2023年02月06日

お待たせしました。
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の28日目は、「令和4年就労条件総合調査」から「所定労働時間・休日等の動向」の調査記載内容です。

1月31日に「令和4年就労条件総合調査」の全部が出そろいました。
「就労条件総合調査」は、「
就労条件総合調査結果の概況」が先行して公表されますが、実は、「結果の概況」では、調査の中の主要な部分のみを取り上げて説明しているにすぎません。
いわば、速報のような位置づけです。
(実は他の調査も同じです。)

そこで、概況では取り上げられなかったものの、大事であると考えられる「男女別年次有給休暇取得状況」と、「時間単位年休」について取り上げます。

なお、概況には掲載されていない項目になりますので、本試験に出題される可能性は低いことになりますが、以前の調査では概況に掲載されており、過去には本試験にも出題されている内容ですので、知っておいた方がよさそうです。


所定労働時間・休日等の動向

【令和4年就労条件総合調査】

(7) 男女別年次有給休暇の取得状況

令和3年の1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数を除く。)をみると、労働者1人平均は17.6日、このうち労働者が取得した日数10.3日で、取得率58.3%となっており、昭和59年以降過去最高となっている。
(ここまでは、以前、記載している内容です。)

(ここからは、概況に記載されている文章ではなく、わかりやすくするため、文章を作ってお伝えします。)

令和3年の1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数を除く。)を男女別にみると、男性の労働者1人平均は18.2、このうち男性労働者が取得した日数10.3日で、取得率56.5となっている。

女性の労働者1人平均は16.5、このうち女性労働者が取得した日数10.3日で、取得率62.1となっている。


<ポイント>
・年次有給休暇の取得率は58.3%と6割には達していませんが、女性は62.1%と6割を上回っています。
・ただし、男性労働者が取得した年次有給休暇の日数と女性労働者が取得した年次有給休暇の日数は変わりません。要は、付与日数が女性の方が少ないため、取得率が上がっている訳です。
・したがって、年次有給休暇の取得率が6割を上回っているのは、1,000人以上規模企業と女性ということになります。


(8) 年次有給休暇の時間単位取得制度

年次有給休暇を時間単位で取得できる制度がある企業は25.9%となっている。



次回もがんばりましょう。



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