2021年11月16日

「ランチタイム・スタディ 2021本試験」の第47問です。

47問目は、択一式の国民年金法です。


正答率61%の問題です。



<問題( 択一式 国年 問1 )>

〔問〕 国民年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 国民年金法第30条第1項の規定による障害基礎年金は、受給権者が刑事施設、労役場その他これらに準ずる施設に拘禁されているときには、その該当する期間、その支給が停止される。

B 保険料4分の1免除期間に係る老齢基礎年金の給付に要する費用については、480から保険料納付済期間の月数を控除して得た月数を限度として国庫負担の対象となるが、保険料の学生納付特例及び納付猶予の期間(追納が行われた場合にあっては、当該追納に係る期間を除く。)は国庫負担の対象とならない。

C 任意加入被保険者及び特例による任意加入被保険者は、老齢基礎年金又は老齢厚生年金の受給権を取得した日の翌日に資格を喪失する。

D 振替加算の規定によりその額が加算された老齢基礎年金の受給権者が、遺族厚生年金の支給を受けることができるときは、その間、振替加算の規定により加算された額に相当する部分の支給が停止される。

E 国民年金基金は、加入員又は加入員であった者の老齢に関し年金の支給を行い、あわせて加入員又は加入員であった者の障害に関し、一時金の支給を行うものとされている。




-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step1 正解は・・・



B
   


-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step2 解説

× (法36条の2)刑事施設、労役場その他これらに準ずる施設に拘禁されているときに支給が停止されるのは、「法30条の4の規定による障害基礎年金(20歳前の傷病による障害基礎年金)」である。

(法85条1項)本肢のとおりである。学生納付特例及び納付猶予の期間は、老齢基礎年金の給付に反映されないため、これらの期間に係る国庫負担もない。

× (法附則5条7項、平6法附則11条7項、平16法附則23条7項)特例任意加入被保険者については正しいが、任意加入被保険者は、老齢基礎年金又は老齢厚生年金の受給権を取得した場合であっても、被保険者資格を喪失しない。

× (昭60法附則16条1項)振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が、遺族厚生年金の支給を受けることができる場合であっても、振替加算は支給停止されない。

× (法128条1項)前段部分は正しいが、国民年金基金は加入員又は加入員であった者の「死亡」に関し、一時金の支給を行うものとされている。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step3 コメント

・択一式の国民年金法の問1は、Aの正誤判断に迷ったかもしれませんが、正解肢であるBは国庫負担からの出題で重要事項ですから、学習していて助かったという人もいたことと思われます。




明日もがんばりましょう。




コメントする

名前
 
  絵文字