2024年12月04日

「ランチタイム・スタディ2025統計数値」の51日目は、「令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の過去問焼き直し問題です。


<問題(労働者の健康状況)>

〔問〕 労働者の健康状況に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は「令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況(事業所調査・労働者調査)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。(令和5年の労働安全衛生調査の内容には無い項目が過去には問題とされていることが多く、今年の記述の内容で過去に出題されている問題を取り上げたところ、数が少なかったため、本問は4択となっています。)

A 過去1年間(令和4年11月1日から令和5年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者又は退職した労働者がいる事業所の割合は約2割になっている。

B メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は6割を超えている。このうち、対策に取り組んでいる事業所の取組内容(複数回答)をみると、「ストレスチェックの実施」の割合が最も多く、次いで「メンタルヘルス不調の労働者に対する必要な配慮の実施」となっている。

C 現在の仕事や職業生活に関することで、強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者について、その内容(主なもの3つ以内)をみると、「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の量」、「顧客、取引先等からのクレーム」が上位3つを占めている。

D 労働者調査によると、現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて「相談できる人がいる」とする労働者の割合は、約6割となっている。


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step1 正解は・・・


B


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step2 解説

A × (令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況)事業所の割合は「13.5%」である。(H26-3C) 


B 〇 (令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。(R6-1A) 

C × (令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況)現在の仕事や職業生活に関することで、強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者について、その内容(主なもの3つ以内)をみると、「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の量」、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)」が上位3つを占めている。(R2-2E)

D × (令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況)「相談できる人がいる」とする労働者の割合は「94.9%」である。(H26-3D)




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step3 コメント

・「令和5年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の出題です。ここに取り上げた問題の出題年度をご覧いただくと、平成26年、令和2年、令和6年とあるように、割と頻繁に出題されていて狙われやすい調査です。身近で考えやすい内容ですが、割合や順番など、覚えておくべき項目が多いのでやっかいな箇所です。また、本問のCのように上位3つを問うてきた場合に、3つ目だけが違って誤りという令和2年の出題の難易度をそのまま表現しましたが、かなり難しい設問の内容になっています。ただ、さすがに令和6年度本試験(前回)に択一式で丸々1問出題されていますので、2年連続の出題は考えにくいため、ここはさらっと見ておく程度でいいかと思います。



次回もがんばりましょう。



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