2022年03月29日
<問題(働く女性の実情)>
〔問〕 働く女性の実情に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は主に「令和2年版働く女性の実情」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
A 令和2年の女性の労働力率を年齢階級(5歳階級)別にみると、「25~29歳」と「45~49歳」を左右のピークとし、「35~39歳」を底とするM字型カーブを描いているが、左のピークの「25~29歳」の女性の労働力率、右のピークの「45~49歳」の女性の労働力率は8割を超え、M字型の底の値は7割を超えている。
B 10年前と比べ全ての年齢階級で労働力率は上昇しているが、上昇幅が最も大きいのは「25~29歳」である。
C 配偶関係別に令和2年の女性の労働力率をみると、未婚者は66.5%、有配偶者は55.9%、死別・離別者は31.3%となっている。
D 年齢階級別に未婚者の女性の労働力率をみると、「25~29歳」が最も高い。
E 女性雇用者について産業別にみると、「医療,福祉」が640万人(女性雇用者総数に占める割合23.7%)と最も多く、次いで「卸売業,小売業」、「製造業」、「宿泊業,飲食サービス業」の順となっている。
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step1 正解は・・・
B
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step2 解説
A 〇 (令和2年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。
B ☓ (令和2年版働く女性の実情) 10年前と比べ全ての年齢階級で労働力率は上昇しているが、上昇幅が最も大きいのは「60~64歳」である。
C 〇 (令和2年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。
D 〇 (令和2年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。
E 〇 (令和2年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。
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step3 コメント
・令和2年版働く女性の実情からの出題です。Aの左右のピークとボトムの年齢は必ず押さえておくべきですが、もう1歩、踏み込んで、それぞれの労働力率のおおまかな数値を押さえておきたいところです。すなわち、左のピークの「25~29歳」の女性の労働力率は8割を超え、右のピークの「45~49歳」の女性の労働力率は一昨年までは8割までは届かなかったのが、昨年には8割を超え、M字型の底の値は7割を超えている」ところまで知っておきましょう。このことからも、グラフ全体の形はM字型から台形に近づきつつあることがわかります。
・Bにあるとおり、10年前と比べ全ての年齢階級で労働力率は上昇しているが、上昇幅が最も大きいのは「60~64歳」になります。ここは、雇用確保措置が進んでいることから伸びていると理解してください。
次回もがんばりましょう。