2019年11月15日

「ランチタイム・スタディ」の第31問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月23日の佐藤塾ブログの
『「ランチタイム・スタディ2019本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、31問目は、択一式の厚生年金保険法です。

正答率72%の問題です。



<問題( 択一式 厚年 問10 )>

〔問〕 厚生年金保険法に関する次のアからオの記述のうち、正しいものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。

ア 第1号厚生年金被保険者又は厚生年金保険法第27条に規定する70歳以上の使用される者(法律によって組織された共済組合の組合員又は私立学校教職員共済法の規定による私立学校教職員共済制度の加入者を除く。)は、同時に2以上の事業所(第1号厚生年金被保険者に係るものに限る。)に使用されるに至ったとき、当該2以上の事業所に係る日本年金機構の業務が2以上の年金事務所に分掌されている場合は、その者に係る日本年金機構の業務を分掌する年金事務所を選択しなければならない。

イ 船員たる被保険者であった期間が15年以上あり、特別支給の老齢厚生年金を受給することができる者であって、その者が昭和35年4月2日生まれである場合には、60歳から定額部分と報酬比例部分を受給することができる。

ウ 障害厚生年金の支給を受けている者が、当該障害厚生年金の支給要件となった傷病とは別の傷病により、障害手当金の支給を受けられる程度の障害の状態になった場合は、当該障害厚生年金と当該障害手当金を併給することができる。なお、当該別の傷病に係る初診日が被保険者期間中にあり、当該初診日の前日において、所定の保険料納付要件を満たしているものとする。

エ 64歳である特別支給の老齢厚生年金の受給権者が、被保険者(前月以前の月に属する日から引き続き当該被保険者の資格を有する者に限る。)である日が属する月において、その者の標準報酬月額とその月以前の1年間の標準賞与額の総額を12で除して得た額とを合算して得た額及び特別支給の老齢厚生年金の額(加給年金額を除く。)を12で除して得た額との合計額が47万円を超えるときは、その月の分の当該特別支給の老齢厚生年金について、当該合計額から47万円を控除して得た額の2分の1に相当する額に12を乗じて得た額が支給停止される。

オ 適用事業所の事業主は、第1号厚生年金被保険者であって、産前産後休業期間中や育児休業期間中における保険料の免除が適用されている者に対して、当該休業期間中に賞与を支給した場合は、賞与額の届出を行わなければならない。

A(アとエ)  B(アとオ)  C(イとウ)  
D(イとエ)  E(ウとオ)




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step1 正解は・・・



B
   


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step2 解説

ア 〇 (則1条) 本肢のとおりである。なお、本肢の選択は、2以上の事業所に使用されるに至った日から10日以内に、所定事項を記載した届書を、日本年金機構に提出することによって行うものとされている。

イ ✕ (法附則9条の4第1項) 坑内員たる被保険者であった期間と船員たる被保険者であった期間とを合算した期間が15年以上であり、かつ、受給資格期間を満たしている昭和35年4月2日生まれの者は、「62歳」から、特別支給の老齢厚生年金が支給される。

ウ ✕ (法56条) 障害手当金は、障害の程度を定めるべき日において障害厚生年金の受給権者である者には「支給されない」。なお、最後に障害等級1級~3級に該当する程度の障害の状態に該当しなくなった日から起算して障害状態に該当することなく3年を経過した障害厚生年金の受給権者(現に障害状態に該当しない者に限る)については、障害手当金が支給される。

エ ✕ (法附則11条1項、平6法附則21条1項) 60歳台前半の老齢厚生年金の受給権者が被保険者(前月以前の月に属する日から引き続き当該被保険者の資格を有する者に限る)である日(厚生労働省令で定める日を除く)が属する月において、その者の総報酬月額相当額と基本月額との合計額が「28万円」を超えるときは、所定の方法により、60歳台前半の老齢厚生年金の支給が停止される。

オ 〇 (則19条の5第1項) 本肢のとおりである。産前産後休業期間中や育児休業期間中など保険料免除期間中に支払われた賞与についても標準賞与額として決定し、年度の累計額に含めることとされているため、賞与額の届出は提出しなければならない。





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step3 コメント

・択一式の厚生年金保険法の問10は、組合せ問題でしたが、イ、ウ、エの誤りが比較的容易に判断できるため、正解できた人が多かったようです。



来週もがんばりましょう。




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