講座に関するご質問

2017年10月02日

次のようなご質問が届きました。

[質問]
「過去問分析答練」、「プレミアム答練」、「過去問総合答練」はそれぞれどのような違いがあるのでしょうか?



[回答]
この3つの答練を、①講座の時期・回数、②問題数・時間数等の構成、③出題内容等 に分けて違いをお伝えいたします。


「過去問分析答練」
①インプット講義の各編(労働法編、労働保険編、社会保険編、年金編)が終了する時期に合わせて実施し、全4回となります。

②基本的に、選択式10問、択一式20問で構成しており、演習時間(問題を解く時間)は2時間、解説時間(解いた問題を解説する時間)は2時間半です。

③択一式は出題頻度の高い範囲の過去10年からの過去問を中心に、間違いやすい問題・誤った理解をしがちな問題をピックアップし出題しています。
したがって、難易度の高い2割の問題(難問と言われるもの)と、難易度の低い2割の問題(誰もが正解できる超基本問題)を抜いて、難易度的には真ん中6割からの出題です。
択一式では基本事項が理解できたかを問う内容ですが、組合せ問題も適度に入れ込んでいます。
選択式は、過去に出題された択一式・選択式問題を焼き直して出題しています。


「過去問総合答練」
①来年5月以降に実施します。労働と社保の2回に分かれています。

②選択式4問、択一式35問で構成しており、演習時間は2時間、解説時間は2時間半です。

③択一式は、難易度の低い2割の問題(誰もが正解できる超基本問題)を抜いて、難易度の高い2割の問題(難問と言われるもの)も散りばめ、多少やっかいな箇所からも出題しています。
労働科目、社会保険科目と分けて実施しますので、いわば、「ハーフ模試」的位置づけです。
ここでは、過去問がどの程度、解けるようになったかをチェックしていただく意味合いがあります。
選択式は、過去に出題された(10年分だけとは限りません。)択一式・選択式問題を焼き直して出題しています。
たとえば、労働科目の方の過去問総合答練であれば、「労基・安衛」「労災」「雇用」「労一」が各1問ずつで、本試験で狙われるのではないかと予想される箇所からの出題としています。


「プレミアム答練」
①直前期(来年6月以降)に実施します。労基・労災・雇用・一般・健保・国年・厚年の全7回です。

②選択式5問、択一式10問で構成しており、演習時間は50分、解説時間は1時間半です。

③過去問以外の問題で構成しています。
改正箇所を意識した内容であり、選択式、択一式ともに、最終ラインで必ずつかんでおかなければならない箇所を重点的に出題しています。
難易度は多少高いものの、問題を解き解説をお聴きいただくことで、自然に力が付いてきます。
復習しがいのある問題を多く取り扱っていますので、ここを乗り越えると合格が見えてきます。




なお、佐藤塾の答練に関しては、他の予備校と比べ、「答案練習がその日で完結すること」がよいとのコメントを頂戴しています。以下、その文章を記載させていただきます。


(他の予備校との違いは、)「答案練習がその日で完結すること」です。
佐藤塾様では当たり前のことでしたが・・・・

以前他校で学習していたころ、午前中答案練習をやって、午後新しい教科の1回目というパターンが多かったです。過去問をベースにした答案練習ではありましたが、まちがった所をもやもやして先に進むことが、ひどく違和感がありました。貴校では必ずその日の午後、解説が頂け、必要な関連知識もレジメで配布されたので同じ問題を間違える確率が格段に減りました!

答案練習はしょせん答案練習なので何点とって順位がどうかとかよりも、間違えた所をフォローアップすることの方がはるかに重要である。ということをお教えいただきました。

強調されてよいポイントだと思います。



2017年09月27日

次のようなご質問をいただきました。

[質問]
佐藤塾は、択一式の得点を引き上げるのが得意な予備校とのことですが、どうして択一式の得点が上がるのでしょうか。また、他の予備校との違いはどこにありますか。


次のように回答させていただきました。

[回答] 
他社との違いのおおまかな点を掲載させていただきますと、8項目あります。


<1> 過去問解説同時並行型講義の展開(パンフレット掲載:10ページ)

インプット講義では、プレミアムテキスト(講座使用テキスト)と同時に過去問も使用し、講義受講後1週間以内に受講範囲の過去問に目を通すようにしていただくことで、テキストに掲載されている内容が、どのように問題として落とし込まれるのかが理解でき、重要箇所と後回しにしてもよい箇所の識別が付くことで、択一式の得点能力が高まります。

テキストと過去問の連動


<2> こだわりの特別編成カリキュラム(パンフレット掲載:10・11ページ)

特別編成カリキュラムによって、インプット講義の科目の順番が、「労働法編→労働保険編→社会保険編→年金編」となっています。
これにより、労基法と労働一般常識の学ぶ時期の間隔が短くなり、労基法と労組法、労基法と労働契約法などの横断がしやすくなります。
健保と社会一般の講義の順番が隣接していることにより、健康保険法と国民健康保険法の違いや、医療保険等の社会保険制度の歴史や沿革を理解しやすくなることなども挙げられます。



<3> 「記憶に刷り込む5つの手法」を駆使(パンフレット掲載:6ページ)

教え方が上手くない講師の場合、試験に出題されやすい箇所や重要な箇所を単に指摘するにとどまるケースが多いように見受けられます。
たとえば、「ここは試験で狙われやすい箇所です。」「〇〇に線を引いてください。」「ここは重要な箇所ですので、復習を丹念にしておいてください。」「ここは〇年の本試験に出題されています。」などと講義で話すことが多いと思います。
(これは、魚を海に採りに行く場面を想定した場合、魚のいる場所を教えているにすぎず、魚の採り方を教えてはいません。)
 
この場合、その箇所が重要であること自体は理解できますが、重要である箇所のページが多くなってくればくるほど「力ずく」で覚え続けていること自体が難しくなり、時にすべての項目がドミノ倒しのように「どっちだったっけ?」状態に陥ってしまう可能性が生じます。

そこで、佐藤塾では、その重要箇所を的確に覚えるために、「理屈」で覚えるのか、「比較」で押さえるのか、「右脳」で理解するのか、「ゴロ合わせ」でつかむのかという覚え方・押さえ方まで整理して
皆さんにお伝えしていきます
ので、十分な理解を伴うとともに納得して次へ進むことが可能となります。

要するに、どうやって覚えるべきなのかを常に研究し、ある箇所ではテキストやレジュメ等に図表を掲載したり、別な箇所では講義でその理屈を皆さんに明確にお伝えしますので、「なるほど!そういうことか!!」となり、覚えやすく記憶に残りやすくなるため、択一式の得点が驚くほど急激に伸びる訳です。

 
<4> 合理的テキストの決定版「プレミアムテキスト」(パンフレット掲載:14ページ)

プレミアムテキストは、受験経験者向けに作られていますので、過去に出題された選択式問題のほとんどが、出題時点でテキストに既に掲載されているという選択式を意識したテキストです。
(ただし、白書とその年の直前の改正部分は除きます。なお、白書は白書テキストに、改正は改正テキストに掲載しています。)

また、テキストの見栄えが良いため、テキストの読み込みが飽きずにできます
余白に書き込みもしやすく、テキスト全10冊に知識を集約できます。
 

<5> 時間をかけずに問題を解くのに最適!『佐藤としみ講師執筆「過去10年分問題集」』(パンフレット掲載:14ページ)

※過去問題集の特長はこちら(文面は後日、掲載します。)


<6> 大人気の「スクーリング制度」、追加料金なしで何回でも受講できる「2WEY方式』(パンフレット掲載:15ページ)

①スクーリング制度
通信講座(web、DVD)にお申込みの方は、東京本校・大阪本校で実施しているLIVE講義に予約なしにいつでも出席することができます。
LIVE講義の全ての日程に出席する方の多くが、通信講座での申込をされています。

メリットとしては、LIVE講義を受講した後に、再度、確認のために通信講座で受講することが可能となる点です。
講義を録音するようなわずらわしさもなく、後日、聴きたい箇所のみ視聴することができるため、スクーリング制度を利用されている方が多くいらっしゃいます。

②2WEY方式
通学講座(LIVE、VB)にお申込みの方は、LIVE講義の参加・不参加にかかわらず、追加料金なしに何度でもVBを視聴できます。
したがって、たとえば、労基①をLIVE講義でお聴きいただいた後、2018年本試験前日までの期間であれば、同じ労基①の講義をVBで5回でも10回でも追加料金なしに聴くことが可能です。
(そこまで聴く方はいませんが・・)


<7> 白書・統計数値対策に定評あり

白書・統計数値対策には、定評があります。
単なる暗記ではなく、その意味合いや考え方を披露していますので、厚生労働行政に興味がわくこと必至です。
知ってる知らないではなく、考えて答えることができるようになります。

ブログでも、みなさんに情報をお伝えしていきます。


<8> 一線級の講師陣(パンフレット掲載:10ページ)

佐藤塾講師は業界の中でも一線級の講師であり、抜群の安定感と深みがあります。
<3>に挙げた手法で皆さんにお伝えしていきます。
(辰巳法律研究所のホームページでお聴きいただくことが可能です。)
(無料体験にお越しください。)

☞ 「担当講師」「フルパック☆プラスの講座概要」をご覧になりたい方はこちら



以上8項目を取り上げさせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。



2017年09月23日

講座をご検討いただいている方からのご質問を受けました。

『「フルパック」と「フルパック☆プラス」のどちらにすればいいですか?』というものです。
実は、この質問は、ガイダンスなどを実施した際に、一番多く聞かれる質問です。

順を追って、説明させていただきます。


1.「フルパック」と「フルパック☆プラス」の違いは?

次の図のように、「フルパック」にはなくて、「フルパック☆プラス」(以後、「プラス」と呼びます。)にある講座は、「過去問総合答練」という過去問を題材とした講座に、「選択式特化型重要事項総まとめ」「横断対策講座」「弱点克服講義」を加えた4講座になります。
(プラスの図で、紫色で塗られた部分がフルパックに加わっている講座です。)

2018フルパック、プラスの図



2.「フルパック」と「プラス」の選ぶ基準は?

①次のような方は「プラス」をお薦めします。
・今年の択一式の得点より「10点」以上、伸ばしたい
・最近、自分の「記憶力」に自信が無いという方
「基礎」からみっちり学習をしたい

②今年の本試験の択一式の得点で考えてみた場合・・・
45点以上の方 ⇒ 「フルパック」
45点未満の方 ⇒ 「プラス」
をお薦めします。


3.「プラス」の最大の目的は、択一式の得点力のアップにある

「プラス」は、択一式の得点をアップするために必須となる「過去問」攻略「横断」対策が入っています。
簡単に4講座の概要をご説明しておきます。


① 「選択式特化型重要事項総まとめ←新講座です

インプット講義が一通り終了した直前期に差し掛かる頃、今までに学習した「インプット講義でやったことを忘れてしまってどうしよう。」という方がいらっしゃいます。
そこで、ゴールデンウィーク付近に、主要法令(労基・労災・雇用・健保・国年・厚年)のまとめの講座をご用意いたしました。
いわば、インプット講義終了後の忘れかけた時期に行うダブルインプットというべき講座です。

ただし、単なるまとめでは、重要箇所の繰り返しを行うだけになってしまいます。
そこで、選択式対策にも役立つよう、選択式に特化したインプット講座としました。

ここでは、プレミアムテキストを使って講義を展開していきます。
各科目3時間ですので、講義終了後からは、選択式対策のためのテキストの読み込みをするのもよし、ここでまとめたことを起点に、各科目の総まとめを行うのもよしだと思います。

※昨年は、「過去問詳細解説」で、主要6科目を各2時間で行うものでしたが、今回は、3時間にバージョンアップしています。


② 「過去問総合答練」

択一式は、難易度の低い2割の問題(誰もが正解できる超基本問題)を抜いて、難易度の高い2割の問題(難問と言われるもの)も散りばめ、多少やっかいな箇所からも出題しています。
労働科目、社会保険科目と分けて実施しますので、いわば、「ハーフ模試」的位置づけです。
ここでは、過去問がどの程度、解けるようになったかをチェックしていただく意味合いがあります。

選択式は、過去に出題された(10年分だけとは限りません。)択一式・選択式問題を焼き直して出題しているものと、今年狙われるのではないかと思われる予想問題的な問題で構成しています。


③ 「横断対策講座」

横断学習をすると択一式の得点がアップする理由は、「気づき」が早くなるからです。
たとえば、消滅時効の年数を問う問題で、2年なのか5年なのかは、横断学習をしていればすぐに正解することができます。
ところが横断学習をしていないと、考えた挙句、正解にたどりつくことになります。
ここで重要なのは、たとえ正解できたとしても、「時間」を失うということです。

横断項目をしっかり学習できていると、瞬時にわかる問題が多くなり、その結果、「空き時間」が生まれ、同時に「心のゆとり」がでてきます。
その時間を見直しにあてることで、3~5点のアップが見込め、合格ラインを突破することが可能となります。
よく、「後で考えたら、できるはずの問題だったのに・・」と言う方がいますが、これは「見直しできる時間さえあれば、拾える問題だったのに・・」と置き換えることができます。

択一式の時間対策は、「早読み」や「飛ばし(正解がわかったらあとの選択肢は見ない)」ではなく、「気づきの早さ」で十分カバーできるのです。


④ 「弱点克服講義」

最後にどうしてもお伝えしておかなければならない重要項目
を、ここでは取り上げます。
例年、「白書対策」「計算問題対策」「実務系の問題対策」等を行っています。
何を実施するかは、その時期になってから決めます。

※弱点克服講座の単体売りはしておりません。


4.「フルパック」と「プラス」の受講者はどちらが多い?

佐藤塾は択一式を伸ばしたい人が多く集まりますから、択一式が30点台の人が多く、そのため「プラス」を選ぶ人が多いです。
(他の予備校で学習したものの、一向に得点が伸びないという方が、最後の駆け込み寺として門をたたくケースが多いからです。)
また、「合格しました!」との結果報告を聞く限りでは、合格した方は「プラス」の方が多いように見受けられます。

ただ、元々、択一式45点以上の得点の方は、過去問や横断対策は既にできているが多いため、インプット講義をしっかり受講していただいたうえで、テキストの読み込みをその都度行っていただければ高得点を期待できることから、「フルパック」で十分だと思われます。



それぞれの方の置かれた状況に応じて、お決めいただければ幸いです。

なお、フルパック☆プラスに関しては、8月27日付ブログにも掲載していますので、ご確認ください。



2017年06月03日

直前講座のご質問がありましたので、お答えしておきます。


<質問>
「直前講座18種のすみ分けのご案内」の中の「弱点科目対策」として、次の3つの講座が挙げられていますが、どのようなレベルの人向けなのでしょうか。

〇弱点科目対策
労働判例対策講座
年金法対策講座
健保・通達対策講座


この3つの講座の対象者と目的を掲載しておきます。


「労働判例対策講座」
= 択一式試験には不安が無いが、選択式に不安を感じている方向け
→ 過去に出題された判例だけでなく、出題予想の判例も網羅し、判例の意味合いを理解するとともに、キーワードを頭に叩き込む


「年金法対策講座」
= 年金の学習は一通りやったのだけど、消化不良で整理が付いていない方向け
→ 例年、択一式の得点がボーダーラインに届かない人が、得点アップを確実に図るために、逃してはならない箇所に的をしぼり徹底整理し、択一式の国年・厚年で20点満点中、13点以上を確実に取る!


「健保・通達対策講座」
= 給付はまだしもその前後に苦手意識が強く、学習が不十分と感じている方向け
→ 通達を穴埋め的に理解することで選択式対策を施しつつ、内容の理解を促進することで択一式の得点アップを図ることができる。健保の得点「減」・やるき「減」からの脱却が可能!



2016年10月01日


本音の質問が届きました。社労士の将来性に関する質問です。
実は、いくつか同じような質問が届いていますので、今回、[質問]と[回答]の代表例を掲載させていただきます。

 

[質問]

懸命に勉強をして社労士に合格できたとしても、独立して成功するのは、2世等の既にコネクションを持っている方を除くと困難を極めると友人から聞きました。もちろん、能力等の個人差があるため、一概に言うことはできないのはわかっていますが、社労士の資格を取得して、この先、食っていけるのでしょうか。私は現在まで総務や人事等の社労士が関わる仕事とは全く畑違いの仕事に従事しています。

 

[回答]

まず、理解していただきたいのは、資格とは人生の道具です。

単に資格を取得したからといって、バラ色の世界が広がっているはずがありません。これは、どんな資格でもそうです。たとえ、弁護士、公認会計士、司法書士又は税理士であっても、資格を取得するだけで金儲けができるかといえば、それだけではできません。

もちろん、社労士資格も同じで、取得しただけですぐに収入に直結するはずがありません。資格は、自分の生き方、稼ぎ方の一つの道具に過ぎないのです。

 

でも、この道具を持っているのと持っていないのでは、その人の人生における選択肢が大きく変わってきます。道具を持てば、その人の人生における選択肢が一つ増えるわけです。これは人生にとって、大きなプラスだと思います。自分の人生が大きく変わる可能性があるものです。

 

さて、社労士だけで食えるのかというご質問ですが、これはその人のその道具の使い方で、食えるでしょうし、また、食えないでしょう。社労士の2世でないと、ものにならないというのは、全く当てはまらないと思いますよ。それは、その世界で負けた人が言う言葉じゃないでしょうか? もちろん、その人の資質にもよるとは思いますが、私自身の周りには何人もの方が社労士一本で頑張っています。

私の知る限りでは、社労士のみで億からの売上を上げている方も存じ上げています。従業員を何人も抱え、各社の給与計算を含めて社労士業を幅広くやっています。もちろん、2世ではありません。

また、特に何の考えもなく、とりあえずムードにのって開業したものの、結局廃業してサラリーマンに戻ったという方もいます。これは、スタートする時の考えが甘かったのではないでしょうか。

逆に社労士2世の方が親の業を引き継いだものの、評判が悪く、顧客を減らしているという方もいます。もちろん2世で親の業を引き継ぎ、その人の新たな考えを織り込んで、大きく伸ばしている方もいます。

また、2世の場合、それはそれで親と比べられたりしますから、肩身が狭い思いをしたり、親の職業を継がないとならない制約があるなど、2世ならではのさまざまなプレッシャーがあることも耳にします。

 

「社労士では食えない!」と言う方は、逆に何なら食べていけると思っているのでしょうか? それであれば、その食べられる世界に行かれたらよいと思います。サラリーマンですら、最近はのんべんだらりでは食べていけない時代になっています。何処の世界でどうやっていくのかを考え、その道の努力をするのが、人の生き方ではないでしょうか?

 

また、総務人事など社労士分野の実務経験が無い事を気にされているようですが、逆に他の世界の経験が、士業の業務に活きてくるものです。これからの社労士は、総務人事分野だけでなく、経営全体に対するアドバイスをしていく必要があるからです。企業を取り巻く諸問題は複雑化していて、「これは人事の問題」、「これは経理の問題」など明確に分けられなくなってきています。だから、社労士でも経理や製造、物流など様々な視点が必要です。

 私個人の意見としては、人事総務経験者でない方が、大成するポテンシャルを持っていると思います。最近は、理系の社労士も増えてきています。「人事総務経験がない」ではなく、「他の分野に強みを持っている」と考えた方がよいと思います。

 

更に、昨今、社労士の専門性が発揮される分野は、広がってきています。

例えば、メンタルヘルスの問題。「うつ」が社会的問題になっていますが、職場におけるメンタルヘルス対策には、社労士の専門性が不可欠です。メンタルヘルス不調者が出た場合、一定期間休職できる制度を作るのか、もし休職するのであればその間の処遇はどう決めるのか、元気になって職場に戻る際の配属はどうするのか。このような事をしっかり定め、就業規則を作成するためには、社労士の力が必要です。

少子高齢化問題にも社労士の力が必要です。定年後、再雇用した方のお給料や賞与や退職金の有無なども決めなければなりません。企業の原資と社会のニーズを調整することも社労士の腕の見せ所です。

育児休業を取る人も増えています。育児休業後の復職時、短時間勤務制度を導入した場合は、どういう給料にして、人事考課はどのように行うのか。やはり普通の社員と同じようにはできないため、他社事例などを用いて経営者に制度提案するのも社労士の仕事です。

最近では、親や身内の介護のために仕事を続けられない人が多くなってきています。こういった状況にどう対応すべきかを考え、企業に合った就業規則を作成していくこともりっぱな社労士の業務です。

 

何れにしろ、今後の人生、どう選択されるかは貴方自身が考えなければならないことですが、やれない理由を考えたらきりがありません。もし、社労士の勉強をされているのであれば、それも貴方の人生の道具の一つとして、取得されたらよいのではないですか? その経験、貴方の人生に必ずや活きると思いますが・・・。

あえて、自分で人生を狭める必要はないと思います。また、社労士を取得したからといって、それが人生の全てでもありません。もし、ご自分で意味がないと思われるなら、違う道を探される方がいいと思います。

 

今回、いろいろ書かせていただいたことが参考になるかどうかわかりませんが、少しでもお役に立つことができれば幸いです。

末筆になりますが、今後のご成功を心よりお祈りいたしております。



※この記事は、【講座に関するご質問】のカテゴリーに入れています。