2020年11月26日

「ランチタイム・スタディ 2020本試験」の第57問です。

57問目は、択一式の労働一般常識です。

正答率55%の問題です。



<問題( 択一式 労一 問1 )>

〔問〕 我が国の若年労働者に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「平成30年若年者雇用実態調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。この調査では、15歳から34歳を若年労働者としている。

A 若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考に当たり重視した点(複数回答)についてみると、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」、「コミュニケーション能力」、「マナー・社会常識」が上位3つを占めている。

B 若年労働者の育成方針についてみると、若年正社員については、「長期的な教育訓練等で人材を育成」する事業所割合が最も高く、正社員以外の若年労働者については、「短期的に研修等で人材を育成」する事業所割合が最も高くなっている。

C 若年労働者の定着のために事業所が実施している対策別事業所割合(複数回答)をみると、「職場での意思疎通の向上」、「本人の能力・適性にあった配置」、「採用前の詳細な説明・情報提供」が上位3つを占めている。

D 全労働者に占める若年労働者の割合は約3割となっており、若年労働者の約半分がいわゆる正社員である。

E 最終学校卒業後に初めて勤務した会社で現在も働いている若年労働者の割合は約半数となっている。



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step1 正解は・・・



D
   


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step2 解説

A 〇 (平成30年若年者雇用実態調査) 本肢のとおりである。積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力、スキルが重視されている。

B 〇 (平成30年若年者雇用実態調査) 本肢のとおりである。

C 〇 (平成30年若年者雇用実態調査) 本肢のとおりである。

D × (平成30年若年者雇用実態調査) 全労働者に占める若年労働者の割合は27.3%となっており、その内訳は若年正社員が「17.2%」、正社員以外の若年労働者が「10.2%」となっている。

E 〇 (平成30年若年者雇用実態調査) 本肢のとおりである。在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も働いているかどうかについてみると、「勤務している」が50.9%、「勤務していない」が47.4%となっている。



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step3 コメント

・択一式の労働一般常識の問1は、「平成30年若年者雇用実態調査(厚生労働省)」からの問題でした。難易度が高い問題ではありますが、正解肢である「若年労働者の約半分がいわゆる正社員である」という誤りの箇所で気づいた受験生が多かったようです。



明日もがんばりましょう。




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