2020年12月02日

「ランチタイム・スタディ」の第63問です。

63問目は、選択式の健康保険法です。

正答率48%の問題です。



<問題( 選択式 健保 C )>

50歳で標準報酬月額が41万円の被保険者が1つの病院において同一月内に入院し治療を受けたとき、医薬品など評価療養に係る特別料金が10万円、室料など選定療養に係る特別料金が20万円、保険診療に要した費用が70万円であった。この場合、保険診療における一部負担金相当額は21万円となり、当該被保険者の高額療養費算定基準額の算定式は「80,100円+(療養に要した費用-267,000円)×1%」であるので、高額療養費は
 C となる。


step1 選択肢を見ない状態で、答を紙に書いてみてください。
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step2 次の選択肢の中から答を選んでください。


Cの選択肢
① 7,330円  ② 84,430円
③ 125,570円  ④ 127,670円


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step3 正解は・・・


C → ③ 125,570円
※高額療養費算定基準額=80,100円+(700,000円-267,000円)×1%=84,430円
高額療養費=210,000円-84,430円=125,570円


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step4 コメント


・選択式の健康保険法のCは、高額療養費の計算問題でした。本来、覚えておかないとならない高額療養費算定基準額の算定式まで問題文に出ていますので、正解を導くためのポイントは2つしかありません。

・第一に、「80,100円+(療養に要した費用-267,000円)×1%」の「療養に要した費用」に「70万円」を入れることができたかどうか。ここに、「100万円」や、場合によっては「80万円」、「90万円」を入れてしまっていないかです。ただ、「保険診療における一部負担金相当額は21万円」と問題文に記載されていますので、「3割負担」であることを考慮すると、「70万円」が入ることは明白です。また、仮にここに「21万円」を入れてしまった場合には、「(療養に要した費用-267,000円)」がマイナスになるため、違うことに気付くはずです。

・第二に、問題が「高額療養費」を問うていることです。ここは、算式があるだけに、計算を済ませたところ、「② 84,430円」という選択肢があるだけに、それに飛びついてしまって、「高額療養費算定基準額」を解答してしまった方が多く見受けられました。「高額療養費」は、いったん支払っている金額が、後に返ってくるものであることを理解していると、支払っている3割負担である「21万円」から「高額療養費算定基準額」を引いた金額の「③ 125,570円」が「高額療養費」であり正答であることがわかります。

・計算問題は、今後も選択式で出題されることが考えられます。というのも、択一式で出題すると正しいか誤っているかの2択でしか出題できないのに対し、選択式では4択、場合によっては8択とすることが可能だからです。令和2年度本試験の選択式の健康保険法は、ぎりぎりで2点救済が行われましたが、本来、3点は取らないとならない難易度の問題です。計算問題は、十分すぎるほど対策を講じておいてください。



明日もがんばりましょう。




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