2019年09月09日

次のようなご質問をいただきました。


[質問]
年のせいか、学習して覚えたつもりでも、すぐに忘れてしまいます。
覚えるには繰り返し学習するしかないと思うのですが、何か注意点はありますか?


[回答]
同じ箇所を繰り返し学習することはとても大事なことです。
というのも、1回のインプット学習だけで覚えられる人はまずいません。
したがって、最初にインプット学習をした後に、一定の間隔で問題を解いてみたり、テキストを読み返すことで知識は定着していきます。


※インプット学習:テキスト等に目を通し、知識や情報を整理し理解すること。
※アウトプット学習:問題を解き、得られた知識が定着しているどうかを確認すること。

ただし、最初に行うインプットで「制度趣旨や根幹にある考え方をじっくりと確実に理解する」ことが反復学習の効果を高める上でも肝心です。


社労士試験は範囲が多岐にわたり、覚えなければならない量が多いのが特徴ですが、

K(記憶力)=I(信号の強さ)×R(反復)

という算式が成り立ちます。

確実に覚えるためには、最初の信号(I)が強くなければ、反復を繰り返しても思った通りの結果になりません。
最初のインプット学習をおざなりにする(信号が強くない)と、反復する効果が低くなります。

この最初のI(信号の強さ)は、その箇所を「どうやって覚えるか」というところまでやっておくべきです。

たとえば、安衛法の安全衛生管理体制のしくみをかんたんな表にまとめておくとか、老齢厚生年金の加給年金額と、障害厚生年金の加給年金額の違いを整理しておくなど、 最初のインプットの際に、どれだけ明確に違いを際立たせ、ポイントを押さえるかが重要です。

裏を返すと、資格学校のインプットの時間が長いのは、最初のI(信号の強さ)が重要なことがわかっているからです。

いずれにしても一度学習した範囲を繰り返すことは必要ですが、最初のI(信号の強さ)が強いと、反復に要する労力が少なくて済みますので、その分、直前期には早く楽に反復することができますから、多くの科目に目を通すことが可能となり、択一式の得点が合格ラインに達するわけです。




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