2025年12月11日

「ランチタイム・スタディ2026統計数値」の33日目は、「令和6年度能力開発基本調査」から「職業能力開発」の調査記載事項です。

職業能力開発

【令和6年度能力開発基本調査】


(2)計画的なOJTの実施状況【事業所調査】


令和6年度調査において、正社員または正社員以外に対して計画的なOJTを実施したと回答した事業所は64.7%である。

正社員に対して計画的なOJTを実施した事業所は61.1%正社員以外に対して計画的なOJTを実施した事業所は27.1%と、前回と比べて共に上昇しており、3年移動平均の推移でも近年は上昇に転じている。

正社員以外に対して計画的なOJTを実施した事業所は、長期的には正社員に対する割合と比較して2分の1に満たない水準で推移している。

計画的なOJTを実施した対象を職層等別にみると、正社員では「新入社員」が54.7%、「中堅社員」が37.5%、「管理職層」が24.8%となり、「正社員以外」は27.1%となった。


<ポイント>
・「計画的なOJT」とは、下記の「用語の定義」にもあるとおり、教育訓練に関する計画書を作成するなどして教育担当者、対象者、期間、内容などを具体的に定めて、段階的・継続的に実施する教育訓練をいいます。日常の業務に就きながら行われる教育訓練の「計画書」を「具体的」に作成し、「段階的・継続的」に実施するものに限られます。

・したがって、単に「OJTを実施しているか。」という質問の場合には、「OFF-JTを実施しているか。」という質問の回答よりも割合が高くなる傾向がありますが、「計画的なOJT」となると、「OFF-JT」よりも実施している事業所の割合は低くなります。

・正社員以外に行う計画的なOJTは、正社員に行う計画的なOJTに比べて実施する頻度が低く、2分の1に満たない水準です。

・計画的なOJTの実施は、上昇傾向にあります。

OJTは、「新入社員」→「中堅社員」→「正社員以外」→「管理職層」の順に多く実施されています。さすがに管理職には計画的なOJTの必要性が低いと思われます。

・ここは、前回のOFF-JTと比較して押さえておくといいでしょう。



<用語の定義>

・OJT…職場内訓練のことで、上司や先輩が部下や後輩に対して、職務遂行に必要な能力を、仕事を通じて計画的、継続的に開発する教育訓練のこと。

・計画的なOJT…日常の業務に就きながら行われる教育訓練(OJT)のうち、教育訓練に関する計画書を作成するなどして教育担当者、対象者、期間、内容などを具体的に定めて、段階的・継続的に実施する教育訓練をいう。例えば、教育訓練計画に基づき、ライン長などが教育訓練担当者として作業方法等について部下に指導することなどを含む。 


次回もがんばりましょう。



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