2020年01月16日

「ランチタイム・スタディ」の第69問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月23日の佐藤塾ブログの
『「ランチタイム・スタディ2019本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、69問目は、択一式の健康保険法です。

正答率47%&合否を分けた問題です。

※「合否を分けた問題」とは、「合格者だけの正答率」と「全体の正答率(ただし、全体正答率65%未満)」とで、13%以上差が開いた問題で、2019年本試験択一式70問中、全部で15問あります。


<問題( 択一式 健保 問2 )>

〔問〕 健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 被保険者の資格を取得した際に決定された標準報酬月額は、その年の6月1日から12月31日までの間に被保険者の資格を取得した者については、翌年の9月までの各月の標準報酬月額とする。

B 67歳の被扶養者が保険医療機関である病院の療養病床に入院し、療養の給付と併せて生活療養を受けた場合、被保険者に対して入院時生活療養費が支給される。

C 保険者は、訪問看護療養費の支給を行うことが困難であると認めるときは、療養費を支給することができる。

D 標準報酬月額が28万円以上53万円未満である74歳の被保険者で高額療養費多数回該当に当たる者であって、健康保険の高額療養費算定基準額が44,400円である者が、月の初日以外の日において75歳に達し、後期高齢者医療制度の被保険者の資格を取得したことにより、健康保険の被保険者資格を喪失したとき、当該月における外来診療に係る個人単位の健康保険の高額療養費算定基準額は22,200円とされている。

E 被保険者が死亡したときは、埋葬を行う者に対して、埋葬料として5万円を支給するが、その対象者は当該被保険者と同一世帯であった者に限られる。




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step1 正解は・・・



D
   


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step2 解説

A ✕ (法42条2項) 資格取得時決定された標準報酬月額は、6月1日から12月31日までの間に被保険者の資格を取得した者については、翌年の「8月」までの各月の標準報酬月額とされる。

B ✕ (法110条1項) 本肢の場合には、「入院時生活療養費」ではなく「家族療養費」が支給される。

C ✕ (法87条1項) 本肢の場合は、療養費の支給対象とならない。療養費は、「療養の給付若しくは入院時食事療養費、入院時生活療養費若しくは保険外併用療養費」の支給を行うことが困難であると認めるとき、又は、被保険者が保険医療機関等以外の病院、診療所、薬局その他の者から診療、薬剤の支給若しくは手当を受けた場合において、保険者がやむを得ないものと認めるときに支給されるものである。

D 〇 (法115条、令42条4項・5項) 本肢のとおりである。75歳到達時特例対象療養について適用する高額療養費算定基準額(70歳以上の外来のみに係る高額療養費算定基準額を含む)は、当該療養を受けた者の年齢及び所得区分に応じて、通常の高額療養費算定基準額の2分の1に相当する額とされる。

E ✕ (法100条1項、令35条、昭7.4.25保規129号) 被保険者が死亡したときは、その者により生計を維持していた者であって埋葬を行うものに対し、埋葬料が支給されるが、「被保険者により生計を維持していた者」とは、被保険者の死亡の当時その者の収入により生計を維持していた者をいい、被保険者と同一世帯にあったか否かは問われない。





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step3 コメント

・択一式の健康保険法の問2は、正解肢であるDの75歳到達時の特例の数字まで覚えていたかどうかが決め手になっています。高額療養費算定基準額の箇所は、どうしても後回しにしてしまう場合が多いところですが、本試験直前でも目を通していたかどうかで1問取れるかどうかの分かれ目になります。合否を分けた問題となっていることも頷けます。



明日もがんばりましょう。




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