2023年02月14日
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の第35回は、「労働力調査(基本集計)」から「雇用の動向」の調査記載内容です。
雇用の動向
【労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要】
雇用の動向
【労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要】
(4) 正規の職員・従業員は1万人の増加、非正規の職員・従業員は26万人の増加
正規の職員・従業員数は、2022年平均で3,597万人と、前年に比べ1万人の増加(8年連続の増加)となった。
非正規の職員・従業員数は、2,101万人と26万人の増加(3年ぶりの増加)となった。
正規の職員・従業員を男女別にみると、男性は2,348万人と14万人の減少、女性は1,250万人と16万人の増加となった。非正規の職員・従業員を男女別にみると、男性は669万人と16万人の増加、女性は1,432万人と10万人の増加となった。
役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は36.9%と0.2ポイントの上昇となった。
<ポイント>
・正規は約3,600万人で、非正規は約2,100万人です。比率として「12対7」です。
・正規は8年もの間、増加しています。以前は非正規は増加の一途をたどっていて、コロナ渦に突入した2年間は減少していましたが、今回は増加に転じています。
・雇用者に占める非正規の割合の「36.9%」は重要です。また、ここ2年間は非正規の割合が減少していましたが、今回は上昇しています。
(5) 役員を除く雇用者のうち有期の契約は19万人の増加
役員を除く雇用者を雇用契約期間別にみると、無期の契約は2022年平均で3,771万人と、7万人の減少、有期の契約は1,429万人と19万人の増加となった。
<ポイント>
・無期の契約は減少し、有期の契約は増加しています。非正規の割合が増えていることと連動して押さえておきましょう。
次回もがんばりましょう。
