2024年02月24日

「ランチタイム・スタディ2024統計数値」の45日目は、「派遣労働者の実態」の推定予想問題です。

<問題(派遣労働者の実態)>

〔問〕 派遣労働者の実態に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は「令和4年派遣労働者実態調査」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 令和4年10月1日現在の事業所について、派遣労働者が就業している割合は12.3%、令和4年10月1日現在の全労働者数に対する派遣労働者の割合は4.0%となっている。

B 派遣労働者が就業している事業所について、派遣労働者を就業させる主な理由(複数回答3つまで)をみると、「欠員補充等必要な人員を迅速に確保できるため」が最も高く、次いで「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」、「軽作業、補助的業務等を行うため」となっている。

C 派遣労働者が就業している事業所について、過去1年間(令和3年10月1日~令和4年9月30日)に派遣労働者に対する教育訓練・能力開発の実施の有無をみると、「実施した」が約7割となっている。

D 事業所について、紹介予定派遣制度を利用したことがある割合は約7割となっている。

E 派遣労働者が就業している事業所について、派遣労働者の待遇決定方式(複数回答)をみると、労使協定方式の対象となる派遣労働者を受け入れている事業所が37.0%、派遣先均等・均衡方式の対象となる派遣労働者を受け入れている事業所が29.4%となっている。これを派遣労働者数階級別にみると、派遣労働者を多く受け入れている事業所ほど労使協定方式をとっている派遣労働者を受け入れている割合が高くなっている。


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step1 正解は・・・

D

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step2 解説

A 〇(令和4年派遣労働者実態調査)本肢のとおりである。なお、派遣労働者が就業している事業所について、就業している派遣労働者数階級をみると、「1~4人」が68.1%と最も高くなっている。

B 〇(令和4年派遣労働者実態調査)本肢のとおりである。

C 〇(令和4年派遣労働者実態調査)本肢のとおりである。

D ×(令和4年派遣労働者実態調査事業所について、紹介予定派遣制度を利用したことがある割合は「7.1%」と1割にも満たない。なお、紹介予定派遣制度を利用したことがない事業所で「制度を知っている」は37.1%、「制度を知らない」は53.1%となっている。

E 〇(令和4年派遣労働者実態調査)本肢のとおりである。



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step3 コメント

・「派遣労働者の実態」の問題で択一式からの出題です。問題を解こうと思って問題文を読んで考えることで、覚えることができますので、割と念入りに出題しようと考えています。全部を覚えるのは難しいと思いますが、本問Dのように明らかな誤りについては、見抜けるようにしておいてください。


次回もがんばりましょう。



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