2020年05月28日

「ランチタイム・スタディ 2020統計数値」の64日目は、「令和元年賃金引上げ等の実態に関する調査結果の概要」から「賃金引上げ等の実態」の調査記載事項です。(ここは、飛んでしまいましたが、第61回の続きになります。)


賃金引上げ等の実態

【令和元年賃金引上げ等の実態に関する調査結果の概要】

(4)定期昇給制度、ベースアップ等の実施状況

①定期昇給制度の有無及び実施状況

令和元年中に賃金の改定を実施し又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業について、管理職の定期昇給(以下「定昇」という。)制度の有無をみると、「定昇制度あり」の企業が77.5%、「定昇制度なし」の企業が21.8%となっている。

「定昇制度あり」の企業の定昇の実施状況をみると、「定昇を行った・行う」企業が71.2%、「定昇を行わなかった・行わない」企業が6.2%となっている。

一般職の定昇制度の有無をみると、「定昇制度あり」の企業が83.5%、「定昇制度なし」の企業が15.8%となっている。

「定昇制度あり」の企業の定昇の実施状況をみると、「定昇を行った・行う」企業が80.4%、「定昇を行わなかった・行わない」企業が3.0%となっている。


②定期昇給制度とベースアップ等の区別の有無及び実施状況

賃金の改定を実施し又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業のうち、「定期昇給制度がある企業」について、ベースアップ(以下「ベア」という。)等の実施状況をみると、「定昇とベア等の区別あり」は、管理職64.3%一般職66.2%となっている。

うち「ベアを行った・行う」は、管理職24.8%一般職31.7%となっている。



<ポイント>

・まず、用語の定義を押さえておきましょう。

定昇等の用語の定義


・続いて、定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)の違いについてですが、定期昇給が、一定期間企業に勤務し、一定の条件を満たした従業員に、あらかじめ定められた基準に従って毎年一定の時期に個別に賃金を引き上げるものであるのに対して、ベースアップは、多くの場合は労使交渉に基づいて、あらかじめ定めていない額について、企業の賃金水準そのものを変更するものです。要するに、ベアは、賃金カーブ自体を上方に押し上げることになります。

定昇とベア



・ここでは、定昇制度ありの企業は約8割であり、管理職よりも一般職の方が高く、実際に定昇を行ったのも一般職の方が高いと押さえてください。それ以外は数字はあまり意識せず、ベアは企業にとっては人件費の高騰に直接つながりますから、できるだけ避けたいものであるため、「定昇を行った・行う」よりも「ベアを行った・行う」の方が数字は低くなります。



明日もがんばりましょう。



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