないことも通常業務に加わることになりますから、残業が多くなることも考えられます。)
④ 2月~4月は、花粉症に悩まされるなど、学習に集中できない人も多い。
①にあるように、5月以降は大半の人が真剣に学習し始めるわけですから、社労士受験合格を目指す他の受験生となかなか差が付きにくいことになります。
令和6年の合格率は6.9%であり、約14.5人に1人しか合格できない試験と言えますから、ある意味、他の人よりも少しでも秀でていないとなりません。
そう考えると、2月~4月に頑張る価値はありそうです。
少なくとも、「寒いのが苦手ではない方」、「3月・4月の仕事がさほど忙しくない方」や、「例年、花粉症に悩まされることがない方」は、他の人よりも有利な状況にあると考えられますので、この状況を活かせるように心がけてください。
また、冬はインフルエンザが流行ります。
患者数は減少傾向にあるとはいえ、まだまだ油断はなりません。
いつ、インフルエンザやコロナに感染してもおかしくありません。
そうなると、高熱が出て学習どころではなくなってしまいますし、自宅待機等強いられると学習のペースが乱されます。
それに、特にコロナの場合は、回復した後の後遺症といわれる「倦怠感」で、回復後のたまった仕事をこなすだけでもきつい(場合によっては会社を辞めなければならなくなるケースもあり得ます。)のに、学習時間を確保し、集中して覚えることまでとてもできないという事態になってしまいます。
コロナの症状は人によって差があるようですが、コロナにかかってしまうと、後遺症も含めて完全回復までおそらく1か月位はかかる(1か月位の学習ブランクが生じる)ことになるかもしれないことと考えると、早いうちになるべく多くを学習しておくに越したことはありません。
今まで学習がうまくいっていないという方や、これから学習を本格的にやろうという方は、特に2月~4月の学習が命運を握ります。
この時期をどう味方につけるかです。
仕事や家庭や体調等でいろいろ大変なこともあるとは思いますが、学習するスタンス(いつ、どこで、何をやるか。)をきっちり定めて、やりきってください。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という格言があるように、1~3月はあっという間に過ぎてしまいます。
特に中間に位置する2月は、埋没してしまいやすい月ですから、うかうかしているとすぐに3月が来てしまいます。
みなさんの学習の進捗はいかがですか。
例年、2月~4月の時期は、社労士試験の学習をしている人にとって、「差が付く」時期になります。
というのは、次のことが考えられるからです。
① ゴールデン・ウィークを過ぎた辺りから、目の色を変えて学習し始める人が多い。
(ゴールデン・ウィーク中に願書を書いて、ゴールデン・ウィーク後に出す人が多く、さすがに願書を出した以上、真剣にやらないといけないと思う人が多いからです。)
② 2月は寒い日が多く、学習に身が入らないという人も多い。
(寒いのが苦手という方は特に。)
(冷え性の人は、特に足が冷えてしまって、学習場所の選定に苦労するという人もいます。)
③ 3月・4月は、年度末及び年度始で仕事が忙しく、まとまった学習時間の確保が難しい。
(転勤や異動も多く、これらに該当した場合はなおさら忙しくなります。)
(自分自身が転勤・異動した場合は当然、仕事で忙しくなりますが、そうではなくても、異動してきた人がいたり、新入社員が配属になったりした際には、仕事を教えなければならないことも通常業務に加わることになりますから、残業が多くなることも考えられます。)
④ 2月~4月は、花粉症に悩まされるなど、学習に集中できない人も多い。
①にあるように、5月以降は大半の人が真剣に学習し始めるわけですから、社労士受験合格を目指す他の受験生となかなか差が付きにくいことになります。
令和6年の合格率は6.9%であり、約14.5人に1人しか合格できない試験と言えますから、ある意味、他の人よりも少しでも秀でていないとなりません。
そう考えると、2月~4月に頑張る価値はありそうです。
少なくとも、「寒いのが苦手ではない方」、「3月・4月の仕事がさほど忙しくない方」や、「例年、花粉症に悩まされることがない方」は、他の人よりも有利な状況にあると考えられますので、この状況を活かせるように心がけてください。
また、冬はインフルエンザが流行ります。
患者数は減少傾向にあるとはいえ、まだまだ油断はなりません。
いつ、インフルエンザやコロナに感染してもおかしくありません。
そうなると、高熱が出て学習どころではなくなってしまいますし、自宅待機等強いられると学習のペースが乱されます。
それに、特にコロナの場合は、回復した後の後遺症といわれる「倦怠感」で、回復後のたまった仕事をこなすだけでもきつい(場合によっては会社を辞めなければならなくなるケースもあり得ます。)のに、学習時間を確保し、集中して覚えることまでとてもできないという事態になってしまいます。
コロナの症状は人によって差があるようですが、コロナにかかってしまうと、後遺症も含めて完全回復までおそらく1か月位はかかる(1か月位の学習ブランクが生じる)ことになるかもしれないことと考えると、早いうちになるべく多くを学習しておくに越したことはありません。
今まで学習がうまくいっていないという方や、これから学習を本格的にやろうという方は、特に2月~4月の学習が命運を握ります。
この時期をどう味方につけるかです。
仕事や家庭や体調等でいろいろ大変なこともあるとは思いますが、学習するスタンス(いつ、どこで、何をやるか。)をきっちり定めて、やりきってください。

2025年01月27日
先日、【1月後半の課題】で、「仕事のある日をベースに組み立てなおす。」をアップしましたが、その際、コメントにいただいた方への返信した内容を、若干手を加えみなさんにもお伝えしたいと思います。
年末年始に学習が捗らなかったと落ち込んでしまって踏ん切りがなかなかつかないという方へ向けてのメッセージです。
確かに、今回の年末年始は9連休だし、学習を一気に捗らせようと意気込んでいた人にとっては、やらずに現在に至ってしまった喪失感は大きいと思います。
ただ、日頃、学習をしっかりやろうという気持ちは強くても、日々の仕事や私生活、体調や寒さや行事で学習時間が阻まれてしまい、なかなか学習時間が取れない人も多く、年末年始はその典型のような期間です。
特に、家族、親戚、友人、行事等を大事にする人にとっては、自分一人の世界に引きこもり、自分のしたい放題の時間を過ごすことは難しいと思います。
また、長時間労働や精神的なストレスが多い業務に携わっていればいるほど、休みがあると、心と体を休めるよう「無意識に意識が働く」ため、どちらかというと休日は気怠く、眠気に襲われることが多く、それはある意味、健全な証拠です。
ついつい他の多くの人は学習が捗り、自分だけが怠けてしまったと思ってしまいがちですが、年末年始はおそらく8~9割の人は思ったほどの勉強ができていないと思われます。
なので、気持ちをしっかり切り替えて、日々の時間をどう活用していくかを考えてみてください。
受験勉強も、年末年始までは「助走期間」であって、「今日からが本番」と思ってください。
実際、そうだと思います。
実際、そうだと思います。
その際、ちょっとだけ何か工夫して変化を取り込んでみてください。
たとえば、朝起きる時間を10分早める(日課の見直し)とか、電車に乗っているときは過去問を1駅あたり何問やる(学習のルール決め)とか、週〇時間学習できたらご褒美を用意する(頑張った見返り)とか、学業の神様の呼び声高い神社に参拝してお守りを授かる(神頼みで背中を押してもらう)とか、些細なことで構いません。
今までの自分を脱皮できたと思える何かを起点に踏ん張りスタートです。
受験勉強は、自分と向き合う孤独な時間がほとんどです。
どう気持ちを上手に高めていけるかが、ある意味、最も重要なスタンスだと言えるでしょう。
むしろ年末年始は、「十分な心と体のメンテナンスができた」と思ってください。
「これからの過酷な学習を乗り越えるためのエネルギーの充電期間」が年末年始の期間であったととらえ、これからの再スタートに備えるために十分な休息が取れたと考えましょう。
そう考えて、今後の学習に意欲的に取り組むことにエネルギーをかけていただければと思います。
