2024年向け学習に関するアドバイス
2023年10月02日
「講義開始でスイッチを!」というブログの記事を掲載しましたが、来年の本試験に向けて学習を開始する人は、「やるぞ!」という気持ちと気迫を持って臨んでください。
2024年向けの学習を開始するにあたって肝心なことは、「学習する意思と能力」を持った段階で開始することです。
「周りの人が学習を開始しているから。」とか、「開講日が来たから。」ということで開始するのは、自らの意思ではなく、外部要因で走り出すことになりよくありません。
これでは気持ちの整理が付いていない(気持ちの切り替えがされていない)状態で学習を開始することになってしまいます。
ただし、「心身の疲れは取れているけれども、やろうとする意欲が出てこない状態」の場合には、試しに無料体験に参加・Web無料体験を視聴するなど、きっかけを作ってみることは構わないと思います。
「きっかけを作る」という行動は、自らの意思で行うことになるからです。
本試験終了後は、上期の決算の時期に当たりますから、仕事が忙しく、なかなかゆっくりもできずに、疲れが取れていないという方も多くいらっしゃるはずです。
そういう方は、開始を急がず、10月中下旬位まで心と身体を休めて、リフレッシュする期間を持ちましょう。
開始時期が数週間程度、遅れても何ら問題ありません。
それより、気持ちの切り替えがなされていないまま、学習開始することの方が、今後の学習に悪い影響を及ぼしてしまう可能性があります。
十分、疲れを取って、気持ちを切り替えて、開始することが、この1年という長丁場の試験を乗り切るための1つの要件だと考えてください。
ただ、「やるぞ。」という気持ちにスイッチが入っている人は、少しでも早く、開始するに越したことはありません。
少しでも多く学習時間を稼ぐことで、他人よりも優位に立つことができます。
先日のブログで、「2023年向けに使用した教材は捨ててください。」と書きましたが、これも、実は、2023年度を引きずることなく(不合格だった前年を断ち切り)、新たな気持ちで取り組む姿勢で臨むことにつながっていきます。
2024年向け教材に2023年向け教材を加えて学習をすることは、せっかくの新しい教材の利用価値を自ら低めてしまうことになり、中途半端でどっちつかずの学習になってしまうことになります。
気持ちの切り替えは、それだけ重要だと思ってください。
気持ちの切り替えができていない人は、十分な休養で英気を養うことを優先していただき、「やるぞ!」という気持ちが芽生えてから、自らの意思で開始してください。
本試験日から時間が経ち、心身の疲れが取れてくると、自ずとそうなります。
もやもやした気持ちを引きずりながら学習を開始するより、晴れた気持ちでスタートを切りたいものです。
そうでないと、「焦り」から入ることになってしまいかねず、「マイナス」からのスタートになってしまう恐れがあります。
そうなると「楽しく学習して知識を身につけ合格したい。」ということより、「やらなければならない。」「試験に受からなければならない。」という脅迫観念で学習することになりかねず、その場合、学習が長続きしません。
2024年向けの学習を開始するにあたって肝心なことは、「学習する意思と能力」を持った段階で開始することです。
「周りの人が学習を開始しているから。」とか、「開講日が来たから。」ということで開始するのは、自らの意思ではなく、外部要因で走り出すことになりよくありません。
これでは気持ちの整理が付いていない(気持ちの切り替えがされていない)状態で学習を開始することになってしまいます。
ただし、「心身の疲れは取れているけれども、やろうとする意欲が出てこない状態」の場合には、試しに無料体験に参加・Web無料体験を視聴するなど、きっかけを作ってみることは構わないと思います。
「きっかけを作る」という行動は、自らの意思で行うことになるからです。
本試験終了後は、上期の決算の時期に当たりますから、仕事が忙しく、なかなかゆっくりもできずに、疲れが取れていないという方も多くいらっしゃるはずです。
そういう方は、開始を急がず、10月中下旬位まで心と身体を休めて、リフレッシュする期間を持ちましょう。
開始時期が数週間程度、遅れても何ら問題ありません。
それより、気持ちの切り替えがなされていないまま、学習開始することの方が、今後の学習に悪い影響を及ぼしてしまう可能性があります。
十分、疲れを取って、気持ちを切り替えて、開始することが、この1年という長丁場の試験を乗り切るための1つの要件だと考えてください。
ただ、「やるぞ。」という気持ちにスイッチが入っている人は、少しでも早く、開始するに越したことはありません。
少しでも多く学習時間を稼ぐことで、他人よりも優位に立つことができます。
先日のブログで、「2023年向けに使用した教材は捨ててください。」と書きましたが、これも、実は、2023年度を引きずることなく(不合格だった前年を断ち切り)、新たな気持ちで取り組む姿勢で臨むことにつながっていきます。
2024年向け教材に2023年向け教材を加えて学習をすることは、せっかくの新しい教材の利用価値を自ら低めてしまうことになり、中途半端でどっちつかずの学習になってしまうことになります。
気持ちの切り替えは、それだけ重要だと思ってください。
気持ちの切り替えができていない人は、十分な休養で英気を養うことを優先していただき、「やるぞ!」という気持ちが芽生えてから、自らの意思で開始してください。
本試験日から時間が経ち、心身の疲れが取れてくると、自ずとそうなります。
もやもやした気持ちを引きずりながら学習を開始するより、晴れた気持ちでスタートを切りたいものです。
そうでないと、「焦り」から入ることになってしまいかねず、「マイナス」からのスタートになってしまう恐れがあります。
そうなると「楽しく学習して知識を身につけ合格したい。」ということより、「やらなければならない。」「試験に受からなければならない。」という脅迫観念で学習することになりかねず、その場合、学習が長続きしません。

2023年09月26日
「定年後の開業は可能ですか?」というご質問がありました。
[回答]
結論から申し上げますと「可能」です。
今までに社労士の仕事らしき仕事に携わってきていなくても大丈夫です。
ただ、コミュニケーション能力や観察力に長けていて、様々な業務、職場をこなしてきている人ほど有利だと思われます。
また、社労士の業務をこなしながらも、常に前向きに知識(たとえば判例、統計など)を身につけていくことや、情報(たとえば改正など)に精通していくことを追求していくことができる人であればあるほど、成功する可能性が高くなると思われます。
たとえば、次の記事には、可能な資格が掲載されています。
「計16士業のうち定年後のシニアが取得しやすい資格とは|トップ5を徹底解説」
このトップ5の中の2位に「社労士」が取り上げられています。
1位 行政書士
2位 社会保険労務士
3位 FP技能士
4位 司法書士
5位 税理士
ただ、たとえば、3位の「FP技能士」の場合には、定年後の開業も可能ではあるものの、仕事内容がおそらく富豪相手の「資産運用・相続関係」、又は一般顧客に対しては「執筆・講演」などになってきますので、定年前の職業が証券会社(又は銀行、場合によっては不動産)などの金融関係等に勤めているなどの一定の勤務経験・業務知識があることが前提となってきます。
(「保険の見直し」や「生活設計(提案書)」でもお金を稼ぐことができるもののたいした金額にはなりません。)
その点、社労士は、定年前に給与計算等の実務に携わっていなくても、今までの社会人経験がものをいう仕事です。
というのも、最近では、手続き業務は当然のこととして、提案できる社労士、経営者の悩みを解決できる社労士が求められているからです。
中小企業の経営者は常に孤独であり、人事労務絡みで何か問題が起きた場合には、相談できる相手がいません。
人事労務絡みの問題は、ナイーブな問題であり、プライバシーにもかかわるため、安易に従業員に相談する訳にはいきません。
税理士に相談しても「そこは税理士の業務を逸脱していますので相談にはのれません。」と下手に相談に応じて大変な事態になると責任問題となりますので断られます。
訴訟になれば弁護士が必要ですが、単なる相談では弁護士としてはお金にならないので、円満な解決の手助けにはならないことが多いのも事実です。
昨今、企業のコンプライアンス重視が叫ばれていますし、働き方改革の推進も相まって、人事労務に関するトラブルが多く、経営者の頭を悩ませています。
社労士の場合、給与計算をしていると、社員の勤怠がわかりますので、「Aさんは最近、休みがちですが大丈夫ですか?」などと経営者に声をかけることができます。
休みがちな社員は、不安や不満を抱えていることが多く、これらのことを早めに対処できると、事前にトラブルの芽を摘み取ることができます。
たとえば、「遅刻が多い社員に対してどう対処したらいいか。」などは、中小企業の場合、多くの経営者の共通の悩みでもあります。
1月に1回訪問して、些細な困り事の相談にのることが、単に給与計算をする社労士に比べ差別化でき、付加価値を付けることができます。
こうなると、経営者にとって、社労士は手放すことができません。
中小企業は、大企業と違って、少々の労務トラブルでも経営が傾きかねませんから、人事労務の相談事(3号業務)ができる「経営者のブレーン」となる頼れる社労士が求められています。
経営者の相談に乗るという点では、経営者の年齢に比較的近い社労士が好まれます。
そうなると、20代や30代の経営者よりも、もっと年齢が高い経営者が多いため、定年後の社会人経験が豊富な社労士の方が相談しやすいことになります。
「手続業務ができなくて大丈夫か?」と心配になるかもしれませんが、労基署、年金事務所、ハローワークとも、聞けば丁寧に回答してくれますので、この点は全くの初心者社労士でもなんとかなります。
定年前に前職で何をしていたかに関わらず(その道の専門的な業務に携わっていなくても)、開業が可能な一番の資格は「社労士」ではないかと考えています。
日本の企業数は約420万社ですが、中小企業が99%以上を占めます。
現時点でも、困り事や悩み事を抱える経営者は数多くいるに違いありません。
あなたというやる気に満ちた社労士を待ち望んでいる経営者がきっといます。
チャレンジしてみてください。
[関連] ☞ 「社労士の資格は役に立つか? 」
[回答]
結論から申し上げますと「可能」です。
今までに社労士の仕事らしき仕事に携わってきていなくても大丈夫です。
ただ、コミュニケーション能力や観察力に長けていて、様々な業務、職場をこなしてきている人ほど有利だと思われます。
また、社労士の業務をこなしながらも、常に前向きに知識(たとえば判例、統計など)を身につけていくことや、情報(たとえば改正など)に精通していくことを追求していくことができる人であればあるほど、成功する可能性が高くなると思われます。
たとえば、次の記事には、可能な資格が掲載されています。
「計16士業のうち定年後のシニアが取得しやすい資格とは|トップ5を徹底解説」
このトップ5の中の2位に「社労士」が取り上げられています。
1位 行政書士
2位 社会保険労務士
3位 FP技能士
4位 司法書士
5位 税理士
ただ、たとえば、3位の「FP技能士」の場合には、定年後の開業も可能ではあるものの、仕事内容がおそらく富豪相手の「資産運用・相続関係」、又は一般顧客に対しては「執筆・講演」などになってきますので、定年前の職業が証券会社(又は銀行、場合によっては不動産)などの金融関係等に勤めているなどの一定の勤務経験・業務知識があることが前提となってきます。
(「保険の見直し」や「生活設計(提案書)」でもお金を稼ぐことができるもののたいした金額にはなりません。)
その点、社労士は、定年前に給与計算等の実務に携わっていなくても、今までの社会人経験がものをいう仕事です。
というのも、最近では、手続き業務は当然のこととして、提案できる社労士、経営者の悩みを解決できる社労士が求められているからです。
中小企業の経営者は常に孤独であり、人事労務絡みで何か問題が起きた場合には、相談できる相手がいません。
人事労務絡みの問題は、ナイーブな問題であり、プライバシーにもかかわるため、安易に従業員に相談する訳にはいきません。
税理士に相談しても「そこは税理士の業務を逸脱していますので相談にはのれません。」と下手に相談に応じて大変な事態になると責任問題となりますので断られます。
訴訟になれば弁護士が必要ですが、単なる相談では弁護士としてはお金にならないので、円満な解決の手助けにはならないことが多いのも事実です。
昨今、企業のコンプライアンス重視が叫ばれていますし、働き方改革の推進も相まって、人事労務に関するトラブルが多く、経営者の頭を悩ませています。
社労士の場合、給与計算をしていると、社員の勤怠がわかりますので、「Aさんは最近、休みがちですが大丈夫ですか?」などと経営者に声をかけることができます。
休みがちな社員は、不安や不満を抱えていることが多く、これらのことを早めに対処できると、事前にトラブルの芽を摘み取ることができます。
たとえば、「遅刻が多い社員に対してどう対処したらいいか。」などは、中小企業の場合、多くの経営者の共通の悩みでもあります。
1月に1回訪問して、些細な困り事の相談にのることが、単に給与計算をする社労士に比べ差別化でき、付加価値を付けることができます。
こうなると、経営者にとって、社労士は手放すことができません。
中小企業は、大企業と違って、少々の労務トラブルでも経営が傾きかねませんから、人事労務の相談事(3号業務)ができる「経営者のブレーン」となる頼れる社労士が求められています。
経営者の相談に乗るという点では、経営者の年齢に比較的近い社労士が好まれます。
そうなると、20代や30代の経営者よりも、もっと年齢が高い経営者が多いため、定年後の社会人経験が豊富な社労士の方が相談しやすいことになります。
「手続業務ができなくて大丈夫か?」と心配になるかもしれませんが、労基署、年金事務所、ハローワークとも、聞けば丁寧に回答してくれますので、この点は全くの初心者社労士でもなんとかなります。
定年前に前職で何をしていたかに関わらず(その道の専門的な業務に携わっていなくても)、開業が可能な一番の資格は「社労士」ではないかと考えています。
日本の企業数は約420万社ですが、中小企業が99%以上を占めます。
現時点でも、困り事や悩み事を抱える経営者は数多くいるに違いありません。
あなたというやる気に満ちた社労士を待ち望んでいる経営者がきっといます。
チャレンジしてみてください。
[関連] ☞ 「社労士の資格は役に立つか? 」

2023年09月25日
いよいよ通信(Web、DVD)で受講の方にも、本日、最初の労基①の教材が発送され、Webの方は、9月27日(水)から視聴することができるようになります。
待ちに待った開講という方もいらっしゃることでしょう。
講義開始の号砲でいよいよスタートです。
今まではどちらかというと、ゆっくり気ままに過ごしていた方も多かったと思われますが、これからは気持ちを切り替え、2024年本試験に向けて学習をスタートさせてください。
微力ながらみなさんのお役に立てるよう、応援させていただきます。
がんばっていきましょう。
なお、9月27日(水)からは、労基①のWebを1コマ丸々無料体験することが可能です。
2024年本試験に向けて、どういう形で学習していくか、迷っている方は、視聴してみてください。
待ちに待った開講という方もいらっしゃることでしょう。
講義開始の号砲でいよいよスタートです。
今まではどちらかというと、ゆっくり気ままに過ごしていた方も多かったと思われますが、これからは気持ちを切り替え、2024年本試験に向けて学習をスタートさせてください。
微力ながらみなさんのお役に立てるよう、応援させていただきます。
がんばっていきましょう。
なお、9月27日(水)からは、労基①のWebを1コマ丸々無料体験することが可能です。
2024年本試験に向けて、どういう形で学習していくか、迷っている方は、視聴してみてください。

2023年09月20日
現在、個別学習相談会を実施しています。
学習に関するアドバイスなど、参考になることがあるはずですので、この機にぜひ利用してみてください。
その中で、例年のことではありますが、「社労士の資格ははたして役に立つのか?」というご質問があります。
おそらく、同じような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
参考までに、以前、掲載したブログで、「社労士で食っていけるのか?」という記事を掲載していますので、こちらをご覧ください。
社労士試験に挑戦するかどうかの根幹となる部分でもありますので、不安は少しでも払しょくして学習に励んでいくようにしていただければと思います。
学習に関するアドバイスなど、参考になることがあるはずですので、この機にぜひ利用してみてください。
その中で、例年のことではありますが、「社労士の資格ははたして役に立つのか?」というご質問があります。
おそらく、同じような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
参考までに、以前、掲載したブログで、「社労士で食っていけるのか?」という記事を掲載していますので、こちらをご覧ください。
社労士試験に挑戦するかどうかの根幹となる部分でもありますので、不安は少しでも払しょくして学習に励んでいくようにしていただければと思います。

2023年09月17日
「ラクに合格したい」という気持ちは誰しも少しはあることと思いますが、この気持ちはできる限り捨てて、「楽しく学習して合格する!!」にしてください。
というのも、「ラクに合格したい」という気持ちは、「ラクしたい」という心のわずかな隙間から、合格に必要なエネルギーを奪ってしまうからです。
「ラクに合格したい」という気持ちがあると、ネットや友人からの単純な言葉に影響されてしまい、自分の学習を見失います。
たとえば、「〇〇予備校はガイダンスに参加すると〇〇がもらえて、それがすごく役に立つ」ということを聞けば、行かずにはいられなくなり、学習のペースが乱されてしまいます。
あるいは、たとえば、「択一式の得点を伸ばすためには時間配分が要であるから、誤っているもの探しでAが誤っていた場合、B~Eを飛ばして次へ行った方がいい。」などという言葉を簡単に信じてしまいます。
元々、択一式70問=350肢の全てに目を通せない人が合格するはずが無いのです。
この試験は、「事務」を取り仕切ることができる人が合格するように作られていますし、そういう人が合格してほしいと考えているはずです。
「事務」を取り仕切るためには、長い時間座っていることができて、書類にしっかり目を通し中身を確認したうえで提出書類に正しく記載でき、期限までに届けることが必要です。
その元となる書類を全部読まずに記載するとなると、当然、間違いのもとになります。
この主旨から考え合わせると、読まない問題がある人が社労士試験に合格することはまずありませんし、合格してはいけないといえます。
ネットに書いてあることは、全部が全部、本当のことだとは言い切れません。
この試験はラクに受かる試験ではないのは理解しているはずでも、意思が弱いと、ラクできる内容のものが耳に入ってきた場合に、自ずと引きずられていってしまうものです。
ただ、そうはいっても、常に自分を追い込むと、嫌々ながらの学習になってしまい、長続きしなくなってしまいます。
学習するということは、新しい知識を吸収できることであり、本来、嬉しいはずであり、喜びであるはずです。
新たに発見できたことを素直に喜び、学習できることに感謝しながら、切磋琢磨していくことが、学習を長続きし、成績も伸ばすコツになります。
完全に捨てきることはできないかもしれませんが、ラクに合格したいという気持ちが強くなってしまったり、逆に、自分を追い込みすぎたりせずに、気持ちの持ちようを「楽しく学習して合格する!!」に切り替えるようにしてみてください。
というのも、「ラクに合格したい」という気持ちは、「ラクしたい」という心のわずかな隙間から、合格に必要なエネルギーを奪ってしまうからです。
「ラクに合格したい」という気持ちがあると、ネットや友人からの単純な言葉に影響されてしまい、自分の学習を見失います。
たとえば、「〇〇予備校はガイダンスに参加すると〇〇がもらえて、それがすごく役に立つ」ということを聞けば、行かずにはいられなくなり、学習のペースが乱されてしまいます。
あるいは、たとえば、「択一式の得点を伸ばすためには時間配分が要であるから、誤っているもの探しでAが誤っていた場合、B~Eを飛ばして次へ行った方がいい。」などという言葉を簡単に信じてしまいます。
元々、択一式70問=350肢の全てに目を通せない人が合格するはずが無いのです。
この試験は、「事務」を取り仕切ることができる人が合格するように作られていますし、そういう人が合格してほしいと考えているはずです。
「事務」を取り仕切るためには、長い時間座っていることができて、書類にしっかり目を通し中身を確認したうえで提出書類に正しく記載でき、期限までに届けることが必要です。
その元となる書類を全部読まずに記載するとなると、当然、間違いのもとになります。
この主旨から考え合わせると、読まない問題がある人が社労士試験に合格することはまずありませんし、合格してはいけないといえます。
ネットに書いてあることは、全部が全部、本当のことだとは言い切れません。
この試験はラクに受かる試験ではないのは理解しているはずでも、意思が弱いと、ラクできる内容のものが耳に入ってきた場合に、自ずと引きずられていってしまうものです。
ただ、そうはいっても、常に自分を追い込むと、嫌々ながらの学習になってしまい、長続きしなくなってしまいます。
学習するということは、新しい知識を吸収できることであり、本来、嬉しいはずであり、喜びであるはずです。
新たに発見できたことを素直に喜び、学習できることに感謝しながら、切磋琢磨していくことが、学習を長続きし、成績も伸ばすコツになります。
完全に捨てきることはできないかもしれませんが、ラクに合格したいという気持ちが強くなってしまったり、逆に、自分を追い込みすぎたりせずに、気持ちの持ちようを「楽しく学習して合格する!!」に切り替えるようにしてみてください。
