2021年01月14日

「ランチタイム・スタディ2020統計数値」の8日目は、「令和2年就労条件総合調査結果の概況」から「変形労働時間制及びみなし労働時間制の採用状況」の過去問焼き直し(過去問の数値や文章を令和3年度試験向けに修正)問題です。


<過去問(変形労働時間制及びみなし労働時間制の採用状況)>

〔問〕 変形労働時間制及びみなし労働時間制の採用状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「令和2年就労条件総合調査結果の概況」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 何らかの形で変形労働時間制を採用している企業割合は全体で約6割となっている。

B 変形労働時間制を採用している企業のうち、1年単位の変形労働時間制を採用している企業の割合が最も多く、それを企業規模別にみると、企業規模が小さくなるほど採用割合が高い。

C フレックスタイム制を採用している企業割合は、3割を超えている。

D みなし労働時間制を採用している企業の割合は全体では約1割強だが、企業規模が大きくなるほど採用している企業の割合が高くなる傾向がみられる。

E みなし労働時間制の適用を受ける労働者割合は、10パーセントに達していない。



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step1 正解は・・・



C



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step2 解説

A 〇 本肢のとおりである。なお、変形労働時間制の適用を受ける「労働者割合」は約5割である。(H24-5C改)

B 〇 本肢のとおりである。(H18-2A改)

C ☓ フレックスタイム制を採用している企業割合は「6.1%」となっている。なお、1,000人以上の大企業であっても、フレックスタイム制を採用している企業割合は「28.7%」で3割を超えていない。(H28-4C)


D 〇 本肢のとおりである。(H24-5D)

E 〇 本肢のとおりである。なお、みなし労働時間制を採用している「企業割合」は10パーセントに達している。(H28-4B)




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step3 コメント


・「変形労働時間制及びみなし労働時間制の採用状況」の過去問です。「変形労働時間制及びみなし労働時間制の採用状況」は、企業割合、労働者割合の数字や順番と共に、企業規模別での違いを同時に押さえておかないといけない箇所であり、やっかいですが、「就労条件総合調査」はたびたび出題されている要チェックの統計ですから、避けて通れないところです。

・本問のように、基本的な数字がわかっていると、Cの正誤判断ができるだけで正解を導けます。



明日もがんばりましょう。



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