2021年10月27日

「ランチタイム・スタディ 2021本試験」の第27問です。

27問目は、択一式の厚生年金保険法です。


正答率68%の問題です。



<問題( 択一式 厚年 問7 )>

〔問〕 厚生年金保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 3歳に満たない子を養育している被保険者又は被保険者であった者が、当該子を養育することとなった日の属する月から当該子が3歳に達するに至った日の翌日の属する月の前月までの各月において、年金額の計算に使用する平均標準報酬月額の特例の取扱いがあるが、当該特例は、当該特例の申出が行われた日の属する月前の月にあっては、当該特例の申出が行われた日の属する月の前月までの3年間のうちにあるものに限られている。

B 在職中の老齢厚生年金の支給停止の際に用いる総報酬月額相当額とは、被保険者である日の属する月において、その者の標準報酬月額とその月以前の1年間の標準賞与額の総額を12で除して得た額とを合算して得た額のことをいい、また基本月額とは、老齢厚生年金の額(その者に加給年金額が加算されていればそれを加算した額)を12で除して得た額のことをいう。

C 実施機関は、被保険者が賞与を受けた月において、その月に当該被保険者が受けた賞与額に基づき、これに千円未満の端数を生じたときはこれを切り捨てて、その月における標準賞与額を決定する。この場合において、当該標準賞与額が1つの適用事業所において年間の累計額が150万円(厚生年金保険法第20条第2項の規定による標準報酬月額の等級区分の改定が行われたときは、政令で定める額とする。以下本問において同じ。)を超えるときは、これを150万円とする。

D 第1号厚生年金被保険者が同時に第2号厚生年金被保険者の資格を有するに至ったときは、その日に、当該第1号厚生年金被保険者の資格を喪失する。

E 2以上の種別の被保険者であった期間を有する老齢厚生年金の受給権者が死亡した場合における遺族厚生年金(中高齢の寡婦加算額が加算されるものとする。)は、各号の厚生年金被保険者期間に係る被保険者期間ごとに支給するものとし、そのそれぞれの額は、死亡した者に係る2以上の被保険者の種別に係る被保険者であった期間を合算し、1の期間に係る被保険者期間のみを有するものとみなして遺族厚生年金の額の計算に関する規定により計算した額に中高齢の寡婦加算額を加算し、それぞれ1の期間に係る被保険者期間を計算の基礎として計算した額に応じて按分した額とする。





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step1 正解は・・・



D
   


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step2 解説

× (法26条1項)標準報酬月額の特例(従前標準報酬月額みなし措置)が行われる月は、申出が行われた日の属する月前の月については、当該申出が行われた日の属する月の前月までの「2年間」のうちにあるものに限られる。

× (法46条1項)前段部分は正しいが、基本月額とは、老齢厚生年金の額(加給年金額が加算されていればそれを「除いた額」)を12で除して得た額をいう。

× (法24条の4第1項)前段部分は正しいが、厚生年金保険法における標準賞与額の上限は、「1月あたり」150万円である。なお、健康保険法における標準賞与額の上限は、年度の累計額が573万円とされる。

(法18条の2第2項)本肢のとおりである。

× (法78条の32第3項)2以上の種別の被保険者であった期間を有する者の遺族に係る長期要件の遺族厚生年金について中高齢寡婦加算が行われる場合には、各号の厚生年金被保険者期間のうち一の期間に係る被保険者期間を計算の基礎とする遺族厚生年金の額に加算するものとされている。本肢のように、「一の期間に係る被保険者期間を計算の基礎として計算した額に応じて按分した額」とするわけではない。



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step3 コメント

・択一式の厚生年金保険法の問7は、正解肢のDの問題文が短く、その上、正しいことがすぐにわかる内容でしたので、正解は容易だったと思われます。ただ、他の選択肢が長文でしたので、そこにのまれてしまって判断を誤ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。



明日もがんばりましょう。




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