2020年02月14日

「ランチタイム・スタディ」の第89問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月23日の佐藤塾ブログの
『「ランチタイム・スタディ2019本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、89問目は、択一式の国民年金法です。

正答率17%の問題で、難問です。

※難問とは、合格者でも正答率が50%を割ってしまっている問題を指します。
※正答率1割台(17%)となり、前問よりも一気に5%も下がりました。


<問題( 択一式 国年 問10 )>

〔問〕 保険料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 令和元年8月に保険料の免除(災害や失業等を理由とした免除を除く。)を申請する場合は、平成29年7月分から令和2年6月分まで申請可能であるが、この場合、所定の所得基準額以下に該当しているかについては、平成29年7月から平成30年6月までの期間は、平成28年の所得により、平成30年7月から令和元年6月までの期間は、平成29年の所得により、令和元年7月から令和2年6月までの期間は、平成30年の所得により判断する。

B 国民年金の保険料の前納は、厚生労働大臣が定める期間につき、6月又は年を単位として行うものとされていることから、例えば、昭和34年8月2日生まれの第1号被保険者が、平成31年4月分から令和元年7月分までの4か月分をまとめて前納することは、厚生労働大臣が定める期間として認められることはない。

C 平成31年4月分から令和2年3月分まで付加保険料を前納していた者が、令和元年8月に国民年金基金の加入員となった場合は、その加入員となった日に付加保険料を納付する者でなくなる申出をしたとみなされるため、令和元年7月分以後の各月に係る付加保険料を納付する者でなくなり、請求により同年7月分以後の前納した付加保険料が還付される。

D 令和元年10月31日に出産予定である第1号被保険者(多胎妊娠ではないものとする。)は、令和元年6月1日に産前産後期間の保険料免除の届出をしたが、実際の出産日は令和元年11月10日であった。この場合、産前産後期間として保険料が免除される期間は、令和元年10月分から令和2年1月分までとなる。

E 平成27年6月分から平成28年3月分まで保険料全額免除期間(学生納付特例の期間及び納付猶予の期間を除く。)を有し、平成28年4月分から平成29年3月分まで学生納付特例の期間を有し、平成29年4月分から令和元年6月分まで保険料全額免除期間(学生納付特例の期間及び納付猶予の期間を除く。)を有する者が、令和元年8月に厚生労働大臣の承認を受け、その一部につき追納する場合は、学生納付特例の期間の保険料から優先的に行わなければならない。



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step1 正解は・・・



A
   


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step2 解説

A 〇 (法90条2項ほか) 本肢のとおりである。申請による保険料免除については、免除を受けようとする期間の属する年の前年(当該期間に1月から6月までのいずれかの月が含まれる場合にあっては、当該月の属する年の前々年)の所得により、免除の審査が行われる。

B ✕ (法93条1項、令7条、平21厚労告530号) 本肢の者は、令和元年8月に60歳に到達し被保険者資格を喪失することになるので、平成31年4月分から令和元年7月分までの4か月分をまとめて前納することは可能であり、当該期間は、6月又は年を単位として前納することを要しない「厚生労働大臣が定める期間」として認められている。

C ✕ (法87条の2第3項・4項) 前段部分は正しいが、請求により還付されるのは「令和元年8月分以後」の前納した付加保険料である。

D ✕ (法88条の2、平30.12.6年管管発1206第1号) 多胎妊娠でない場合には、産前産後期間として保険料が免除される期間は、出産予定月の前月から出産予定月の翌々月までである。したがって、本肢の場合には「令和元年9月分から令和元年12月分まで」保険料が免除される。出産前に産前産後免除に係る届出がなされた場合であって、出産の予定日の属する月と実際の出産の日の属する月が乖離した場合であっても、原則として産前産後免除期間の変更は行わない。ただし、出産の予定日を基準とした産前産後免除期間よりも出産の日を基準とした産前産後免除期間の方が長い場合や、出産前に単胎で届出を行った者が、その後、多胎であることが判明した場合には、産前産後免除期間の変更の届出を行うことができる。

E ✕ (法94条2項) 学生納付特例の期間より前に保険料全額免除期間を有する者については、先に経過した月の分(平成27年6月分から平成28年3月分までの保険料全額免除期間)から追納することができる。




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step3 コメント

・択一式の国民年金法の問10は、保険料に関する問題であり、すべて事例問題でした。A~Dの難易度が高く、じっくり考えた場合には、この1問だけでも10分程度の時間を要してしまうことが想定されます。できる問題から片づけた方がいいかもしれません。



来週もがんばりましょう。




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