学習に関するアドバイス

2018年01月18日

みなさん、こんにちは。
佐藤としみです。

こんな方、いらっしゃいませんか?

「年末年始も終わり、1月ももう半分過ぎてしまった・・・。昨年の暮れには、年末年始の休みに一気に学習を進めてしまおうと意気込んでいたのに、ほとんどなんにも手つかずのまま、今日という日を迎えてしまった。あー、どうしよう!」

悔 後 省 (-"-)

私は今まで何人もの受験生を見てきましたが、年末年始で学習がはかどらなかったと嘆いている方が、実は大半なんです。

年末年始って、やることが多いじゃないですか。
忘年会、クリスマス、大掃除、年賀状、買い出し、帰省、親戚周り、初詣、新年会・・・等々

まとまった休みがあるとはいっても、たいていの人はそれに追われて、結局、思ったほど、学習できないのが普通です。
ですから、あまり落ち込んだり、自分を責めたりしないでくださいね。

むしろ、これからが勝負です。
学習は、休日よりも仕事のある平日にどれだけこま切れ時間を有効に活用できるかにかかっています。
休日は平日よりも多くの時間を費やすことができますが、日々、コンスタントに学習をしていくことが肝心です。

たとえば、1週間に15時間の学習時間を確保できるとします。

①「土日にそれぞれ7.5時間ずつやって、平日は全く学習しない。」という人と、②「平日は1.5時間ずつ、土日で合計7.5時間学習をする。」という人では、同じ週15時間でも、②の人の方が圧倒的に成績が良くなります。

ただ、仕事が忙しい人にとっては、それほど平日にまとまった学習時間は取れませんよね。

なので、仕事の合間の休憩時間や手待ち時間、通勤時間、昼休み等の時間を有効に活用できるかどうかが決め手になります。

そうなると、そんなふとした際に、何をやるかですよね。

テキストを広げて、じっくり学習をすることはできないわけですから、インプットものより、むしろ、過去問をちゃっちゃかちゃっちゃかやるようなアウトプットの方が向いています。

過去問は持ち運びが便利です。
(大きさ的にも厚さ的にも重さ的にも)
ぜひ、ぼろぼろになるくらいに活用してみてくださいね。

年末年始に思ったほどはかどらなくて自責の念にかられている人は、あなただけではありません。
ライバルである他の受験生も同じ状況でしょう。
いかに気持ちを切り替え、コンスタントに学習できるかにかかっています。

できれば、次の2つを実践してみてください。
・実践1 学習しない日を無くす。 → どんなに忙しくても、5分でも10分でも学習する。
・実践2 週15時間の学習時間の確保を最低限ととらえる。 → どんなに忙しくても、最低週15時間の学習時間を確保する。(ちなみに、週15時間で大丈夫ということではありません。「最低」ととらえてください。)

この2つのことが守られるかどうかだけでもかなりの力が付き、他の受験生との差が開きます。
要するに、1日当たり、1週当たりのムラを無くすということです。

がんばってくださいね!
応援しています。



2017年08月22日

最終確認で白書・統計数値に時間を割く人は多いと思います。
白書対策は、直前期に集中して行う方が効率がいいこともありますし、何より不安である分野でしょうから、少しでも見ておきたいという気持ちになるはずです。

白書・統計数値対策として、全部を片っ端から暗記していくことはまず不可能ですから、どこを拾い上げていけばいいかというと、次の手順で考えてください。


step1 数字を押さえる

例1)女性の賃金は過去最高となっており、男女間賃金格差(男性=100)は過去最小の「73.0」となっている。
→この場合、「7割強」または「4分の3程度」と押さえておきましょう。

特に大台に乗った数字は狙われやすい傾向にあります。

例2)労働力人口比率は、2016年平均で「60.0%」となった。
→前年は59.6%でしたから、大台に乗ったといえます。

数字を暗記するのではなく、数字の意味を押さえておきましょう。

例3)平成27(2015)年10月1日現在の我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合)は「26.7%」と、過去最高となった。
→この場合、26.7%という数字を暗記するのではなく、「4人に1人以上が高齢者(65歳以上)」とだけ覚えておけば正誤の判断が付きます。仮に、この数字を違う数値にして誤りとするような場合には、「25%未満」で誤りとするか、「30%以上」で誤りとするかになりますので、たとえば、「27.7%」で誤りのようなことはまずありません。

例4)企業調査において、終業時刻から次の始業時刻までの間隔(インターバル)の時間を一定以上確保する「勤務間インターバル制度」の導入状況を尋ねたところ、「導入している」は「2.2%」、「導入していない」は94.9%であった。
→たとえば、勤務間インターバルを「12時間」と設定していた会社で、ある社員がどうしても仕上げないといけない急ぎの仕事があって、残業を22時までしたとします。そうすると、次の日は、12時間後の朝10時の出社でいいはずですが、たいていの場合、次の日も当然、朝早く出社して仕事をすべきと考えますから、経営者側からすれば、通常、勤務間インターバルという制度を歓迎することはあまりありません。したがって、2.2%という低い数字になっていると押さえておきましょう。

ただし、次のようなものは暗記しておいてください。

例5)完全失業率(労働力人口に占める完全失業者の割合)は、2016年平均で「3.1%」となった。
平成28年平均の有効求人倍率は「1.36倍」となった。   等


step2 増加しているのか、減少しているのか?

例6)就業者に占める雇用者の割合は「89.0%」となり、0.5ポイントの「上昇」となった。
→この場合、「89.0%」と「上昇」の両方を押さえておく必要があります。なお、「0.5ポイント」は必要ありません。

それでは、増減を押さえておかないとならないのは、どういうケースなのでしょうか。
それは、2つあります。
①5年(目安)以上、ずっと増加または減少している場合
②5年(目安)以上、ずっと増加していたものが減少になった場合(当然、逆もあります。)

したがって、年によって、増えたり減ったりしているケースは、増減を押さえる必要はありません。


step3 順番を押さえておく

「〇〇が最も多く、次いで□□、△△の順になっている。」に類する文章の場合、順番を入れ変えてくるケースが多いです。

例7)変形労働時間制を採用している企業割合60.5%となっている。変形労働時間制の採用企業を種類別(複数回答)にみると、「1年単位の変形労働時間制」が34.7%、「1か月単位の変形労働時間制」が23.9%、「フレックスタイム制」が4.6%となっている。
→ここでは、企業割合の60.5%と、種類別の順番の両方が重要です。

例8)正社員以外の労働者がいる事業所について、正社員以外の労働者の活用理由(複数回答)を就業形態別にみると、契約社員では「専門的業務に対応するため」が、派遣労働者では「即戦力・能力のある人材を確保するため」が、パートタイム労働者では「賃金の節約のため」が最も高い割合となっている。
→これは、順番ではありませんが、活用理由を変えて聞いてくることが考えられます。


step4 企業規模や職業、性別・年齢による違いはみられるかどうか

例9)変形労働時間制を採用している1,000人以上規模企業に関してみると、「1か月単位の変形労働時間制」を採用している企業が最も多く、次いで「1年単位の変形労働時間制」、「フレックスタイム制」の順になっている。
→例7と比べてください。

例10)退職給付(一時金・年金)制度がある企業数割合は、75.5%で、企業規模別にみると、規模が大きいほど退職給付(一時金・年金)制度がある企業数割合が高くなっている。

例11)平成27年1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数は除く。)は、労働者1人平均18.4日、そのうち労働者が取得した日数は8.8日で、取得率48.7%であり、50%には達していないが、これを性別でみた場合、女性は54.1%と50%を上回っている


step5 喫緊の課題である長時間労働の是正に関する事項は特に重要

例12)将来的に過労死等をゼロにすることを目指し、平成32年までに週労働時間60時間以上の雇用者の割合5%以下年次有給休暇取得率70%以上、平成29年までにメンタルヘルス対策に取り組んでいる事業場の割合80%以上とする目標を早期に達成することを目指すこととしている。

→長時間労働の是正に対する政府目標が掲げられているということは、この目標の数字自体と実際の数字の両方を押さえておく必要があります。
(現行)
・週労働時間60時間以上の雇用者の割合 : 7.8%(6年連続の低下)
・年次有給休暇取得率 : 48.7%
メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業場の割合 : 59.7%

なお、例4に挙げた勤務間インターバルも、長時間労働の是正に関するためのものであり、重要用語ととらえておきましょう。


時間がなくて全部は確認できないという方は、step1だけで構いませんので押さえておきましょう。
step1だけで全体の半分位は網羅できますので、完璧にわからなくても、少なくとも5択から3択・2択に絞り込むことが可能となります。

やっかいなところですが、暗記だけが得意な人よりも、情勢がわかって厚生労働行政の各種問題に対処できる社労士を求めていることからすれば、白書・統計数値の問題は重要な位置づけです。

目をそらさず、最低限のところは押さえておくようにしてください。



2017年08月06日

「本試験までの期間、何をすべきか」というご質問が多くあります。

問題の解き直しをすべきか、テキストの読み込みすべきか、どちらがいいかということですが、おおまかに分けると、択一式の得点は何とかなるという方はテキスト読みを、択一式の得点が心配な方は、問題を解く方を重視すべきでしょう。

問題を解く場合には、過去問を再度、やりこむか、それとも、模試や答練の見直しをすべきか、など、迷うことは多いと思います。
最後のラストスパートの時期にきていますから、自分のやりやすい方法で学習をしていきましょう。

本試験当日は、意識を高めて臨みたいため、自分にとってやりやすい方法で学習していき、気持ちを高めることの方が肝心です。


学習がはかどったかどうかは、「生産性(集中力)×時間」で通常、図ることができますが、この時期は、生産性を高めて、学習時間は少な目にする方向で臨んでください。

できるだけ、多くの項目を最終確認したいため、1箇所に時間をとられず、万遍なくコンスタントにテキストを読むなり、問題を解くなりしてください。

時間をかけてダラダラやるのではなく、時間を短くテキパキこなしていく要領です。

それがそのまま本試験の集中力を高める訓練にもなります。

夏の暑い最中の過酷な試験です。
合格するためには、この時期をどう乗り越えるかにかかっています。
夏バテしないためにも、食事や睡眠などの規則正しい生活も大事です。

最後まであきらめずにがんばってください。



2017年07月17日

【注意事項】 
ONEコイン模試を自宅受験される方で、これから解く方は、解き終えてからこのブログをお読みください。






ONEコイン模試を受験された方の声を拾ってみると、選択式の労一に関しては、5問すべてを得点できている方から1つも埋まらなかった方まで、万遍ない得点分布となっているようです。
現時点でのおおまかな得点分布ですが、0点が10%、1点が15%、2点が25%、3点が25%、4点が15%、5点が10%のような緩やかな左右対称です。
(今後は、左(得点が低い方)のウェイトがもう少し高くなると思われますが・・)



3点以上の得点が取れている方は、
①白書・統計数値の学習がはかどっている方
②各種統計数値の数字には勘が働く方
のいずれか、または両方だと思われます。

逆に、2点以下の方は、まだ、白書・統計数値の内容自体を消化しきれていない方だと思います。

この問題が今回、できなくても、ここで覚えてしまえばいいわけですから、解説冊子で確認をしたうえで、白書テキストに当たってみてください。
白書のインプット講義を時間等の制約で受けることができない方の場合には、択一式の問題を含めて、模試の解説冊子をお読みいただき、その箇所だけは、本試験で出題された場合、正誤判断が付くようにしておいてください。

白書がまだ手つかずの場合は、白書のような数字は直前に覚えればいいので、焦る必要はありません。



数字の押さえ方ですが、たとえば、Bの問題の年次有給休暇の取得率が、「48.7%」というところでは、数字そのものを暗記する必要はありません。
50%弱であることさえ、わかればいいのです。

もし、本試験で同じ形で出題されたとしても、選択肢が

【①46.7%、②47.7%、③48.7%、④49.7%】

などということは、絶対になく、せいぜい、

【①42.7%、②48.7%、③53.7%、④60.7%】

あるいは、もっと幅を広げてきて、

【①28.7%、②48.7%、③68.7%、④88.7%】

となりますから、「50%に届いていない」ということだけ、押さえておけば、正確な数値がわからなくても、正解できます。


そして、もう1歩進んで、50%に達しているのは、「女性」と「1,000人以上規模企業」、さらには、過労死等の防止のための対策に関する大綱では、「平成32 年」(←東京オリンピックの年)までに年次有給休暇取得率を「70%」以上にするのが目標であることを、ついでに押さえてしまいましょう。

同じように、Dの高齢化率の問題では、「およそ4人に1人が65歳以上」ということさえわかっていれば、26.7%は容易に解答できます。

この手の問題は、仮に択一式で出題されたとしても、数字を変えてきて☓とする可能性が高いので、大まかな数字さえ押さえておけば大丈夫です。



それから、今回の労一のように、選択肢が数字だけの場合の対処法をお伝えします。
大半の方が数字だけの選択肢を目にした途端、多かれ少なかれ不安な気持ちになると思います。

全部が数字ですからグループ分けできないということになりますが、たとえば、Cの問題では、雇用者が5,729万人という数字が提示されていますから、労働力人口である約6,600万人位を分母としたとしても、5,729万人÷6,600万人=86.8%となります。実際の就業者は、労働力人口よりも少なくなりますから9割弱という推察が付きます。

したがって、選択肢としては、⑯81.5、⑰89.0、⑱94.0程度には絞られてくるはずです。
(計算できれば、割合がわかっていなくても正解である「⑰89.0」にたどりつけます。ただし、分母となる就業者数のおおまかな数値が読めないと絞りきれません。)



このような問題に接した場合には、Aから順に解こうとせず、自分にとって、一番解きやすい問題から入っていくのが得策です。
それと同時に、「数字だけの選択肢の場合、救済がかかることは間違いない」ため、3問というラインを2問に下げて、「どんなことがあっても2問を死守」するために、A~Eの中で、どれが一番組しやすいかどうかを考えて、やりやすいところから攻めるのがセオリーです。

そして、この手の問題の場合、あまりに近い数値が解答となるような問題は出題されず、5問とも、ある程度、数値が離れるはずですので、A~Eの縄張りが構成されるはずです。
正確な数値を覚えているかを問われていないため。)

[A] 男女間賃金格差=60~80%台程度ではないか ⑬ 60.0 ⑭ 65.8 ⑮ 73.0 ⑯ 81.5 ⑰ 89.0  ←知らなくてもこの範囲の推察は可

[B] 年次有給休暇取得率=50%程度ではないか ⑩ 40.0 ⑪ 48.7 ⑫ 55.8 ←あまり多くの年休取得はできていないと予測できる

[C] 就業者に占める雇用者の割合=80%~90%程度ではないか ⑮ 73.0 ⑯ 81.5 ⑰ 89.0 ⑱ 94.0 ←知らなくてもこの範囲の推察は可

[D] 高齢化率=20%~30%台程度ではないか ⑥ 21.7 ⑦ 26.7 ⑧ 31.7 ←知らなくてもこの範囲の推察は可

[E] 単一労働組合の推定組織率=20%を割っている ④ 12.5 ⑤ 17.3 ⑥ 21.7  ←ここは知らないと難しいかもしれません。ただ、その際に、他の問題(A~D)がある程度、わかれば、他の問題(A~D)の縄張りの範囲外にあるのではと考えることができればいいかもしれません。


とにかく、本試験で数字だけの選択肢が出題された場合でも、投げやりにならず、解答を絞り込んでいき、その中で解答を探り当てる努力をしてみてください。


数字だけの選択肢でくる場合の別な例としては、健康保険法の高額療養費の計算問題が代表格となります。
この場合も、絞り込みができるはずです。

がんばってください。



2017年07月16日

ONEコイン模試を自宅受験される方は、教材が届きましたら、実際に時間を計ってトライしてみてください。
仕事がある平日の日は、時間を取るのは難しいと思いますので、土日祝日で実施する人が大半だと思います。

その際、実施する時間帯ですが、できることなら、①→②→③の順で考えてみてください。
①実際の本試験と同じ時間帯で実施する。
②実際の本試験と同じ時間帯ではないが、日中に選択式→択一式の順で実施する。
③まとまった時間が同じ日に取れないため、選択式、択一式の日を違えて実施する。

最低でも、選択式は1時間20分、択一式は3時間30分という時間は分割しないようにしましょう。

また、自宅のデスクで実施しても構いませんが、できれば図書館や自習室のような会場で実施する場合と同じような設定で行う方がいいでしょう。

終了しましたら、マークシートは郵送してください。
後日、成績表をお送りする形になります。
7月25日(火)着が期限ですので、それまでにお送りください。

暑い日が続きますが、水分を十分とって、体調に気を付けてがんばってください。