2021年03月15日

「ランチタイム・スタディ 2021統計数値」の56日目は、「令和元年雇用動向調査」から「入職、離職の動向」の推定予想問題です。



<推定予想問題(入職、離職の動向)>

〔問〕 入職、離職の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は「令和元年雇用動向調査結果の概況」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 令和元年1年間の年齢階級ごとの入職者に占めるパートタイム労働者の女性の年齢階級ごとの割合は、20~24歳以降おおむね年齢が上がるとともに高くなり、35~39歳で5割を超え、55~59歳で7割を超えている。

B 令和元年1年間の転職入職者の賃金変動状況をみると、前職の賃金に比べ「増加」した割合は24.2%、「減少」した割合は45.9%、「変わらない」の割合は27.9%となっている。

C 令和元年1年間の転職入職者の雇用形態間の異動状況をみると、「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めなしへ移動」した割合が最も多く、次いで「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めありへ移動」した割合となっている。

D 令和元年1年間の労働移動者を主要な産業別にみると、入職者数、離職者数共に医療,福祉が最も多く、次いで卸売業,小売業、宿泊業,飲食サービス業の順となっている。

E 女性について令和元年1年間の結婚を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29歳で最も高くなっている。また、出産・育児を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29歳、30~34歳で最も高くなっている。



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step1 正解は・・・



E



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step2 解説

A ☓ (令和元年雇用動向調査結果の概況) 令和元年1年間の年齢階級ごとの入職者に占めるパートタイム労働者の女性の年齢階級ごとの割合は、「25~29歳」以降おおむね年齢が上がるとともに高くなり、「30~34歳で5割を超え、55~59歳で7割を超え、65歳以上で9割近くとなっている。なお、本問の記述は、平成29年(一昨年)の記述である。

B ☓ (令和元年雇用動向調査結果の概況) 令和元年1年間の転職入職者の賃金変動状況をみると、前職の賃金に比べ「増加」した割合は「34.2%」、「減少」した割合は「35.9%」、「変わらない」の割合は27.9%となっている。

C ☓ (令和元年雇用動向調査結果の概況) 令和元年1年間の転職入職者の雇用形態間の異動状況をみると、「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めなしへ移動」した割合が最も多く、次いで「雇用期間の定め「あり」から雇用期間の定めありへ移動」した割合となっている。

D ☓ (令和元年雇用動向調査結果の概況) 令和元年1年間の労働移動者を主要な産業別にみると、入職者数、離職者数共に「宿泊業,飲食サービス業」が最も多く、次いで卸売業,小売業、「医療,福祉」の順となっている。

E 〇 (令和元年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。




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step3 コメント

・「令和元年雇用動向調査」から「入職、離職の動向」の択一式問題で。前回(過去問焼き直し問題)と今回(推定予想問題)の問題で取り上げた箇所を中心に、押さえておいてください。



明日もがんばりましょう。



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