2021年02月24日

「ランチタイム・スタディ 2021統計数値」の40日目は、「労働力調査(基本集計)」から「失業の動向」の推定予想問題です。



<推定予想問題(失業の動向)>

〔問〕 失業の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は、「労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 完全失業者数は、2020年平均で141万人と、前年に比べ29万人の増加となった。

B 完全失業者数を男女別にみると、男性は76万人と19万人の増加、女性は115万人と10万人の増加となった。

C 完全失業率(労働力人口に占める完全失業者の割合)は、2020年平均で2.3%と、前年に比べ0.4ポイントの上昇となった。

D 完全失業率を男女別にみると、男性は2.5%と0.5ポイントの上昇、女性は3.0%と0.3ポイントの上昇となった。完全失業率の男女差は0.5ポイントとなった。

E 完全失業者を求職理由別にみると、2020年平均で、非自発的な離職による者が54万人、自発的な離職による者(自分又は家族の都合により前職を離職)が73万人であり、共に前年より増加している。



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step1 正解は・・・



E



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step2 解説

A ☓ (労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要) 完全失業者数は、2020年平均で「191万人」と、前年に比べ29万人の増加(11年ぶりの増加)となった。

B ☓ (労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要) 完全失業者数を男女別にみると、男性は「115万人」と19万人の増加、女性は「76万人」と10万人の増加となった。完全失業者は、女性よりも男性の方が多い。

C ☓ (労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要) 完全失業率(労働力人口に占める完全失業者の割合)は、2020年平均で「2.8%」と、前年に比べ0.4ポイントの上昇(11年ぶりの上昇)となった。

D ☓ (労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要) 完全失業率を男女別にみると、男性は「3.0%」と0.5ポイントの上昇、女性は「2.5%」と0.3ポイントの上昇となった。完全失業率の男女差は0.5ポイントとなった。

E 〇 (労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要) 本肢のとおりである。




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step3 コメント

・完全失業者=191万人(増加)、完全失業率=2.8%(増加)を基本事項として、男女差(男性の方が高い)や自発的・非自発的離職者数の違い(自発的離職者の方が多い。ただし、非自発的離職者の増加幅が大きくなっている。)を確認しておいてください。



明日もがんばりましょう。



この記事へのコメント

1. Posted by 楽ちゃん   2021年02月24日 22:06
正解はEでしたね。焦りましたよ。
2. Posted by 管理人   2021年02月25日 06:59
楽ちゃんさん、ご指摘いただきありがとうございました。
早速、修正しました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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