2020年02月10日

「ランチタイム・スタディ」の第86問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月23日の佐藤塾ブログの
『「ランチタイム・スタディ2019本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、86問目は、択一式の労働一般常識です。

正答率29%の問題で、難問です。

※難問とは、合格者でも正答率が50%を割ってしまっている問題を指します。
※正答率が2割台になりました。


<問題( 択一式 労一 問1 )>

〔問〕 我が国の常用労働者1人1か月平均の労働費用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「平成28年就労条件総合調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 「労働費用総額」に占める「現金給与額」の割合は約7割、「現金給与以外の労働費用」の割合は約3割となっている。

B 「現金給与以外の労働費用」に占める割合を企業規模計でみると、「法定福利費」が最も多くなっている。

C 「法定福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「厚生年金保険料」が最も多く、「健康保険料・介護保険料」、「労働保険料」がそれに続いている。

D 「法定外福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「住居に関する費用」が最も多く、「医療保健に関する費用」、「食事に関する費用」がそれに続いている。

E 「法定外福利費」に占める「住居に関する費用」の割合は、企業規模が大きくなるほど高くなっている。



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step1 正解は・・・



A
   


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step2 解説

A ✕ (平成28年就労条件総合調査) 平成27年(又は平成26会計年度)の「労働費用総額」は、常用労働者1人1か月平均416,824円であり、「労働費用総額」に占める「現金給与額」の割合は「80.9%」、「現金給与額以外の労働費用」の割合は「19.1%」となっている。

B 〇 (平成28年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。「現金給与以外の労働費用」79,632円の内訳は、「法定福利費」47,693円(労働費用に占める割合59.9%)、「退職給付等の費用」18,834円(同23.7%)、「法定外福利費」6,528円(同8.2%)であり、「法定福利費」が最も多くなっている。

C 〇 (平成28年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。「法定福利費」47,693円の内訳は、「厚生年金保険料」25,914円(「法定福利費」に占める割合54.3%)、「健康保険料・介護保険料」16,881円(同35.4%)、「労働保険料」4,244円(同8.9%)などとなっている。

D 〇 (平成28年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。「法定外福利費」6,528円の内訳は、「住居に関する費用」3,090円(「法定外福利費」に占める割合47.3%)、「医療保健に関する費用」877円(同13.4%)、「食事に関する費用」616円(同9.4%)などとなっている。

E 〇 (平成28年就労条件総合調査) 本肢のとおりである。



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step3 コメント

・択一式の労働一般常識の問1は、平成28年就労条件総合調査から労働費用の問題でした。ここは、直近では平成28年本試験選択式労一A~Cで出題されています。特に、本問の正解肢のAは、平成28年本試験選択式労一のAとまったく同じ数字が論点となっています。また、平成22年択一式でも出題されています。過去問を択一式、選択式に限らず目を通しておき、整理しておけば、難なく解答することができた問題といえます。

・ただし、過去問で学習しておけば解答できたとはいっても、通常、過去問は出題当時の数値のままです。過去問で法令を学習する場合には、改正事項が網羅されているため過去問を安心して利用できますが、統計数値に関しては、そのまま過去の数値を鵜呑みにしてしまっていいものか、判断に迷うのが実情です。そこで、現在のランチタイム・スタディの終了後に引き続いて実施する次のランチタイム・スタディで、2020年の統計数値を取り上げ、過去に出題された数値を現在の数値に焼き直してお届けします。ここで、過去に出題された各種統計の問題を今年の数値で確認してください。これだけやるだけでも、かなりの力がつくはずです。引き続き、がんばって取り組んでいってください。



明日もがんばりましょう。




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