2021年02月27日

「ランチタイム・スタディ2021統計数値」の43日目は、「労働力調査(詳細集計)2020年(令和2年)平均結果の概要」から「雇用者の雇用形態別の構成(正規・非正規など)」の調査記載内容です。


雇用者の雇用形態別の構成(正規・非正規など)

【労働力調査(詳細集計)2020年(令和2年)平均結果の概要】


(3)非正規の職員・従業員についた主な理由で最も多いものは、男女共に「自分の都合のよい時間に働きたいから」(男性は1万人の減少、女性は5万人の減少)

非正規の職員・従業員を男女、現職の雇用形態についた主な理由別にみると、男性は 2020 年平均で「自分の都合のよい時間に働きたいから」とした者が186 万人(29.9%)と最も多く、前年に比べ1万人の減少、次いで「正規の職員・従業員の仕事がないから」とした者が 112 万人(18.0%)と3万人の減少などとなった。

女性は「自分の都合のよい時間に働きたいから」とした者が 433 万人(31.5%)と最も多く、5万人の減少、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」とした者が317 万人(23.1%)と 10 万人の増加などとなった。

<ポイント>
・非正規についた理由は、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」となっており、共に減少しています。

・2番目の理由は男女で違いますので認識しておいてください。

・女性の2番目の理由の「家計の補助・学費等を得たいから」だけは増加しています。しかも10万人の増加ですので、他の項目に比べても大きく増えていることが読み取れます。全般的に、今までは働かなくても済んだところが、学生などの場合は親の収入が減ったり、子育てに専念していた専業主婦の場合は夫の収入が減ったことにより、家計の補助をしないといけない状況になった人が多くいるようです。


(4)女性の非正規の職員・従業員の年間収入は、100万円未満が全体の 42.6%を占め、前年に比べ 1.4 ポイントの低下

2020年平均の仕事からの年間収入階級別割合を男女、正規、非正規の職員・従業員別にみると、男性正規の職員・従業員は500~699万円が23.2%、300~399万円が19.3%などとなった。

一方、非正規の職員・従業員は100万円未満28.9%100~199万円27.9%などとなった。

女性正規の職員・従業員は200~299万円が26.8%、300~399万円が25.0%などとなった。

一方、非正規の職員・従業員は100万円未満42.6%100~199万円38.9%などとなった。

<ポイント>
・男女ともに非正規の収入ゾーンは、100万円未満が1番、次いで100万円台となります。

・非正規の男性は、100万円未満が約3割、200万円未満が約5.5割ですが、非正規の女性は、100万円未満が約4割、200万円未満が約8割になります。



明日もがんばりましょう。



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