2024年10月02日
「日頃から早めに習得!白書・統計数値【ランチタイム・スタディ2025】」の2日目は「令和6年版高齢社会白書」から「高齢化の現状」の調査記載内容です。
高齢化の現状
【令和6年版高齢社会白書】
(2)我が国は世界で最も高い高齢化率
高齢化の速度について、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍加年数)によって比較すると、フランスが115年、スウェーデンが85年、アメリカが72年、比較的短いイギリスが46年、ドイツが40年であるのに対し、我が国は、昭和45(1970)年に7%を超えると、その24年後の平成6(1994)年には14%に達した。
一方、アジア諸国に目を移すと、韓国が18年、シンガポールが15年など、今後、一部の国でも我が国を上回るスピードで高齢化が進むことが考えられる。
(3)65歳以上の者のいる世帯は全世帯の約半数
65歳以上の者のいる世帯について見ると、令和4年現在、世帯数は2,747万4千世帯と、全世帯(5,431万世帯)の50.6%を占めている。
昭和55年では世帯構造の中で三世代世帯の割合が一番多く、全体の半数を占めていたが、令和4年では夫婦のみの世帯及び単独世帯がそれぞれ約3割を占めている。
(4)健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きい
健康上の問題で日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、令和元年時点で男性が72.68年、女性が75.38年となっており、それぞれ平成22年と比べて延びている(平成22年→令和元年:男性2.26年、女性1.76年)。
さらに、同期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延び(平成22年→令和元年:男性1.86年、女性1.15年)を上回っている。
次回もがんばりましょう。