2022年01月24日

「ランチタイム・スタディ2022統計数値」の18日目は、「令和3年就労条件総合調査」から「労働費用」の過去問焼き直し問題です。


<問題(労働費用)>

〔問〕 労働費用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問においては「令和3年就労条件総合調査」を参照している。

A 労働費用総額の構成は、現金給与部分と現金給与以外の労働費用から成っており、その割合は前者が約8割、後者が約2割である。「現金給与以外の労働費用」は、「法定福利費」と「法定外福利費」の二つによって構成され、企業規模が小さくなるほど「法定福利費」の割合が高くなっている。

B 「現金給与以外の労働費用」に占める割合を企業規模計でみると、「法定福利費」が最も多くなっている。

C 「法定福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「厚生年金保険料」が最も多く、「健康保険料・介護保険料」、「労働保険料」がそれに続いている。

D 「法定福利費」の構成は、厚生年金保険料が約2分の1、健康保険料・介護保険料が約3分の1を占めている。他方、「法定外福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「住居に関する費用」が最も多く、「医療保健に関する費用」、「食事に関する費用」がそれに続いている。

E 「法定外福利費」に占める「住居に関する費用」の割合は、企業規模が大きくなるほど高くなっている。


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step1 正解は・・・


A


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step2 解説

A ☓  (令和3年就労条件総合調査) 「現金給与以外の労働費用」は、法定福利費と法定外福利費のほか「現物給与の費用」「退職給付等の費用」「教育訓練費」「その他の労働費用」の6つで構成されている。なお、前段部分と後段部分は正しい。(H22-1B)

B 〇 (令和3年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。(R1-1B)

C 〇 (令和3年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。(R1-1C)

D 〇 (令和3年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。(R1-1D改)(H22-1A改)

E 〇 (令和3年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。(R1-1E)

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step3 コメント

・労働費用に関する問題は、選択式も含め割と頻繁に出題されている箇所ですが、とっつきにくい内容なので敬遠してしまう受験生が多いように見受けられます。ただ、覚える内容はそれほど多くはありませんし、明確に区分けしておけば正解できるはずです。内容的にも重要なところですから、ここは確実に整理しておきましょう。


次回もがんばりましょう。



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