2021年08月30日
【選択式】
〇各科目3点以上、合計25点以上
・ただし、「労働一般常識」は2点救済の可能性が高く、1点救済の可能性もある。
・「国民年金法」は2点救済の可能性がある。
【択一式】
〇各科目4点以上、合計44点以上
・救済科目はない。
<簡易解説>
・選択式については、「労働一般常識」の2点救済される可能性はかなり高いものと思われます。というのも、佐藤塾の成績分析診断の集計では、4点、5点を取れている人がほとんどなく、3人に1人が1点、3人に1人が2点、残りの人が0点ないしは3点という状況であり、ある意味、3点満点の試験になっているからです。佐藤塾集計でも0点の方が12%に達していますので、全受験者に焼き直すと0点が30%を超える可能性もあり、それゆえ、「労働一般常識」は1点救済となる可能性もあると考えられます。なお、1点救済になるかどうかは、1点以下の割合が50%を超えることはほぼ間違いないので、0点が30%を超えるかどうかにかかっています。
・続いて救済が考えられる科目が「国民年金法」になりますが、佐藤塾の成績分析診断の集計では、2点以下の割合が3割を超えていますので、2点救済の可能性があります。ただ、昨年(令和2年)の本試験では、2点以下の割合が3割を超えた「労基・安衛」には救済は入らず、2点以下の割合が約27%で1点以下が割合が約8%しかなかった「健康保険法」がぎりぎり2点救済となっていますので、「国民年金法」2点救済の可能性は五分五分といったところでしょうか。
・現時点のデータを見る限り、選択式に関しては、労一、国年以外の科目の救済は無さそうです。
・択一式については、例年の傾向からみて、合格ラインは昨年同様の44点が濃厚です。
・現時点のデータを見る限り、択一式に関して救済されそうな科目はありません。
※合格ライン(速報)は、現時点の成績分析診断のデータにより判断しています。速報につき、今後、変更する場合がありますが、大きく変更することはありません。
※合格ライン予想の理由等については、「大分析会」でお伝えします。辰已のホームページでも「2021年本試験合格ライン予想動画」を視聴できるようにしています。
※「合格ライン予想」は、佐藤塾での成績分析診断の集計結果に基づく佐藤塾独自の見解ですので、合格ラインを保証するものではありません。
なお、成績分析診断は、9月5日まで入力できます。
まだの方は、引き続き、ご協力、お願いします。

この記事へのコメント

LEC・大原・クレアールは46点、フォーサイトは43点の予想とのことですが、おそらく各社とも、各社のデータに基づいて見解を出されているはずです。
ただ、私共の佐藤塾の現時点の見解としては、データ分析をしたところ、昨年の没問を加味した上で昨年と同ライン程度なのではないかと考えております。
まだデータの入力段階ですから最終ではありませんので、変更することもあり得ますが、現状を見る限り、おそらく合格ラインが45点に上がることはあっても、46点までは届かないのではないかと思われます。
(断言はできませんが・・)
いずれにせよ、佐藤塾も含めて各社の合格ライン予想の公表は、予想(目安)に過ぎませんので、43点~46点のどこかに落ち着くのではないかくらいに考えていただき、合格発表を待つしかないように思われます。