2024年07月04日

「ランチタイム・スタディ2024統計数値」の130日目は、「令和4年労働災害発生状況の分析等」から「労働災害発生状況」の過去問焼き直し問題です。


<問題(労働災害発生状況)>

〔問〕 労働災害発生状況に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は「令和4年労働災害発生状況の分析等」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 労働災害による死亡者数は、長期的に減少傾向にあり、死亡災害は令和4年に過去最少となった。

B 第13次労働災害防止計画(平成30~令和4年度)において、死亡災害と同様の災害減少目標を掲げている休業4日以上の死傷災害は、平成25年以降、着実に減少している。

C 製造業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「墜落・転落」が最も多く、「はさまれ・巻き込まれ」がそれに続いている。

D 陸上貨物運送事業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「交通事故(道路)」が最も多く、「墜落・転落」がそれに続いている。

E 第三次産業に属する小売業、社会福祉施設、飲食店における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、いずれの業種においても「転倒」が最も多くなっている。


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step1 正解は・・・

A


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step2 解説

A 〇 (令和4年労働災害発生状況の分析等)本肢のとおりである。(H30-1A)

B × (令和4年労働災害発生状況の分析等)令和4年の休業4日以上の死傷者数は、過去20年で最多となっている。(H30-1B)

C × (令和4年労働災害発生状況の分析等)「はさまれ・巻き込まれ」が最も多い。(H30-1D)

D × (令和4年労働災害発生状況の分析等)「墜落・転落」が最も多い。(H30-1C)

E × (令和4年労働災害発生状況の分析等)社会福祉施設では、腰痛等の「動作の反動・無理な動作」が最も多い。(H30-1E)

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step3 コメント

・「令和4年労働災害発生状況の分析等」からの過去問焼き直し問題です。死亡災害は令和4年に過去最少となっていますが、令和4年の休業4日以上の死傷者数は、過去20年で最多となっているのが特徴です。すなわち、死亡事故は減少していますが、労災認定される労働者は多くなってきています。これは、石綿訴訟にもみられるように、以前より労災が認定されやすくなってきていることも影響しているようです。また、各産業で起こり得る事故の型別については、イメージしやすいはずですので、押さえておきましょう。



次回もがんばりましょう。



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