2020年向け直前期のアドバイス

2020年08月04日

最後の追い込みに励んでいると思います。

最後の最後にやっておかないといけないことは、今までやってきたことをひたすら「なぞる」ことです。
決して、今までやっていない「未学習の領域」に足を踏み入れてはいけません。

仮にも1年という間にそれなりの範囲を学習してきているにもかかわらず、手薄な範囲があったとしても、その範囲は捨ててもいい範囲だと思われます。

学習していない範囲の問題を得点できるようになることよりも、今までやってきたところを本試験で取りこぼさずに得点に結びつけることの方が肝心です。

また、択一式は時間との勝負ですから、時間をかけずにできればすぐに気が付く問題を多くしたいものです。

それには、本試験前に基本事項も含めて再度、見直しておくと、すぐに気付く問題が多くなります。
したがって、できるだけ多くの今まで学習してきた事項に万遍なく目を通しておきたいものです。

本試験直前のセオリーとして、「本試験直前に一瞬でも目を通したことは正解できる」ことが挙げられます。

もう少し詳しくお伝えすると、本試験直前に目を通したことは、おそらく即座に正解できるものの、目を通さなかった事項は、「正解できるものの解くのに時間がかかる」か、「正解できない」こととなります。

すなわち、択一式の試験の最重要要素である<時間>を失うことになってしまうのです。


また、「即座に正解できる」ということは、いわば「反応で解く」ということでもありますから、さほど疲れません。
しかし、「正解できるものの解くのに時間がかかる」場合は、いわば「頭で考える(頭から記憶をひねり出す)」ため、「脳」がそれなりに疲労します。

3時間半という長丁場の試験の場合、疲れは大敵です。
できるだけ疲れない状態で、後半の「見直し」に入りたいものです。

また、「記憶力が悪いのですぐ忘れてしまう」という方が多くいますが、それなら逆に直前に目を通しておけばいいということになります。
したがって、できるだけ、この1年間で学習してきたことを、テキストなり答練・模試・過去問なりで、なぞっていきましょう。

本試験直前になぞることができれば、本試験で出題された際には、時間をかけずに正解できる可能性が高くなります。
しかも、疲労も最小限にとどまります。

わずかな日数でも比較的多くの箇所をなぞることはできます。
がんばってください。



2020年08月02日

「本試験までの期間、何をすべきか」というご質問が多くあります。

問題の解き直しをすべきか、テキストの読み込みすべきか、どちらがいいかということですが、おおまかに分けると、択一式の得点は何とかなるという方はテキスト読みを、択一式の得点が心配な方は、問題を解く方を重視すべきでしょう。

問題を解く場合には、過去問を再度、やりこむか、それとも、模試や答練の見直しをすべきか、など、迷うことは多いと思います。
最後のラストスパートの時期にきていますから、自分のやりやすい方法で学習をしていきましょう。

本試験当日は、意識を高めて臨みたいため、自分にとってやりやすい方法で学習していき、気持ちを高めることの方が肝心です。


学習がはかどったかどうかは、「生産性(集中力)×時間」で通常、図ることができますが、この時期は、生産性を高めて、学習時間は少な目にする方向で臨んでください。

できるだけ、多くの項目を最終確認したいため、1箇所に時間をとられず、万遍なくコンスタントにテキストを読むなり、問題を解くなりしてください。

時間をかけてダラダラやるのではなく、時間を短くテキパキこなしていく要領です。

それがそのまま本試験の集中力を高める訓練にもなります。

夏の暑い最中の過酷な試験です。
合格するためには、この時期をどう乗り越えるかにかかっています。
夏バテしないためにも、食事や睡眠などの規則正しい生活も大事です。

最後まであきらめずにがんばってください。



2020年07月31日

社労士本試験を直前に控え、誰もが最終追い込みをしているところでしょうが、そのやり方は人によってそれぞれだと思います。

ただ、択一式の得点アップが課題である方にとっては、テキストを読むより、とにかく問題を解く方が効果があります。
テキストを読む場合は、その箇所の要点以外も読むことになりますが、問題はテキストにある中の要点を拾い出して投げかけているようなものですから、そこを抽出して羅列しているような面があるからです。

もちろん、根底の理屈が理解できていないため、問題が解けないケースもありますから、その場合は、テキストで内容の理解ができると得点アップにつながります。
しかし、本試験で出されるのは5肢択一の問題形式であり、基本的には、〇か☓かがわかればいいのですから、なるだけ多くの問題に目を通しておけば、同じような出題の際には正誤判断が付くようになります。

ところで、問題を解くことで最終確認をする場合には、1科目ごとにやるのではなく、できれば本試験を想定して、70問という塊を解いていきましょう。

みなさんの手元には、今まで受けた模試や答練等の問題があるはずです。
それらを寄せ集めて、労基法から国年法まで全70問を一気に解くように心がけます。
今まで解いたことがある問題ですから、2時間を超える程度の時間で解き終えると思います。

ちょっときついかもしれませんが、こなしていくと「3時間半という時間」&「70問という量」が体得できますので、自然と体力が持つようになっていきます。
精神的にもタフになってきます。
また、科目ごとの頭の切り替えがすんなりできるようになりますので、本試験択一式の訓練にもなります。

終了後に採点したら、間違えた問題に軽く触れておきましょう。
ここで、「軽く」と書いたのは、間違えた問題を完璧に理解しようとしなくていいからです。
70問中、5~10問程度は、意味がわからなかったり忘れていても追及せず、「見逃す」感覚で臨んでください。

船で沖合に魚を捕りに網を投げるときのことを考えてください。
網の網目が広ければ広いほど、小さい魚は逃げます。

逃すまいとするのであれば、網目を細かくしなければなりませんが、細かくすればするほど、網が破れる危険性も高くなります。
大きな魚が取れればいいのです。
小さい魚(=難易度の高い問題)は、見逃していいのです。
肝心要の問題さえできればいいと割り切ってやっていくのがコツです。

また、問題を解くと書きましたが、問題を「解く」のではなく、「なぞる」でも結構です。
(時間が短縮されますので、むしろ、この方がいいと思います。)
「解く」とは、文字通り、普通に問題を解くことですが、問題演習での「なぞる」とは、問・解の両方を広げて確認していくことを指します。
すなわち、問題を見ながら同時に解答も見て、力ずくで覚えていくやり方です。

その方が、問題を解くよりも、多くの問題に目を通せるという利点もあります。
また、テキストを読んでいるのと同じ効果が期待できます。
基本的に問題を読んでいるため、的外れなことに時間を割くことにはなりません。

最後のひと踏ん張りです。
誰もが苦しく、不安な日々です。
自分だけではないと思って、がんばってください。

ただし、水分を補給し、栄養と睡眠を十分とって、あまり無理しないようにしてください。
今の時期は、体調管理が最優先です。
睡眠時間を削ってまでやるのは本末転倒ですので、やりすぎには気を付けながら学習を進めていってください。




2020年07月09日

ONEコイン模試については、既に終了している人、これから自宅受験でトライする人、それぞれだと思います。

ONEコイン模試を受験された方の中には、思ったより得点が伸びず、ショックを受けている人もいることと思います。
ただ、例年、同じで、この段階で高得点(たとえば、択一式で50点)をとれている人は、そう多くはいません。

模試をバネにして、本試験にどれだけプラスに持っていけるかが、勝負どころです。
したがって、結果だけに一喜一憂するよりも、気持ちを切り替えて、どうやって自分にプラスに取り込むかを考えてみましょう。
所詮模試は模試です。
本試験の踏み台にできるのであれば成果ありです。

では、踏み台にするためには、何が必要かということになりますが、おおまかに2つあります。

1つ目は、弱点を見つけ、そこを早めにつぶすこと。
社労士試験は、各科目に基準点がありますから、苦手な箇所や忘れてしまっている箇所があると足を引っ張られてしまいます。
ただし、今、気が付けば、修復可能です。
要するに、復習で補うことができればいいわけです。
ただし、復習は、2週間、3週間かけてやるよりも、できれば一気に片づけたいところです。
特に本試験前というこの時期は、ゆっくり時間をかけて多くを復習をするのではなく、全部を完全に飲み込めなくても、とにかく頭に叩き込むくらいの貪欲さと、短時間での集中力を養うことが大事です。
これが、そのまま本試験での問題を解くスピードと集中力につながるからです。

そして、もうひとつには、本試験のリハーサルとしての機能が模試にはあります。
解く科目の順番マークシートの塗り方などのチェックをすることができますし、何より3時間半という長時間、体力を持たせることを自分自身の身体に覚えさせることもでき、思いもかけない収穫があるはずです。
本試験という本番で失敗しないように、今のうちに失敗しておくことがいわば免疫にもなります。

これから、自宅受験で受ける方も多くいらっしゃると思いますが、まずは全力でぶつかってみてください。
叩きのめされるかもしれませんが、そこでくじけず、負けじと前へ進む気迫が持てるかどうかが、合格できるかどうかにつながっていきます。

頑張っていきましょう。



2020年05月31日

横断対策講座の4コマ目にくる「横断答練」の得点が思ったほど取れなくて、しょんぼりしている人はいませんか。

今回は、横断対策講座受講後の復習の仕方のご案内です。

今年は、LIVE講義を実施できなかったため、横断対策講座④で実施する横断答練(満点=20点)の結果がわかりません。
ただ、例年のことからだいたい見当はつきます。

予想平均点:10点
受講された2.5人に1人は、8点~11点の得点(ボリュームゾーン)に入っていると思われる。
予想最高得点:(かなり仕上がっている人でも)16点


8点~11点のボリュームゾーンにいる方は、もう一息、がんばるだけで、上位になることができます。
ただし、ランクを付けるとしたら、「Sランク:14点以上、Aランク:11~13点、Bランク:9~10点、Cランク:6~8点、Dランク:5点以下」となりますので、ぼやぼやしていると下位に転落してしまいます。

したがって、「得点が思わしくない!」と思ったとしても、落ち込んだり嘆いたりする時間はありません。
仮にC、Dランクだったとしても、ちょっとのがんばりで、ボリュームゾーンにいる人達を一気にごぼう抜きできますから、とにかく復習することに徹しましょう。


復習の仕方は、次の通りです。


①横断答練の「問題冊子」と「解説冊子」を開き、間違えた問題」の問題と解説を読み込み横断テキストと照らし合わせて理解する。
→それだけで、その単元の重要項目の2~3割程度は理解したことになります。

「横断テキスト」で問題として出題された箇所以外を確認しておく。
→①で挙げた以外の法令の重要項目(特に講義で取り上げて解説した箇所)を復習します。

間違えてしまった問題ごとに、①②の繰り返しをしてください。

たとえば、問1、問3、問5・・・問19のように、仮に奇数問題をすべて間違えたとすると、次のような手順で復習をしてください。

問1は、「保険者及び行政官職名等」の問題でした。
行政官職名の整理は保険者等の中に表でまとめられていますから、横断テキストの(4)保険者等(16~17ページ)を開いて、出題されている問1のA~Eに関しては、問題文と解説文でチェックすると共に、ひとつひとつ横断テキストで確認していきます。

その後、横断テキストの(4)保険者等(16~17ページ)の中の、今回の問題では取り上げられなかった項目も見ていきます。
特に、講義で指摘したところは、念入りに頭に叩き込みます。

問3は、「被保険者」の問題でした。
問3のA~Eで問われたところに関しては、問題文と解説文でチェックすると共に、横断テキストの(5)被保険者(18~21ページ)を開いて、被保険者の整理をします。

その後、横断テキストの(5)被保険者(18~21ページ)の中の、今回の問題では取り上げられなかった項目も見ていきます。
特に、講義で指摘したところは、念入りに頭に叩き込みます。


同じように、問5、問7、問9、問11、問13、問15、問17、問19の復習を行います。

続いて、正解したものの、十分に理解していなかった問題を取り上げ、同じ要領で復習します。

最後に、演習問題は十分な理解の元に正解できた問題は、その単元の横断テキストをさらっと読みます。
また、今回、問題として取り上げられていない単元についても、一読し整理しておきます。


佐藤塾の横断対策講座は、横断答練があることが特長のひとつです。
なぜ、横断答練を付けたかというと、インプット講義を聴いただけでは理解できたかどうかがよくわからない場合が多く、なんとなくわかったと錯覚してしまう危険性があるからです。
横断答練で理解できていたかどうかを確認し、うまく活用することで効果的な復習ができます。


横断対策がしっかりできると、択一式の得点が飛躍的に伸びます。
それだけに、復習のしがいがあります。
信じてやりきってみてください。