2023年02月11日

「ランチタイム・スタディ 2023統計数値」の33日目は、「労働力調査(基本集計)」から「労働力人口の動向」の推定予想問題です。


<推定予想問題(労働力人口の動向)>

〔問〕 労働力人口の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 労働力人口は、2022年平均で5,975万人と、前年に比べ減少となった。

B 2022年平均の労働力人口を男女別にみると、男性は3,805万人と22万人の減少、女性は2,596万人と16万人の減少となった。

C 労働力人口比率は、2022年平均で59.5%と、前年に比べ0.4ポイントの上昇となった。

D 2022年平均の労働力人口比率を男女別にみると、男性は7割を超えており、女性は5割を超えている。

E 非労働力人口は、2022年平均で4,128万人と、前年に比べ43万人の減少となった。このうち65歳以上は6万人の減少となった。



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step1 正解は・・・



D



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step2 解説

A × (労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要) 労働力人口は、2022年平均で「6,902万人」と、前年に比べ減少(2年ぶりの減少)となった。なお、本肢は、15~64歳(生産年齢人口に当たる年齢)の労働力人口の記述である。

B × (労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要)2022年平均の労働力人口を男女別にみると、男性は3,805万人と22万人の減少、女性は「3,096万人」と16万人の「増加」となった。

C × (労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要) 労働力人口比率は、2022年平均で「62.5%」と、前年に比べ0.4ポイントの上昇となった。

D 〇 (労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要) 本肢のとおりである。

E × (労働力調査(基本集計)令和4年平均(速報)結果の概要) 非労働力人口は、2022年平均で4,128万人と、前年に比べ43万人の減少となった。このうち65歳以上は6万人の「増加」となった。




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step3 コメント

・ここは割と難しいと思われます。ただし、数字自体を丸暗記する必要はありません。誤りである場合、明らかな間違い(数字、増減)としている場合が多いため、それに気が付けば正解にたどりつくことができます。

<ポイント>
・労働力人口は減少しています。ただし、女性は増加しています。
・非労働力人口も減少しています。ただし、65歳以上は増加しています。
・労働力人口、非労働力人口共に減少しているのは、15歳以上人口自体が減少していることを意味します。
・「労働力人口(約7千万人弱)+非労働力人口(約4千万人強)=約1億1千万人」であり、全人口数にはならないのは、「15歳以上人口」の中で振り分けられているからです。
・労働力人口比率は6割を超え、15~64歳の労働力人口比率は8割を超えています。
・労働力人口比率を男女別にみると、男性は7割を超え、女性は5割を超えています。



次回もがんばりましょう。



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