2022年12月01日

「ランチタイム・スタディ( 2022本試験)」の第64問です。

64問目は、択一式の健康保険法です。


正答率50%の問題です。



<問題( 択一式 健保 問9 )>

〔問〕 現金給付である保険給付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 被保険者が自殺により死亡した場合は、その者により生計を維持していた者であって、埋葬を行う者がいたとしても、自殺については、健康保険法第116条に規定する故意に給付事由を生じさせたときに該当するため、当該給付事由に係る保険給付は行われず、埋葬料は不支給となる。

B 被保険者が出産手当金の支給要件に該当すると認められれば、その者が介護休業期間中であっても当該被保険者に出産手当金が支給される。

C 共済組合の組合員として6か月間加入していた者が転職し、1日の空白もなく、A健康保険組合の被保険者資格を取得して7か月間加入していた際に、療養のため労務に服することができなくなり傷病手当金の受給を開始した。この被保険者が、傷病手当金の受給を開始して3か月が経過した際に、事業所を退職し、A健康保険組合の任意継続被保険者になった場合でも、被保険者の資格を喪失した際に傷病手当金の支給を受けていることから、被保険者として受けることができるはずであった期間、継続して同一の保険者から傷病手当金の給付を受けることができる。

D 療養費の支給対象に該当するものとして医師が疾病又は負傷の治療上必要であると認めた治療用装具には、義眼、コルセット、眼鏡、補聴器、胃下垂帯、人工肛門受便器(ペロッテ)等がある。

E 移送費の支給が認められる医師、看護師等の付添人による医学的管理等について、患者がその医学的管理等に要する費用を支払った場合にあっては、現に要した費用の額の範囲内で、診療報酬に係る基準を勘案してこれを評価し、現に移送に要した費用とともに移送費として支給を行うことができる。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step1 正解は・・・



B


-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step2 解説

× (法116条、昭26.3.19保文発721号)自殺は、故意に基づく事故だが、死亡は最終的1回限りの絶対的な事故であるとともに、この死亡に対する保険給付としての埋葬料は、被保険者であった者に生計を依存していた者で埋葬を行う者に対して支給されるという性質のものであるから、法116条に該当しないものとして取り扱い、埋葬料を支給しても差し支えない。

(法102条、平11.3.31保険発46号・庁保険発9号)本肢のとおりである。傷病手当金及び出産手当金の支給要件に該当すると認められる者については、その者が介護休業期間中であっても傷病手当金又は出産手当金が支給される。

× (法104条)傷病手当金の継続給付については、被保険者の資格を喪失した日の前日まで引き続き1年以上被保険者であったことが支給要件とされているが、この「引き続き1年以上被保険者であった期間」には、共済組合の組合員である被保険者であった期間は含まれない。本肢の場合、A健康保険組合の被保険者資格を取得して7か月間加入した際に傷病手当金の受給を開始し、受給を開始して3か月が経過した際に事業所を退職しているため、傷病手当金の継続給付を受けることはできない。

× (法87条1項、昭25.11.7保険発235号)眼鏡(小児弱視等の治療用眼鏡等は除く)、補聴器、胃下垂帯、人工肛門受便器は、療養費の支給対象となる治療材料の範囲には含まれない。

× (法97条、法87条、平6.9.9保険発119号・庁保険発9号)本肢の場合には、現に要した費用の額の範囲内で、移送費とは別に、診療報酬に係る基準を勘案してこれを評価し、療養費の支給を行うことができるとされている。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step3 コメント

・択一式の健康保険法の問9は、
現金給付である保険給付という若干、変わったタイトルの問題でした。正解肢であるBとCの難易度が比較的高く、どちらかで迷う人が多かったように見受けられます。



明日もがんばりましょう。




コメントする

名前
 
  絵文字