2022年01月18日
「ランチタイム・スタディ2022統計数値」の13日目は、「令和3年就労条件総合調査」から「割増賃金率」の推定予想問題です。
<推定予想問題(割増賃金率)>
〔問〕 割増賃金率に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「令和3年就労条件総合調査結果の概況」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
A 時間外労働の割増賃金率を「一律に定めている」企業割合は8割を上回っている。
B 時間外労働の割増賃金率を「一律に定めている」企業のうち、時間外労働の割増賃金率を「25%」とする企業割合は9割を超えている。
C 時間外労働の割増賃金率を「26%以上」とする企業割合は約5%であるが、これを企業規模別にみると、企業規模が大きい方が高く、1,000人以上規模企業では約2割となっている。
D 時間外労働の割増賃金率を定めている企業のうち、1か月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を定めている企業割合は、5割近くになった。
E 1か月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を定めている企業のうち、時間外労働の割増賃金率を「25~49%」とする企業割合は4割強、「50%以上」とする企業割合は6割弱となっている。
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step1 正解は・・・
D
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step2 解説
A 〇 (令和3年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。
B 〇 (令和3年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。
C 〇 (令和3年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。
D ☓ (令和3年就労条件総合調査結果の概況) 時間外労働の割増賃金率を定めている企業のうち、1か月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を定めている企業割合は「約3割」であり、5割近くではない。(H27-4E)
E 〇 (令和3年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。
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step3 コメント
・「令和3年及就労条件総合調査結果の概況」から「割増賃金率」の択一式問題です。数字も順番も押さえておいた方がいいためやっかいではありますが、数字の誤りの場合には、本問D(実はDだけ過去問そのものです。)のように、正しい数字よりおそらく20%程度は離れると考えられますので、違和感を感じることができればしめたものです。
次回もがんばりましょう。