2021年10月19日

「ランチタイム・スタディ 2021本試験」の第19問です。

19問目は、択一式の厚生年金保険法です。


正答率73%の問題です。



<問題( 択一式 厚年 問4 )>

〔問〕 障害厚生年金に関する次のアからオの記述のうち、正しいものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。

ア 厚生年金保険法第47条の3第1項に規定する基準障害と他の障害とを併合した障害の程度による障害厚生年金の支給は、当該障害厚生年金の請求があった月の翌月から始まる。

イ 厚生年金保険法第48条第2項の規定によると、障害等級2級の障害厚生年金の受給権者が、更に障害等級2級の障害厚生年金を支給すべき事由が生じたことにより、同法第48条第1項に規定する前後の障害を併合した障害の程度による障害厚生年金の受給権を取得したときは、従前の障害厚生年金の支給は停止するものとされている。

ウ 期間を定めて支給を停止されている障害等級2級の障害厚生年金の受給権者に対して更に障害等級2級の障害厚生年金を支給すべき事由が生じたときは、厚生年金保険法第48条第1項に規定する前後の障害を併合した障害の程度による障害厚生年金は、従前の障害厚生年金の支給を停止すべきであった期間、その支給が停止され、その間、その者に従前の障害を併合しない障害の程度による障害厚生年金が支給される。

エ 厚生年金保険法第48条第1項に規定する前後の障害を併合した障害の程度による障害厚生年金の額が、従前の障害厚生年金の額よりも低額であったとしても、従前の障害厚生年金は支給が停止され、併合した障害の程度による障害厚生年金の支給が行われる。

オ 障害厚生年金の受給権者は、障害の程度が増進した場合には、実施機関に年金額の改定を請求することができるが、65歳以上の者又は国民年金法による老齢基礎年金の受給権者であって障害厚生年金の受給権者である者(当該障害厚生年金と同一の支給事由に基づく障害基礎年金の受給権を有しない者に限る。)については、実施機関が職権でこの改定を行うことができる。


A(アとイ) B(アとウ) C(イとエ) D(ウとオ) E(エとオ)





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step1 正解は・・・



B
   


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step2 解説

(法47条の3第3項)本肢のとおりである。

× (法48条2項)障害厚生年金の受給権者が本肢の規定により前後の障害を併合した障害の程度による障害厚生年金の受給権を取得したときは、従前の障害厚生年金の受給権は「消滅」する。

(法49条1項)本肢のとおりである。なお、障害厚生年金の受給権者が更に障害厚生年金の受給権を取得した場合において、新たに取得した障害厚生年金が法54条1項(労働基準法の規定による障害補償を受けることができる場合の支給停止)の規定によりその支給を停止すべきものであるときは、その停止すべき期間、その者に対して従前の障害厚生年金が支給される(法49条2項)。

× (法50条4項)併合認定による障害厚生年金の額は、併合認定により消滅した従前の障害厚生年金の額より低額であるときは、従前の障害厚生年金の額に相当する額とされる。

× (法52条7項)65歳以上の者又は国民年金法による老齢基礎年金の受給権者であって障害厚生年金の受給権者である者(当該障害厚生年金と同一の支給事由に基づく障害基礎年金の受給権を有しない者に限る)については、実施機関による年金額の職権改定の規定は適用されない。



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step3 コメント

・択一式の厚生年金保険法の問4は、障害厚生年金に関する組合せ問題でした。問題を頭から解いていった場合に、アは明らかに正しく、イは誤りだと比較的気付きやすいはずですから、その段階でBとなることがわかります。ただ、このような場合であっても、ウ、エ、オを読み飛ばしてしまうことは避けてください。また、アとイを解いた段階で選択肢を確認するのもやめておいた方がいいでしょう。まずはフラットに全部の肢の〇×(正誤)を考えてみたうえで、そのまま正解となる組合せがあればそれが答になりますが、無かった場合にはどこかの肢の自分の解答が間違っているはずです。組合せ問題の場合には、アが絶対正しいと思うのであれば、正解はAかBでしかありえないはずですし、イが絶対誤っていると確信できればB、D、Eのいずれかになりますので、このように理詰めで考え抜くと、正解にたどり着く可能性が高まります。



明日もがんばりましょう。




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