2024年03月29日
ここはお待ちかねの箇所ではないでしょうか。
労働力人口の動向
【労働力調査(基本集計)令和5年平均(速報)結果の概要】
(1)労働力人口 ―― 労働力人口は23万人の増加
労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)は、2023年平均で6,925万人と、前年に比べ23万人の増加(2年ぶりの増加)となった。
男女別にみると、男性は3,801万人と4万人の減少、女性は3,124万人と28万人の増加となった。
また、15~64歳(生産年齢人口に当たる年齢)の労働力人口は、2023年平均で5,995万人と、前年に比べ20万人の増加となった。
<ポイント>
・労働力人口の定義は、「15歳以上」人口で「完全失業者」が含まれる点に注意が必要です。
(「18歳以上」や「20歳以上」ではありません。)
・労働力人口は、約7,000万人弱と押さえておきましょう。
(5,000万人台や8,000万人台の数字で出題された場合に誤っていることがわかればよいです。)
・労働力人口の男女比としては、当然ながら男性の方が多いです。
・労働力人口は増加しているものの男性が減り、女性は大きく増えています。
(なお、前年の労働力人口は減少していますので要注意です。)
<覚えておきたい他の用語>
・「生産年齢人口」・・・ 年齢別人口のうち、生産活動の中核をなす年齢の人口層を指し、日本では15歳以上65歳未満の人口が該当する。
・「年少人口」・・・15歳未満の人口
・「老年人口」・・・65歳以上の人口
・「被扶養人口」・・・「年少人口」と「老年人口」をあわせた人口
<労働力調査について>
・本来、労働力人口などの調査は、全体の根幹にかかわるものですので、できれば最初のうちに学習しておきたい項目です。今までのランチタイム・スタディでは、早めの時期(2月頃)に掲載していましたが、今年から労働直調査の結果の概要の公表が3月末になりました。(e-statは1月末から2月半ばに公表していますが、その結果の概要の文章の公表が今年から遅くなっています。)このため、本日3月29日に結果の概要が発表されたことにより、本日からの掲載とした次第です。
次回もがんばりましょう。
