2022年05月28日
「ランチタイム・スタディ2022統計数値」の114日目は、「令和2年労使間の交渉等に関する実態調査の概況」から「労使間の交渉等に関する実態」の調査記載事項です。
労使間の交渉等に関する実態
【令和2年労使間の交渉等に関する実態調査の概況】
4 団体交渉に関する状況
(1)団体交渉の有無及び交渉形態
過去3年間において、使用者側との間で行われた団体交渉の状況をみると、「団体交渉を行った」70.5%、「団体交渉を行わなかった」29.4%となっている。
「団体交渉を行った」労働組合について、交渉形態(複数回答)をみると、「当該労働組合のみで交渉」85.3%が最も多く、次いで「企業内上部組織又は企業内下部組織と一緒に交渉」12.4%、「企業外上部組織(産業別組織)と一緒に交渉」4.4%などとなっている。
(2)団体交渉の1年平均交渉回数
過去3年間に団体交渉を行った労働組合について、団体交渉の1年平均交渉回数をみると、「3~4回」34.5%が最も多く、次いで「1~2回」30.9%、「5~9回」23.9%などとなっている。
(3)団体交渉を行わなかった理由
過去3年間に団体交渉を行わなかった労働組合について、その理由をみると、「上部組織又は下部組織が団体交渉を行うことになっているから」57.5%が最も高く、次いで「労使協議機関で話合いができたから」18.8%、「団体交渉を行う案件がなかったから」17.7%となっている。
<ポイント>
・過去3年間で団体交渉を行った労働組合は約7割で、行った回数は年平均3~4回が最も多く、団体交渉を行っている約6割の企業で年平均3回以上となっています。
次回もがんばりましょう。
