2025年01月14日

「ランチタイム・スタディ2025統計数値」の80日目は、「令和5年度能力開発基本調査」から「職業能力開発」の調査記載事項です。


職業能力開発

【令和5年度能力開発基本調査】


(1)OFF-JTの実施状況【事業所調査】

令和5年度調査において、正社員または正社員以外に対してOFF-JTを実施したと回答した事業所は72.6%である。

また、正社員に対してOFF-JTを実施した事業所割合は、前回(70.4%)と同水準の71.4%となり、3年移動平均の推移でみると、直近では上昇に転じている。

正社員以外に対してOFF-JTを実施した事業所割合は前回(29.6%)と同水準の28.3%であり、正社員に比べて低い割合になっている。


<用語の定義>

・OJT(On-the-Job Training)…職場内訓練のことで、上司や先輩が部下や後輩に対して、職務遂行に必要な能力を、仕事を通じて計画的、継続的に開発する教育訓練のこと。

・Off-JT(Off-the-Job Training)…職場外訓練のことで、業務遂行の過程で行われるOJTとは異なり、集合教育、通信教育、講習会など業務遂行の過程外で行なわれる教育訓練のこと。



(2)計画的なOJTの実施状況【事業所調査】

令和5年度調査において、正社員または正社員以外に対して計画的なOJTを実施したと回答した事業所は63.2%である。

また、正社員に対して計画的なOJTを実施した事業所は60.6%と、前回と比べて0.4ポイント上昇しており、3年移動平均の推移でも直近で上昇に転じている。

正社員以外に対して計画的なOJTを実施した事業所は23.2%と、前回と比べて0.7ポイント低下しているものの、3年移動平均の推移では、直近で上昇に転じている。

また、長期的には、正社員に対する割合と比較して2分の1に満たない水準で推移している。


<ポイント>

・ここでは、OFF-JT、計画的なOJTいずれも正社員の方が割合が高く、その差はWスコア以上に開いていることを確認しておいてください。




次回もがんばりましょう。



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