2026年05月14日
「ランチタイム・スタディ 2026統計数値」の138日目は、「令和7年賃金引上げ等の実態に関する調査結果の概要」から「賃金引上げ等の実態」の調査記載事項です。
賃金引上げ等の実態
【令和7年賃金引上げ等の実態に関する調査結果の概要】
(3)定期昇給制度、ベースアップ等の実施状況
② 定期昇給の実施状況
令和7年中に賃金の改定を実施した又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業における定期昇給制度のある企業の定期昇給の実施状況をみると、「定昇を行った・行う」企業の割合は76.8%、「定昇を行わなかった・行わない」は2.6%、「定昇を延期した」が0.1%となっている。
③ ベースアップ等の実施状況
令和7年中に賃金の改定を実施した又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業のうち定期昇給制度がある企業について、ベースアップ(以下「ベア」という。)等の実施状況をみると、「ベアを行った・行う」企業の割合は57.8%、「ベアを行わなかった・行わない」は15.1%となっている。
<コメント>
・まず、用語の定義を押さえておきましょう。

・続いて、定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)の違いについてですが、定期昇給が、一定期間企業に勤務し、一定の条件を満たした従業員に、あらかじめ定められた基準に従って毎年一定の時期に個別に賃金を引き上げるものであるのに対して、ベースアップは、多くの場合は労使交渉に基づいて、あらかじめ定めていない額について、企業の賃金水準そのものを変更するものです。要するに、ベアは、賃金カーブ自体を上方に押し上げることになります。
・ベアは企業にとっては人件費の高騰に直接つながりますから、できるだけ避けたいものであるため、「定昇を行った・行う」よりも「ベアを行った・行う」の方が数字は低くなります。
次回もがんばりましょう。
