2025年09月08日
成績分析診断(最終)から読み取れる合格ライン(確報)は、次のとおりです。
【選択式】
〇各科目3点以上、合計23点以上
・「労働一般常識」は2点救済の可能性が高い。
・「社会保険一般常識」は2点救済の可能性がある。
・「労災保険法」は2点救済の可能性がある。
【択一式】
〇各科目4点以上、合計42点以上
・「雇用保険法(徴収法を含む。)」は3点救済の可能性が高い。
・「健康保険法」は3点救済の可能性がある。
<解説>
選択式救済科目
① 選択式で救済されそうな科目は「労災保険法」「労働一般常識」「社会保険一般常識」が考えられます。ただし、「労働一般常識」の救済の可能性が最も高く、次いで「社会保険一般常識」、「労災保険法」の順となっています。
② 「労働一般常識」は、佐藤塾データでみると、2点以下割合が46.6%であり、1点以下割合が15.9%となっていますので、過去の水準からしてみても2点救済の実施が濃厚です。
もう少し詳しくお伝えすると、この水準以上の割合であった令和3年度労一(この時は1点救済)、平成28年度労一、令和2年度労一、令和元年度社一、平成29年度健保、令和6年度労一は、すべて2点救済されています。ただし、令和4年度社一(佐藤塾データで2点以下割合が約46.3%、1点以下割合が約11.8%)は、本試験データだと2点以下割合が49.3%、1点以下割合が16.6%と、いずれも届かず、救済されていません。ただ、今回は、1点以下割合が高いため、2点以下割合も押し上げられて救済されるのではないかと考えています。
③ 「社会保険一般常識」「労災保険法」は、佐藤塾データでみると、2点以下割合が3割台後半で、1点以下割合が12~13%であるため、救済されるか否かは微妙なところです。この水準は、過去の傾向から読み取る限り、救済される可能性は「五分五分~やや救済されにくい」という結果が出ていますので、どちらに転んでもおかしくありません。ただ、可能性は約半々なので、この2科目は「可能性がある」と表記しています。
選択式総得点
・選択式については、昨年よりも難易度がかなり高く、平均点が約2点ほど低くなっていますので、23点の可能性が最もあると思われますが、データが集まるにつれて差が以前よりも縮小してきましたので、24点となる可能性もありえます。
択一式救済科目
① 択一式で救済されそうな科目は、多くの方が苦戦している「雇用保険法(徴収法を含む。)」と「健康保険法」が考えられます。
② 「雇用保険法(徴収法を含む。)」は、佐藤塾データでみると、7点以上の得点の人がほとんどいないと言ってもいいくらいの状況で、4~5人に1人が4点と4点が得点状況の山の頂点となっています。平均点も4点をわずかに上回る得点ですので、過去10年ほどさかのぼっても択一式でここまで得点状況が芳しくない時はありません。さすがにここは3点救済されるでしょう。
・平成28年度「厚年」=3点救済実施(佐藤塾データ3点以下25.2%、2点以下13.4%、平均点5.4点)
・平成28年度「国年」=3点救済実施(佐藤塾データ3点以下25.1%、2点以下13.3%、平均点4.8点)
③ 「健康保険法」は、佐藤塾データでみると、3点以下22.8%、2点以下14.2%、平均点4.8点ですから、3点救済される可能性はあるものの、そこまで届かない可能性もあり、五分五分といえます。過去を振り返ると、今回のデータよりも低くて救済が無かった時が2科目、あった時が2科目あるためです。ただ、今回は、2点以下の割合が比較的高いため、救済される可能性がその分、高くなっているのではないかと考えています。
・令和元年度「健保」=救済なし(佐藤塾データ3点以下20.3%、2点以下9.8%、平均点5.1点)
・令和元年度「一般」=救済なし(佐藤塾データ3点以下19.3%、2点以下9.5%、平均点5.1点)
・平成29年度「厚年」=3点救済実施(佐藤塾データ3点以下19.2%、2点以下11.5%、平均点6.0点)
・平成28年度「一般」=3点救済実施(佐藤塾データ3点以下18.9%、2点以下11.0%、平均点5.4点)
択一式総得点
① 択一式の総得点については、佐藤塾データでは昨年より約3点ほど下がっていることから、昨年に比べかなり難易度が上がっていることがわかります。昨年よりも得点が上がった科目は、「労災保険法(徴収法を含む。)」だけであり、他の6科目はいずれも下がっています。
② 昨年の総得点の合格ラインが44点であったことから、下がることは間違いないとして、どの程度まで下がるかですが、2点ダウンは固いのではないかと思われます。
※「合格ライン予想」は、佐藤塾での成績分析診断の集計結果に基づく佐藤塾独自の見解ですので、合格ラインを保証するものではありません。
※「合格ライン予想(最終)」を動画でご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。(9月20日まで視聴可能)
この記事へのコメント
このところ忙しくて、お返事遅くなりました。
予備校の行う合格ライン予想は、得られたデータから検討するため、本試験を実際に受験した人全員のデータと乖離が生じ、これがどの科目も比例してくれれば大体見当が付くのですが、一般常識や改正や計算問題などが含まれていると、異なる動きが生じてきます。
なので、予測には限界はあるものの、用いるデータで考えられる最大限の予測をしています。
佐藤塾の場合、救済科目については、救済の可能性が3割程度以上あるようであれば、「救済の可能性あり」としています。
したがって、救済が無い場合も当然、あり得るのですが、過去のデータと比較してどういう動きになるかを予測していますので、割と近い線にはなるのではないかと思っています。
今後とも、ブログの閲覧や講座の利用等、よろしくお願いします。
