2021年03月13日

「ランチタイム・スタディ 20201計数値」の55日目は、「令和元年雇用動向調査結果の概況」から「入職、離職の動向」の過去問焼き直し問題です。


<問題(入職、離職の動向)>

〔問〕 入職、離職に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は「令和元年雇用動向調査結果の概況」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 離職率は、男女ともに、年齢が上がるにしたがって必ず低下しているが、60歳代前半になると、定年制の影響を受けて、男女ともに50歳代よりも上昇している。

B 入職者に占めるパートタイム労働者の割合は、どの年齢層をとっても、男性よりも女性の方が高い。

C 入職者に占めるパートタイム労働者の割合は、30歳代後半以降の女性の場合は、パートタイム労働者の割合が7割を超えている。

D 令和元年1年間の離職率を離職理由別にみると、「個人的理由」(「結婚」「出産・育児」「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計)によるものは1.1%であり、「事業所側の理由」(「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計)によるものは11.5%である。

E 転職入職者が前職を辞めた理由(「その他の理由」を除く。)として最も多いのは、男女共に「定年・契約期間の満了」である。




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step1 正解は・・・


B


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step2 解説

A ☓   (令和元年雇用動向調査結果の概況) 離職率は、男女ともに、年齢が上がるにしたがって概ね低下する傾向にあるが、必ず低下している訳ではない。(H23-1C)

B 〇  (令和元年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。ただし、今回の調査では正しいが、例年、19歳以下と20~24歳においては、女性よりも男性の方が高いこともある。(H23-1E改)

入職者に占めるパートタイム労働者の割合(令和元年)


C ☓  (令和元年雇用動向調査結果の概況) 入職者に占めるパートタイム労働者の割合は、30歳代後半以降の女性の場合は、パートタイム労働者の割合が「6割」を超えている。7割を超えるのは、55~59歳の女性である。(H23-1E改)

D ☓ (令和元年雇用動向調査結果の概況) 令和元年1年間の離職率を離職理由別にみると、「個人的理由」によるものは「11.5%」であり、「事業所側の理由」によるものは「1.1%」である。(H22-3D改)

E ☓  (令和元年雇用動向調査結果の概況) 男性は「定年・契約期間の満了」が最も多いが、女性は「職場の人間関係が好ましくなかった」が最も多い。なお、前回の統計では正しい記述であった。(H22-3E)


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step3 コメント

・「令和元年雇用動向調査結果の概況」からの入職、離職の動向に関する過去に出題された問題の焼き直しです。本問は、A、Bの難易度がかなり高かったので、できなかったとしてもあまり気にする必要はありませんが、C~Eの正誤判断はできるようにしておいてください。

・Aについては、「離職率は、男女ともに、年齢が上がるにしたがって概ね低下していて60歳代前半になると、男女ともに50歳代よりも上昇している。」と押さえておいてください。

・Bについては、問題文そのまま「入職者に占めるパートタイム労働者の割合は、どの年齢層をとっても、男性よりも女性の方が高い。」で構いません。



来週もがんばりましょう。



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