2025年02月13日

「ランチタイム・スタディ2025統計数値」の106日目は、「外国人雇用状況の届出状況(令和6年10月末現在)について」から「外国人雇用状況」の調査記載内容です。


外国人雇用状況

【外国人雇用状況の届出状況(令和6年10月末現在)について】

(3)都道府県別・産業別・事業所規模別の外国人を雇用する事業所の状況

① 外国人を雇用する事業所数都道府県別にみると、東京が82,294所(外国人を雇用する事業所数全体の24.1%)、次いで、大阪28,167所・(同8.2%)、愛知26,979所(同7.9%)となっている。

<ポイント>
・都道府県別にみると、「外国人労働者数」は「①東京、②愛知、③大阪」の順ですが、「事業所数」では「①東京、②大阪、③愛知」となります。愛知県豊田市に本社があるトヨタ自動車は、外国人労働者を積極的に受け入れている企業の1つであることから、愛知の外国人労働者数が多いと考えてもいいかもしれません。



② 外国人を雇用する事業所数の産業別の割合をみると、「卸売業、小売業」が18.7%、「製造業」が16.6%、「宿泊業、飲食サービス業」が14.3%となっている。

<ポイント>
・産業別にみると、「外国人労働者数」は「①製造業、②サービス業(他に分類されないもの)、③卸売業、小売業」の順ですが、「事業所数」では「①卸売業、小売業、②製造業、③宿泊、飲食サービス業」の順になります。ここも先ほどのトヨタ自動車の例に同じで、トヨタ自動車は製造業ですから、外国人労働者数は「製造業」が多いものの、事業所数は「卸売業、小売業」が一番にくると考えてください。



③ 外国人を雇用する事業所数を事業所規模別にみると、「30人未満」規模の事業所が最も多く、事業所数全体の62.4%となっている。

外国人を雇用する事業所数はいずれの規模においても増加しており、「30人未満」規模の事業所が前年比で8.2%増と、最も大きい増加率となっている。

<ポイント>
・事業所規模別にみると、「外国人労働者数」、「事業所数」共に「30人未満」が最も多いのですが、「30人未満」の占める割合は「外国人労働者数」は約3.5割に対し、「事業所数」は約6割に上ります。



次回もがんばりましょう。

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