2022年向け学習に関するアドバイス

2022年05月11日

「年金給付」の学習の仕方をご案内します。

年金給付は、大きく分けると「老齢」「障害」「遺族」と分かれ、通常は〇〇年金という名称でそれぞれの給付が行われます。
(老齢基礎年金、障害厚生年金、付加年金、寡婦年金、加給年金額、振替加算、等)

それぞれについて、「支給要件」「支給額」「支給期間」がありますから、それぞれの年金給付ごとにまとめてみてください。
〇〇年金は、「どういうときに・どのくらい・いつからいつまで出る」かを押さえてしまうのです。


支給要件額期間




①どういう要件が整ったらもらえるかがまずきますが、上の図のように、②支給額が縦軸、③支給期間が横軸のようになり、四角形の面積がもらえる総支給額となるわけです。

これは、年金相談で聞かれる順番と同じす。
相談者は、まず「私は年金をもらえるのでしょうか?」という質問が最初にくる質問となります。
今までの保険料の支払い履歴などを調べて回答します。
そして、もらえるとなると、「いくらもらえますか?」と聞かれますので、額の計算を行い、偶数月に2か月分ずつもらえることをお伝えします。
最後に「いつから(いつまで)もらえるのですか?」という質問を受けることになります。
(その後は、手続きの仕方に進みます。)

この3つを各年金種類ごとにまとめていきます。
自分が年金相談を受ける立場になったつもりで相手に説明するようなイメージで取り組むといいでしょう。

更に応用バージョンとして、「〇〇年金を繰り上げた(繰り下げた)場合にはどうなる?」、「2つの給付の支給要件がどちらも満たされたらどうなる?」「障害の程度が増減したらどうなる?」などと、重なったり、条件が変わった場合にどうなるかに進むことになりますが、その場合にも、基礎が固まっていれば混乱せずに学習していけます。
そして、この応用バージョンの部分が試験で問われます。
ここが、できる人とできない人の分かれる問題となるのです。

ぜひ、試してみてください。



2022年05月10日

インプットが終了し、直前期に入る段階での課題は、次の3点です。

① 積み残し科目をやりきる

② 苦手科目の克服

③ 横断整理で効率学習


まず、①の「積み残し科目をやりきる」ですが、インプットの学習でまだ手を付けていない科目があったり、中途半端に終わってしまっている科目があれば、まずはやりきってしまいましょう。
とりあえず、全科目のインプット学習を終えることが肝心です。


そして、2点目に苦手科目の克服です。

苦手科目は人それぞれですが、択一式の得点状況が思わしくない方の半数は「年金」だと思われます。
苦手なことは自分自身でよくわかっているので、「よーし、徹底的にやるぞ!」と、意気込んで計画を立てますが、多くの方がその半分もできずに終わってしまいます。

苦手ということは、よくわからない箇所が多く、それだけにやる気も起きなくて、途中で投げ出してしまいたくなるからです

苦手科目の学習には鉄則があります。


苦手な科目の復習は、頭からやらない

食事を例にたとえると、「おいしいもの」「栄養価の高いもの」から食べるようにします。

・おいしいもの=とりあえず、投げ出さずできそうな箇所
・栄養価の高いもの=試験に出題されやすい重要箇所
となります。

たとえば、年金を例にとると、年金の核となる「年金給付」を押さえてしまいましょう。
次の図の黄色で塗られた部分です。

年金科目の学習法

全部をやろうとせずに、まずは黄色で塗られた部分だけやります。

やる順番としては、「国年の年金給付」を終えてから「厚年の年金給付」の学習を行うのではなく、
①「老齢基礎」→「老齢厚生
②「障害基礎」→「障害厚生
③「遺族基礎」→「遺族厚生
④「1号独自給付

国年と厚年の重なる部分をくくってしまうように復習をしてください。

計算式でいうと、
・A×B+A×C=A(B+C)
のようなものです。

・老齢基礎+老齢厚生=老齢(基礎+厚生)
として、老齢というくくりで国年・厚年を学習していってください。

この黄色の部分で着色された「年金給付」をやり終えると、力が付きますし、自信にもなって、その次の部分も比較的ラクにやれるようになります。
(嫌々ながらではなく。)

そして、第2弾が「被保険者」「保険料」「届出」です。
勢いよくやりきってしまいましょう。
これも国年・厚年を横断的にやるべきです。

ここまでやりきると、残りはあと少しです。
仮にこれ以上やりきれなくて、ここでとん挫してしまっても、「おいしいところ」と「栄養価の高いところ」は終了していますので、本試験でもなんとかなります。


そして、各科目の横断事項を押さえてしまうことです。

特に、テキストの後ろの方にある「時効」「書類の保存」「不服申立て」「国庫負担・国庫補助」「延滞金」「給付制限」等や、テキストの前の方にある「目的条文」「強制・任意適用事業」「保険関係の成立・消滅」等は、1科目ごとよりまとめて押さえてしまった方が効率的で、短時間で多くの成果を見込めます。
(ご自分でまとめていくよりも、資格学校の横断講座(佐藤塾の場合は「横断対策講座」)を利用した方が早いし効率的です。)


参考にしてみてください。



2021年10月13日

直前期になって、どの科目もあやふやで、どこから手を付けていいのかわからないという状態になってしまう方がいらっしゃいます。

そういう方の中は、インプットがしっかりと学習できていないという方が多いように思われます。

インプット学習を、畑(家庭菜園のような小規模な畑を連想してください。)でナスを作ることを例としてお伝えしますと、きちんとクワで畑を耕してからナスの種を植える(こちらをAとします。)のと、耕さないでナスの種を植える(こちらをBとします。)のでは、春先の4月位までは同じように成長するのですが、耕さないでナスの種を植えたBの方は、5月になると成長が急に止まります。

というのも、根が土の奥深くまではっていくことができないため、養分や水分を十分に吸収できないからです。

一方、きちんとクワで畑を耕してからナスの種を植えたAの方はというと、地中深くまで根をはっていくことができるため、5月以降も成長を続け、夏場には大きなナスが実ります。

Aの場合には、台風に備えること、害虫を駆除すること、水をやることという手間だけで、立派に成長できるわけです。

Bの方はというと、5月以降に、いくら手間をかけたとしても手遅れです。

このように、最初のインプットの際に、どれだけ土を耕していくことができるかが、大きな収穫になるか否かの分かれ道となります。

このような土を耕して種を植える地道な作業を全部で47区画行っていきます。
(労基6区画、安衛2区画、労一4区画、労災5区画、雇用5区画、徴収3区画、健保6区画、社一4区画、国年6区画、厚年6区画の全47区画)

こうやって地道な学習をしていくと、直前期となる5月には、やるべきことが見えてきて、落ち着いて学習していくことができるようになります。

Bの方はどうかというと、10科目の学習を皿回しに例えると、労基法の皿がぐらぐら揺れていて何とかしないといけないと思っている矢先に、健保、雇用、安衛と、次々に皿が揺らいで落ちそうになります。

その都度、落ちないように補強を繰り返すことになりますが、「労多くして益なし」のように、学習時間が多い割には、傷の手当だけに走ることになりますから、くたくたになってしまいます。

焦りも伴い、不安な気持ちが先行して、地道な学習ができなくなってしまいます。

今から行うインプット学習を確実に実践していくことが、直前期の学習にも影響してくることになります。

[参考] 最初のインプットこそが重要その1



2021年09月06日

現在、個別学習相談会を実施しています。

今年は、昨年以上に、個別学習相談会に応募される方が多いです。
実は昨年も一昨年に比べて相談を希望される方が多くなったのですが、今年は更にこれを上回る勢いです。
学習に関するアドバイスなど、参考になることがあるはずですので、この機にぜひ利用してみてください。

その中で、数人の方から、「社労士の資格ははたして役に立つのか?」というご質問がありました。
おそらく、多くのみなさんが、同じような疑問をお持ちではないでしょうか。

参考までに、以前、掲載したブログで、「
社労士で食っていけるのか?」という記事を掲載していますので、こちらをご覧ください。

社労士試験に挑戦するかどうかの根幹となる部分でもありますので、不安は少しでも払しょくして学習に励んでいくようにしていただければと思います。



2021年09月03日

この時期、どのように過ごせばいいかということですが、2022年に向けて学習をスタートさせるにあたって、「気持ちの整理」も重要な要素です。

まずは、心身の疲れを取ること。
睡眠健康週間の9月10日位までが目安かと。)
そしてその間、この1年を振り返り、今後1年をどう乗り切っていくかのアウトラインをおおまかでもいいので思い描くこと。

また、学習を始めるにあたって、本試験直前期に後回しにしてきて、溜まってしまった各種負債のメンテナンスをしっかり行っておくことも肝心です。

本試験直前の学習に専念するあまり、「仕事」「家族」「友人」「健康」「趣味」などで、無理をして亀裂が入りかけているところがあるようなら、今のうちに修復しておくことです。

そうした一つ一つのことが、後々の学習効率の向上に良い影響を及ぼすものと思われます。

一人一人、置かれている環境は違いますが、まずは落ち着いて、じっくりと今後を見据えていくことをお薦めします。