2023年03月17日
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の62日目は、「裁量労働制実態調査(令和元年)」から「裁量労働制の実態」の調査記載事項です。
裁量労働制の実態
【裁量労働制実態調査(令和元年)】
(1)裁量労働制の対象業務別労働者割合 [適用事業場調査]
適用労働者がいる適用事業場における常用労働者(短時間労働者を除く。以下同じ。)に対する適用労働者の割合は、
適用労働者の合計では24.6%、
うち専門型裁量労働制の適用労働者は20.9%、
企画型裁量労働制の適用労働者は3.8%
である。
<ポイント>
・裁量労働制を適用している事業所だけでみた場合に、専門型の労働者の割合は約20%、企画型の労働者の割合は約5%程度であり、両方合わせて約25%位になります。
適用労働者がいる適用事業場における適用労働者の合計に対する
専門型裁量労働制の適用労働者の割合は84.8%、
企画型裁量労働制の適用労働者の割合は15.2%
である。
<ポイント>
・裁量労働制の適用労働者の内訳として、専門型が約85%、企画型が約15%になります。ここは割合を正確に覚えなくてもいいので、半々であったり、企画型の方が多かったりした場合にはおかしいことに気付いてください。
裁量労働制実態調査は令和元年の調査ですから、やや古い調査になりますが、裁量労働制を細かく調べる調査は滅多に行われません。数年経ったくらいで大きく変化するとも思えませんので、出題される可能性があります。内容が入り組んでいて、ボリュームも多く、覚えるのに困難を極める箇所が多いのが特徴ですが、全部を覚えようとせず、おおまかに押さえておき、本試験で出題された場合には、推察ができるようにしておきましょう。