2016年09月30日

平成28年版労働経済白書が、本日(9月30日)、発売されました。

「第1章 労働経済の推移と特徴」の要約を記載しておきます。

DSC_0579●雇用・失業情勢の動向
・緩やかな景気回復基調を背景に、完全失業率は2015 年度平均で3.3%と19 年ぶりの低い水準となり、有効求人倍率も2015 年度平均で1.23 倍と24 年ぶりの高い水準となるなど、雇用、失業等の動向については改善がみられた。
・雇用情勢の改善を受けて、非自発的失業者や長期失業者が減少した他、不本意非正規雇用労働者の減少となった。



●労働時間の動向
・2015 年については、パートタイム労働者の総実労働時間の減少パートタイム労働者比率の上昇によって総実労働時間は減少した。
・総実労働時間を雇用形態別でみると、一般労働者については、総実労働時間は増加したものの、パートタイム労働者については、より短時間で働く労働者が増加した影響もあり、総実労働時間は減少した。

●賃金の動向
・2015 年度の名目賃金は、一般労働者の所定内給与の増加が大きく寄与したことにより、2年連続の増加となった。
実質賃金は、消費税率引上げによる影響が剥落したこともあり、2015年7月以降、増加傾向で推移している。


なお、このブログに掲載したのは、白書を購入して読み込まなければいけないという意味ではありません。
掲載されている内容を吟味し、要旨を要約し、抜粋・集約したものが、白書テキストの一部になりますから、白書・統計数値対策講座で学習していただければ試験対策としては十分です。

なお、厚生労働白書の発売はまだ未定のようです。



この記事へのコメント

1. Posted by あるぴん   2016年10月01日 13:15
昨年、今年と労働一般の選択で泣かされてますので、白書を
買って読み込んだほうが良いのでしょうか?
とりあえず択一は基準はクリヤしているし、今年の労一選択が
2点なのが悩ましい。
労働経済白書と厚生労働白書をマジメに読んだらそれだけで
一年終わってしまいそう…
2. Posted by 管理人   2016年10月01日 14:53
あるぴんさん、こんにちは。
コメントいただきありがとうございます。

2年連続、選択労一で泣かされていることは、悔しくてならないですよね。
お気持ち、わかります。

ただ、次回は何としてでも・・・といって、白書を購入して最初から最後まで熟読するのは大変なことだと思います。
試験に全く関係ない箇所も多い上に時間はかかりますし、第一、試験に関係するところがどこかもよくわからないはずです。

もちろん、興味があって白書を積極的に読みたいという方は構いませんが、「あまり気が進まないのに試験対策のためにしぶしぶ目を通す」という場合には、白書自体を苦労して読む必要はありません。

その場合、白書・統計数値対策講座が直前期にありますから、ぜひ活用してください。
白書・統計数値対策講座で使用する白書テキストは、白書掲載の文章表現をできるだけ残したうえで、狙われやすい箇所を抜粋して作成していますので、短時間で白書の要旨を習得でき、試験対策として十分です。

佐藤としみ講師の歯切れのいい解説で、国の目指すべき方向性や課題・沿革が見えてきますので、たとえ違うところからの出題であったとしても十分、対処可能となります。

検討してみてください。
3. Posted by あるぴん   2016年10月01日 20:19
大抵は、白書・統計講座って直前期にやっているので、問題演習とか、模擬試験の真っ最中で年金とかの主要教科で不安で一杯になっている時期に行われる講座なので、あんまり受講しても身に付かない感じが...(苦笑)

なんか今年はまだ、11月の発表に希望を持ってたりするので(辰巳さんの判定では「合格」だったので尚更)スタートする気持ちに切り替わりませんが、再受験という事になったら労働基準法と平行して学習してみたかったりもします。

参考までに、佐藤塾の2016用の白書・統計講座のテキストを分けて頂く事は可能でしょうか?

白書・統計とか、労働・社会一般とかは最初の社労士の概要の講座でやるのが一番よいような感じもしますが、他の受験団体でも見た事がないですね。
4. Posted by MI   2016年10月01日 22:09
あるぴん様へ、

今年は受験指導校の白書対策講座を読んで(講義受けるのは時間切れ!!)問題を解いて、常識は初めて選択も択一も基準点をクリア出来ました!!(でも雇用の選択が1点で、今年も終わり・・・)

もう今年のを参考にしても、利用価値はほとんどありませんし、辰巳さんも古いのは頒布しずらいでしょうから、来年2017年のを購入する前に、辰巳さんに行って窓口でチョイと見せていただいてから、受講するか判断するのをおすすめいたします。

わたくしはこの閲覧して良さを痛感し、佐藤先生の年金や一般常識の講座(今は残念ですがこの講座無くなりました・・・復活を望みます!!)を受講を決めました。

もし近県でない方でしたらゴメンなさい!


5. Posted by あるぴん   2016年10月02日 07:06
MIさん、コメントありがとうございます。
あの内容で選択も択一も基準クリアできるなんて凄いです。労一、社一に関わらず選択は悩ましいですね。知識だけなら択一で良いだろうになんで選択があるのか不明ですが、ルールですから仕方のない所です。

自分は受験は今回で4回になりますが、3回目からは別の所ですが受験指導校の講座を取っております。確かに、独学でやっていた頃より択一の成績は格段に上がりました。現在受講中の指導校の白書・統計講座も取りましたが、選択の社一、労一の対策だけはどうやって良いのか未だに良く分かりません。
今年の労一選択の空欄Eなんか反則ですわ。(~ヘ~;)ウーン

辰巳さんの名古屋校は模擬試験でお邪魔しましたが、司法試験とかの参考書は多数見ましたが、あまり社労士関連の書籍は置いていないような印象でした。ジュンク堂さんとかの方が佐藤先生の問題集とか良く見る印象です(名古屋のジュンク堂は目だってましたよ!)

さすがに去年のテキストで対策しようとかは考えておりません。(^_^)ニコニコ
今年の労一の問題三枝ほど予想されていたテキストに大変興味があるので、閲覧程度でなくてジックリ読んでみたいので書かせてもらいました。
6. Posted by 管理人   2016年10月02日 14:56
あるぴんさま、MIさま、お書きいただいたやりとりを、ほのぼのとした気持ちで読ませていただきました。

2016年向けの白書・統計数値対策講座のテキストは、食品にたとえていいますと、「賞味期限切れ」のようなもので、食べることがまだ十分に可能であっても、有償・無償にかかわらずお譲りできないのが実情です。
すみません。

MIさんのコメントにある「一般常識の講座」は、MIさんのご要望にお応えし、今回、直前期に復活させる予定です。
(あくまで予定であって確定ではありませんが、おそらく実施できると思います。)
(実はかなり多くの方からのご要望があります。)

以前、実施した際には、「総仕上げ講座」に続く評判の高い講座でしたが、テキスト作成や作問にかなりの時間を要することと、講師の準備にかかる労力も大きかったため、見送ってしまった次第です。
(不良品とされるようなレベルの講座は実施したくないためです。)

今後ともよろしくお願いします。
7. Posted by MI   2016年10月03日 00:05
あるぴん様、管理人様、さらにコメントありがとうございます。

 わたくしは27年は大手指導校で勉強したのですが、なんと択一の得点が激減してしまいました・・・。(選択は選択式問題集をやったおかげで上がりました!)

 今年は、講座テキスト購入の独学+大手ではない社労士に定評がある指導校の直前講座で再起をはかります!
 
 「一般常識の講座」が復活するのですね。そのときは閲覧に東京校へ伺います。
 
 最後に佐藤先生の過去問集は、10/1に購入して後で気がついたのですが、日本法令ではなく辰巳さんに出版元が変わりました。
 
8. Posted by 管理人   2016年10月03日 16:59
MIさん、コメントありがとうございます。

27年の大手指導校での勉強は、先生やテキスト等との相性があまり良くなかったからかもしれませんね。
社労士の学習は、粘り強く、がんばってください。

一般常識の講座の際には、ぜひ、東京へお越しください。
過去問題集の出版元は、いろいろ経緯があって、今回、変更した次第です。

今後ともよろしくお願いします。
9. Posted by あるぴん   2016年10月03日 20:24
管理人さま、毎度コメントありがとうございます。
「賞味期限切れ」ですか、なんか切ない響きですね。お立場上、あんまり「差し上げます」とかとも言えないのも理解しているつもりです。新しいのに期待致します。

白書講座って、調べてみましたけど、何処も7月からですね。前に模擬試験を受験した時ですが、月刊誌だと1ヶ月早い物もあるみたいで、みんな同じ月刊誌を持っていたのは驚きました。

おそらくですけど、初めて受験する人より再受験の方が圧倒的に多そうですから、早い時期に欲しい人は多いのではないでしょうかね。
10. Posted by 管理人   2016年10月04日 09:57
あるぴんさん、コメントありがとうございます。

「賞味期限切れ」の表現は、確かに切ない響きですよね。
もう少し別な表現があればよかったのですが、語彙が少ないもので・・・

白書講座の時期の件ですが、どこも7月に実施するというのは、実は理由があります。
統計数値がすべて出そろわないためです。
また、統計数値は、毎年、発表時期が一定ではありませんので、1か月以上前後することもあります。
できるだけ待って、「すべての数値を入れ込む」となると、どうしても7月になってしまいます。

月刊誌では1か月ほど早いものもあるとのことですが、おそらく「社労士V」などのことを指していらっしゃると思います。
社労士Vの白書講座も、以前、担当させていただいていた時期がありましたが、原稿締切が早い分、見切り発車をしないとなりませんでした。
(まだ発表されていない箇所は、掲載をカットするか、1年前のものでいくか。)

ただ、あるぴんさんのご指摘もごもっともです。
2017年向けの講座スケジュールは確定していますので覆せませんが、今後、少しでも早く実施できないかについては、検討材料とさせていただきます。

ご指摘、ありがとうございました。

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