2021年02月18日

「ランチタイム・スタディ2021統計数値」の第35回は、「労働力調査(基本集計)」から「雇用の動向」の調査記載内容です。



雇用の動向

【労働力調査(基本集計)令和2年平均(速報)結果の概要】


(6)就業者が最も減少した産業は「宿泊業,飲食サービス業」で29万人の減少

就業者を産業別にみると、「宿泊業,飲食サービス業」は2020年平均で391万人と、前年に比べ29万人の減少、「製造業」は1,045万人と18万人の減少などとなった。
一方、「医療,福祉」は862万人と19万人の増加となった。

<ポイント>
・ここは、例年、増減する産業がその年ごとに入れ替わるところですが、「宿泊業,飲食サービス業」の大幅な減少は2020年の特徴です。

・「製造業」の減少は、景気後退を意味しています。

・「医療,福祉」に関しては、例年、一貫して増加しています。

・念のため、「製造業」は約1,000万人、「医療,福祉」は約900万人、「宿泊業,飲食サービス業」は約400万人であることも頭に入れておきたいところです。


(7)週間就業時間別の雇用者の割合は、週43~48時間以上の各区分で低下

休業者を除く雇用者について、総数に占める週間就業時間別の割合をみると、週43~48時間以上の各区分で、前年に比べ低下となった。

休業者を除く雇用者のうち週間就業時間が60時間以上の者の割合をみると、2020年平均で6.1%と、前年に比べ0.4ポイントの低下(10年連続の低下)となった。


(8)休業者は80万人の増加

就業者のうち休業者数は、2020年平均で256万人と、前年に比べ80万人の増加(8年連続の増加)となった。

なお、休業者数の256万人は、比較可能な1968年以降で過去最多、80万人の増加は、前年と比較可能な1969年以降で過去最大の増加幅となっている。




明日もがんばりましょう。



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