労働統計
2018年07月12日
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の23問目の「労働者の健康状況」の練習問題です。
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。
〔問〕 労働者の健康状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問においては「平成28年労働者健康状況調査」を参照している。
A リスクアセスメントを実施している事業所の割合は5割弱となっている。
B メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は5割強となっている。
C メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の取組内容(複数回答)をみると、「労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェック)」が最も多い。
D ストレスチェックを実施した事業所のうち、ストレスチェックの実施時期をみると、「定期健康診断以外の機会に実施した」は26.1%、「定期健康診断の機会に実施した」が74.1%となっている。
E 過去1年間(平成27年11月1日から平成28年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1 か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合は0.4%、退職した労働者の割合は0.2%となっている。
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step1 正解は・・・
D
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step2 解説
A 〇 (平成28年労働者健康状況調査) 本肢のとおりである。リスクアセスメントを実施している事業所の割合は「46.5%」となっている。なお、実施内容(複数回答)をみると、「作業に用いる機械の危険性に関する事項」が63.2%と最も多く、次いで「交通事故に関する事項」が56.5%となっている。
B 〇 (平成28年労働者健康状況調査) 本肢のとおりである。メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は「56.6%」となっている。
C 〇 (平成28年労働者健康状況調査) 本肢のとおりである。メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の取組内容(複数回答)をみると、「労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェック)」が62.3%と最も多く、次いで「メンタルヘルス対策に関する労働者への教育研修・情報提供」が38.2%、「メンタルヘルス対策に関する事業所内での相談体制の整備」が35.5%となっている。
D ☓ (平成28年労働者健康状況調査) ストレスチェックを実施した事業所のうち、ストレスチェックの実施時期をみると、「定期健康診断以外の機会に実施した」は「74.1%」、「定期健康診断の機会に実施した」が「26.1%」となっている。
E 〇 (平成28年労働者健康状況調査) 本肢のとおりである。
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step3 コメント
・「平成28年労働者健康状況調査」から、労働者の健康状況に関する問題です。なかなか押さえずらい内容のところですが、メンタルヘルス関連の取り組みは、重要度を増してきています。基本事項は、押さえておきましょう。
明日もがんばりましょう。

2018年07月11日
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労働者の健康状況2
【平成28年労働者健康状況調査】
(4)精神的ストレス等に関する事項
現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて「相談できる人がいる」とする労働者の割合は91.1%となっており、女性(94.8%)の方が男性(88.5%)より高くなっている。
「相談できる人がいる」労働者が挙げた相談相手(複数回答)は、「家族・友人」(84.8%)が最も多く、次いで「上司・同僚」(76.0%)となっている。
(5)受動喫煙防止対策及び受動喫煙の状況
受動喫煙防止対策に取り組んでいる事業所の割合は85.8%となっている。
職場で他の人のたばこの煙を吸引すること(受動喫煙)があるとする労働者の割合は、「ほとんど毎日ある」の13.4%、「ときどきある」の21.3%を合わせて34.7%となっている。
職場での喫煙に関して不快に感じること、体調が悪くなることの有無についてみると、「不快に感じること、体調が悪くなることがある」とする労働者の割合は18.8%となっている。
これを「職場で受動喫煙がある」とした労働者でみると、「不快に感じること、体調が悪くなることがある」とする労働者の割合は37.1%となっている。
明日もがんばりましょう。

2018年07月10日
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労働者の健康状況1
【平成28年労働者健康状況調査】
(1)リスクアセスメントに関する事項
リスクアセスメントを実施している事業所の割合は46.5%となっている。
実施内容(複数回答)をみると、「作業に用いる機械の危険性に関する事項」が63.2%と最も多く、次いで「交通事故に関する事項」が56.5%となっている。
(2)メンタルヘルスケアに関する事項
メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は56.6%となっている。
取組内容(複数回答)をみると、「労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェック)」が62.3%と最も多く、次いで「メンタルヘルス対策に関する労働者への教育研修・情報提供」が38.2%、「メンタルヘルス対策に関する事業所内での相談体制の整備」が35.5%となっている。
ストレスチェックを実施した事業所のうち、ストレスチェックの実施時期をみると、「定期健康診断以外の機会に実施した」は74.1%、「定期健康診断の機会に実施した」が26.1%となっている。
(3)メンタルヘルス不調により連続1か月以上休業又は退職した労働者の状況
過去1年間(平成27年11月1日から平成28年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1 か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合は0.4%、退職した労働者の割合は0.2%となっている。
明日もがんばりましょう。

2018年07月09日
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さて、23問目は、「労働者の健康状況」からの過去問です。
<問題(労働者の健康状況)>
〔問〕 休日・休暇等の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問においては「平成28年労働者健康状況調査」を参照している。
A 平成28 年7月1日が含まれる1 か月間に100時間を超える時間外・休日労働をした労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合は6.6%となっている。
B 過去1年間(平成27年11月1日から平成28年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)がいる事業所の割合は4.0%、退職した労働者の割合は2.0%となっている。
C 「平成28年労働者健康状況調査」によると、メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は8割を超えている。
D 「平成24年労働者健康状況調査」によると、現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて「相談できる人がいる」とする労働者の割合は、約6割となっている。
E 職場で他の人のたばこの煙を吸入すること(受動喫煙)があるとする労働者の割合は、「ほとんど毎日ある」と「ときどきある」をあわせて34.7%となっている。
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step1 正解は・・・
E
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step2 解説
A ☓ (平成28年労働者健康状況調査) 平成28 年7月11日が含まれる1 か月間に100時間を超える時間外・休日労働をした労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合は「0.3%」となっている。6.6%は、1 か月間に45時間を超える時間外・休日労働をした労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合である。(H26-3A改)
B ☓ (平成28年労働者健康状況調査) 過去1年間(平成27年11月1日から平成28年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)がいる事業所の割合は「0.4%」、退職した労働者の割合は「0.2%」となっている。(H26-3B改)
C ☓ (平成28年労働者健康状況調査) 「平成28年労働者健康状況調査」によると、メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は「56.6%」となっている。(H26-3C改)
D ☓ (平成28年労働者健康状況調査) 「平成24年労働者健康状況調査」によると、現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて「相談できる人がいる」とする労働者の割合は、「91.1%」となっている。(H26-3D改)
E 〇 (平成28年労働者健康状況調査) 本肢のとおりである。(H26-3E改)
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step3 コメント
・平成28年労働者健康状況調査から、労働者の健康状況に関する過去問です。職場の安全衛生に関しては、関心の高い分野でもありますから、最低限の箇所だけは目を通しておきたいところです。ランチタイム・スタディ(白書)も大詰めです。あと、残りわずかですので、がんばってください。
明日もがんばりましょう。

2018年07月06日
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の22問目の「外国人雇用状況」の練習問題です。
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。
〔問〕 外国人の雇用状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問においては「外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について」を参照している。
A 平成29年10月末現在、外国人労働者を雇用している事業所数は約20万か所であり、外国人労働者数は1,20万人を越え、外国人を雇用している事業所数、及び労働者数ともに平成19年に届出が義務化されて以来、過去最高の数値となった。
B 外国人労働者を雇用している事業所のうち、労働者派遣・請負事業を行っている事業所は事業所全体の10%弱、当該事業所で就労する外国人労働者は、外国人労働者全体の約2割を占めている。
C 外国人労働者を雇用している事業所を産業別にみると、「建設業」が22.2%を占め、次いで「卸売業、小売業」が17.1%、「宿泊業、飲食サービス業」が14.3%、「製造業」が8.6%となっている。
D 外国人労働者を雇用している事業所を事業所規模別にみると、「30人未満」規模の事業所が最も多く、事業所全体の6割近くを占める。
E 外国人労働者の国籍別では、中国が最も多く、外国人労働者全体の約3割を占める。次いでベトナム、フィリピン、ブラジルの順となっている。
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step1 正解は・・・
C
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step2 解説
A 〇 (外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について) 本肢のとおりである。平成29年10月末現在、外国人労働者を雇用している事業所数は194,595か所であり、外国人労働者数は1,278,670人である。なお、外国人労働者数が増加した要因としては、政府が進めている高度外国人材や留学生の受入れが進んでいること、雇用情勢の改善が着実に進み、「永住者」や「日本人の配偶者」等の身分に基づく在留資格の方々の就労が増えていること、技能実習制度の活用が進んでいること等が背景にあると考えられる。
B 〇 (外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について) 外国人労働者を雇用している事業所のうち、労働者派遣・請負事業を行っている事業所は17,312か所、当該事業所で就労する外国人労働者は273,648人であり、それぞれ事業所全体の8.9%、外国人労働者全体の21.4%を占めている。
C ☓ (外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について) 外国人労働者を雇用している事業所を産業別にみると、「製造業」が22.2%を占め、最も多い、次いで「卸売業、小売業」が17.1%、「宿泊業、飲食サービス業」が14.3%、「建設業」が8.6%となっている。
D 〇 (外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について) 本肢のとおりである。
E 〇 (外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について) 本肢のとおりである。外国人労働者の国籍別では、中国が最も多く、外国人労働者全体の29.1%を占める。次いでベトナム、フィリピン、ブラジルの順となっている。
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step3 コメント
・「外国人雇用状況の届出状況(平成29年10月末現在)について」から、外国人雇用状況に関する問題です。外国人労働者が増加している背景もあり、昨年の試験にも出題されています。基本事項は、押さえておきましょう。
来週もがんばりましょう。
