2020年03月19日

「ランチタイム・スタディ2020統計数値」の18日目は、「労働力調査(基本集計)」及び「労働力調査詳細集計」から、「若年層の雇用動向」の調査記載内容です。


若年層の雇用動向

【労働力調査(基本集計)2019年(令和元年)平均(速報)結果の概要】
【労働力調査詳細集計(速報)令和元年平均結果の概要】


(1) 若年層の完全失業者は前年と同数

若年層の完全失業者は、2019年平均で60万人と、前年と同数になった。
若年層の完全失業率3.4%と前年と同数になった。


35~44歳の完全失業者数は、2019年平均で31万人と、前年に比べ2万人の減少となった。
35~44歳の完全失業率2.2%と、前年と同率となった。

<ポイント>
・若年層とは、ここでは15~35歳を指します。
・今回から、35~44歳の動向が示されるようになりました。これは、政府が就職氷河期世代の支援を示したことによります。ここに文章として記載することで、より多くの方の目に触れることになります。


(2) 若年無業者は3万人の増加

若年無業者は、2019年平均で56万人と、前年に比べ3万人の増加となった。

35~44歳無業者数は、2019年平均で39万人と、前年に比べ1万人の減少となった。

<ポイント>
・「若年無業者」とは、ここでは、15~34 歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者としています。したがって、(1)の若年層の完全失業者の60万人とは別に、56万人の若年無業者がいることになります。(完全失業者は「労働力人口」の方に含まれますが、若年無業者は「非労働力人口」の方に含まれます。)


(3) 「若年層のパート・アルバイト及びその希望者」は5万人減少

「若年層のパート・アルバイト及びその希望者」(いわゆるフリーター)は、2019年平均で138万人となり、前年に比べ5万人の減少となった。

男女別にみると、男性66万人と前年と同数、女性72万人と5万人の減少となった。

<ポイント>
・「フリーター」とは、「15~34歳の男性又は未婚の女性(学生を除く)で、パート・アルバイトして働く者又はこれを希望する者」のことをいいます。試験の際には、ニート(若年無業者)とフリーターを混同しないよう気をつけましょう。




明日もがんばりましょう。



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