2020年05月28日

択一式で得点アップを図るには、①見直しをする「時間」が取れることと、②間違いを修正するだけの「見直し力」が残っているかが肝心です。

仮に見直す時間があったとしても、疲れ切っていて、問題を読んでも頭が働かないとなると、せっかくの時間が得点アップにつながりません。

模試や昨年の本試験終了後に答え合わせをした際に、「あと5点は取れたのに・・」とか、「じっくり考えていれば5問はできたはず」などと、思ったことはありませんか。

うっかりミスをしてしまい、「なんでこんなところを間違えたんだろう」と後悔することが多かった人ほど、択一式試験でこの「時間」と「見直し力」の2つを得れば、本試験中に5点のアップが可能ということになります。

では、この2つを得るために、本試験までに準備できることは何でしょうか。

それは、
ラクに取れる問題を多くする ことです。
ラクに取れる問題が多くなれば、その分、考える時間が短くなるため、本試験(択一式試験)の後半の時間に、「見直し時間」の確保「クリエイティブな頭」の回転が期待できます。

それでは、ラクに取れる問題を多くするためには、本試験までに何をしておけばいいのでしょうか。
次の4つが挙げられます。

①「横断
・各科目の横断をやっておくと、科目による違いが浮き彫りになりますから、すぐに正誤判断が付きます。特に、各科目のテキストの後ろの方にくるもの(たとえば、「不服申し立て」や「書類の保存」など)は、横断で整理しておくといいでしょう。気づきが早くなる分、なぜか、文章を読むスピードも知らぬ間に速くなり、的確に読みこなせている自分に気が付きます。

②「改正
・改正は、出題される可能性が高いため、出題を予め予測できることから、そこに網を張っておくと、確実に正解できます。そのうえ、予測したことがドンピシャだと試験の最中にモチベーションが一気に高まり、他の問題にも良い影響を及ぼします。

③「過去問・基本問題
・過去問をやっておくと、出題パターンを知ることが可能です。過去と同じ箇所が出題された場合、過去と同じ論点が問われるケースが多いため、「出題者の意図」と「問題の論点」を読み取ることで、問題への対応能力が高まります。「今更、過去問をやるの?」と思われる方もいるでしょうが、比較的リピート率が高い徴収だけはやっておくとか、自分が苦手な科目・項目だけは目を通しておくなど、部分部分で利用する手もあります。
【参考】 過去問の問題ページに書き込んでしまうのもひとつの手段

④「数字」のチェック
・数字の問題は正誤判断がすぐに付きますので、本試験の直前の最終段階では、数字だけを拾い上げて、テキストの読み込みをしていくことをおすすめします。社労士試験は、元をただせば数字の試験ともいえますので、テキスト読みを1ページ30秒ほどでチェックしていきます。「数字」と「自分が線を引いている箇所」だけをなぞっていくと重要数値が頭に残ります。本試験では残像が頭の片隅に残っていると、引き出しがすぐに開きます。


この4つを駆使して、最終段階の学習に取り入れてみてください。
功を奏すると、本試験択一式でラクに取れる問題が増えるはずです。

ラクに取れる問題が増えるということは、その分、「時間」が生じ、「見直し力」が働くことになりますから、5点程度のアップは可能となりますから、その結果、合格ラインを突破する可能性が高くなります。

ぜひ、実践してみてください。




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